ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

魂に触れるピアノ

2019-10-08 | フジコ・ヘミング

フジコ・ヘミングのピアノを聴くと、涙が出てくるという声がたくさんあります。

私も同じです。

関西に住んでいた頃、通勤電車の中でイヤホンでフジコの弾くリストの「溜息」を聴いていたら

涙が出てきました。なんで彼女の演奏を聴くと、涙が出てくるんでしょうか…

 

 

 その音は、魂に響いてきます。

          

 

彼女は演奏技術をこてんぱんに批判されています。滅茶苦茶言われています。

機械のように精密で正確な上手いピアニストはたくさんいますが、彼女のようなピアニストは滅多にいない。

音楽を聴くのは、技術に感服するためではないから、私は卓越した技巧の演奏を求めていません。

音楽は、曲芸じゃないし、技能テストじゃないし、競技大会じゃない。詩や絵画と同じで。

フジコの技術を躍起になって叩く人からは、幼稚さを感じる。

 

知人の絵描きが言っていました。「上手いは褒め言葉ではない」って。言う事それしかないってことだから。

この言葉を言われたら、「そっか…」と落胆するって。

フジコのピアノは、子どもを寝せる時にも、安心して聴かせられます。

 

      

 

彼女の弁護人より 

 



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。