良く言えば骨董市、悪く言えばガラクタ市 がひっそりとやっていて
先日行きました。そこの店主のお婆ちゃんは病気でしゃべる時に赤べこ人形の様に
震えて大変そうでした。そこのお客に90近いお爺ちゃんが来ていました。
私に第二次大戦中のことや大刀洗飛行場のことを話して下さいました。
戦闘機は飛び立つ時よりも着陸する時に長い滑走路が必要で、それを敷ける程
何もなくて(田んぼがあったと思う)平らな土地は大刀洗ぐらいだった、と
話していました。とても貴重でコアな戦争の情報を語られていることはわかったので
一生懸命理解しようとして聴きましたが、彼の話の1割未満しか、わからなかった。
爺ちゃんの話は主語がわからないとか 発音がわからないとか 今何の話をしてるのか
わからないとかで… 彼が先に何か古物を購入し、その様子を私と子どもは見ていました。
女店主が「1000円」と言うと爺ちゃんが「1500円出すよ」と言ってやりました。
すると女店主は「じゃぁ2000円」と言いました。私達は内心ずっこけました。(帰宅後
爆笑しながら話してました)爺ちゃん「こん婆さんが!(笑)」と言い1500円を出し、
女店主は「1000円でいい」と今度は言い、爺ちゃんが「1500円出しちゃる」と言って
それで終わりました。女店主は病気でも頭はしっかりしていました。私も2点買いました。
本当は買いたい物はなかったのですが、ジュースを貰ってソファーで爺ちゃんの長い話を
聴いていたのと女店主の様子から、何も買わずに出ることができなくて、DIYに使えそうな
物を漁りました。うち1点は値札が350円とついていて、あとの1点は150円の箱に入って
いました。だから合計500円の筈なのに、女店主は「700円でいい」と言ったので
箱に150円と書いてあったと言うと、無事に500円となり、支払いました。
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