自閉症やADHDなどを総称して発達障害と呼ばれています。
当事者である私は、同じ自閉症spなどの子ども達が集まる場所に行くことがあります。
親も発達系であることがよくあり、その会は子供も大人も発達系です。
親睦パーティは、天国のように居心地がよかったです。なんとも言えない和やかで安心できる空間になっていました。
ブリヂストンの品質保証課の職場の雰囲気がどす黒い灰色だとすると、ここの色は水色とピンク色の空気でした。
ずっと、深呼吸していたいやさしい空気… ずっとここにいたい！ …そう感じていたのは私だけではないでしょう。
学校などでは異端者である自閉症児たちは、互いに活き活きとコミュニケーションしていました。
そこではみんな対等で、序列などなく、目を輝かせて興味を分かち合い共有します。
宇宙のこと、天体のこと、恐竜のこと、自然科学のこと…小さい博士たちが、そのみずみずしい知識を話し合っています。
互いの言葉に反応しあい、会話がとめどなく発展して行きます。
この博士を連れてきたら、どんなに更に盛り上がったでしょう。彼ならちょっとしたロケットぐらい手近な物で作れますから。
私の子どもも、宇宙や天体や恐竜、天候、ロケット、放射能、GM（遺伝子組み換え）フードなどに興味をもっていて、そこでは活き活きと子ども達と話します。先生が「話について行けない」と苦笑いしていました。
外界もこんなだったらいいのですがそうではなく、かれらはいつもは異端児としての立ち位置にいます。この空間が特殊な天国なのです。
ある日、その子ども達と車で動物園に出かける時、窓際の取り合いをしていました。私が「交替で座れば、平等だよ」って言うと、ある子どもが、「車に乗って既に〇分経過している 先に窓際に座っている人が圧倒的に有利だ これを果たして平等と言えるだろうか」と言ったんです。そしてまた議論が始まりました。
本当に、すごいですね…＾＾
かれらはコミュニケーションの障がいでしょうか？とんでもない。上質なコミュニケーションをしています。
そのコミュニケーションは対等で、暴力性がなく紳士的です。「どう思う？」「こうだよ」「いやこうとも考えられる」「その考えはいいね」
かれらをひねり潰して一方的な空気（＝誰かの利益となる空気）を押し付ける人達の方がよっぽどコミュ障だと私は思います。
