ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

本当のことは声が小さい

2020-04-30 | 社会・政治のこと

本当のことは、声が小さい

本当のことを隠すためのものは、声が大きい

前から思っていたこのことを、再度学びました。布団に就いた子どもにそのことを話すと

「そういうのは ある」と、フフフとはにかみ笑いをして腑に落ちたような返しをしました。

「本当の気持ちをごまかしで押し潰してはだめよ」と言いました。

これは私自身がすごく学んだことですから。

 

:::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

本当のことを隠すためのもの(嘘や誤魔化し)は、やたらと声高で理路整然としていて

完璧風な佇まいをしている一方、本当のことは声が小さくて、論理で武装されておらず、

か弱い。だから、いつもこっちがかき消される。

 

私は騙されない性分だと思っていたのに、どうやら人並みか人一倍騙される性分で

今、その経緯をふりかえって、ヒトがどうやって騙されるかを知性化することで

これを消化しようとしています。(昇華と書く程いいもんじゃない) 精一杯の、慰めです。


      アーレント



今思うと、私は 本当はいやがっていたんです  それが答え、賢明さだったんです

でもそのことを 無意識に禁じていた…  どうして、そんなことを自らしたのだろう

本当のことはとても声が小さくて、控えめで、オドオド自信がなくて

それをかき消す他のものたちが幅を利かせて、本当のことを押し潰していました。

 

途中から気づいたのではなくて、最初から いやがっていたのに 答えはそれだったのに

それをほぉっかむりして 騙されて奪われる方向に。

 

騙しが完全に露呈すると、ほぉっかむりしてきたものたちが、

「わたしの存在に気づいていたくせに無視したでしょ」と私に問うてきました

本当に。どうして自ら押し殺してしまったの… 

 

このメカニズムを白日に晒さないと、また繰り返す。

 

自分がどうやって過ちの道を歩いたかを緻密に考えることで、

騙しの被害を消化しようと思っています。

 

声が小さいものこそ、賢明な答えでした。


 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 愛着と価値 | トップ | 裸電球 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会・政治のこと」カテゴリの最新記事