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英国の生活 ~ケンブリッジ~

日々気づいたこと、感じたこと等、気ままに書こうと思います。

朱赤

2006-03-08 | 
 
 昨日、日本に住む大切な友人からお手紙が届きました。
 下鴨神社の写真が同封されており、京都が恋しくなってしまいました。

 私は生粋な日本人であり、海外で生活するのは今回が初めてですが、
 わずか半年足らずで“目”がこちらの景色に慣れてしまったのでしょうか、
 下鴨神社の鳥居の朱赤色が新鮮に目に映りました。

 そして、友人がカメラを通して見た景色を共有できることがウレシイ。

 木々の葉が落ち、冬の曇り空の下には、鳥居や橋の朱赤。
 日本の美しさは、色づかいにもあるのかもしれません。
 決して派手ではなく、華やかですが繊細さや隅々まで行き届いた心配りを
 感じられるような…。

多国籍

2006-03-07 | 

先日、「インターナショナルランチ」に参加しました。
参加者たちが、自国の料理を持ち寄ってのランチタイム。

先週末は「タイナイト」、その前週は「マレーシアナイト」へ参加。
「~ナイト」と題して、それぞれの国の食事やパフォーマンスを楽しむパーティのようなものです。

ケンブリッジは、学生の町であると共に留学生も多いため、
“人”だけを見ていると、どこの国に住んでいるのか分からなくなりそう…。

初対面の方には、必ずといっていいほど出身国を尋ねられ、
もちろん、私も同じ質問を返しています。

天職

2006-02-10 | 
 週一回、Women's Group 主催のレクチャーを聴講しています。

 レクチャーといっても参加者は少人数。ランチタイムに行われていることもあり、食事やお茶を飲みながらのアットホームな雰囲気です。
 
 先日は、“Bertie May and Mrs Fish”の著者である Xandra Bingley氏の講義でした。
 この本は、副題に「Country Memories of Wartime」とあるように、戦時中の田舎暮らしを描いたようです。戦時中といっても、その時代の(著者の子どものころの)思い出物語。

 レクチャーでは、この物語についてや出版社の担当者とのやりとり等々、和やかに話が進められました。

 わずか1時間ほどのレクチャーを終え、私はこの本を読んでみたくなりました。 彼女の人柄が大変魅力的だったために、「読んでみたい」 という気持ちにさせられたのかもしれません。

 また、彼女こそ“天職”に就いている方なのかな、とも感じられました。
 「書くことは、つまらない作業」
 なんてこともおっしゃっていましたが、出来上がった作品をとても楽しそうに、我が子を愛でるように紹介している姿には惚れ込んでしまいました。

 つたない英語で質問した私にも丁寧に答えてくださり、分からなかったら何度でも聞けばいいんだな…という英語を話す勇気も教えていただけました。

 そして、最後に彼女が私に向かって言ってくれたのは「Keep Writing」。
 私のメモ帳のようなこのブログでも、続けていくことが大切だな…。

おばけ

2006-02-01 | 
 先日の英語のレッスン時のこと、
 先生のクリスが

 「私のペンはどこ? アンクル ジョージ?」

 と言いながら、部屋の中をウロウロ。

 「ジョージってダレ? クリスの叔父さま?」と私。

 「ノー、ノー、ノー、昔のよくある名前」とクリス。
 
 さらに

 「昔、この家にジョージって人が住んでたかもしれないから」とクリス。

 渡航前に読んだ本に

 「英国人は幽霊を怖がらない」
 「幽霊の住む家は貴重」

 とか、書かれていたような…。
 そんなことを思い出した私はクリスに質問。
 
 「英国の人はおばけを怖がらない、って聞いたけど、どう思う?」
  
 クリスの住む家は19世紀に建てられたそう。
 う~ん、何だかイロイロありそうな気がします。
 
 この話の続きはまたの機会に…つづく。



★井形慶子 『生活大国イギリスの知られざる習慣』 大和書房刊 

初夢

2006-01-02 | 
 一 富士(無事)
 二 鷹 (高く)
 三 茄子(事を成す) 【写真は茄子(aubergine)とミカン(satsuma)】

 昨日も夢を見ました。
 そして、今日も。
 夢には、St Michael's Mount(英国のモン・サン・ミッシェル)が登場。
 この夢の吉凶はわかりませんが、
 ここは、行きたい場所のひとつ。
 英国の西南端にあります。

 今年の夏くらいには行きたいなぁ~と、地図を眺めて楽しんでいます。
 英国南部の旅は、なかなか面白そう。

南東から
 カンタベリーの大聖堂(Canterbury Cathedral)
 イーストボーンのセブン・シスターズ(Seven Sisters)
 ワイト島(Isle of Wight)
 プリマスの町(Plymouth)
 ペンザスのセント・マイケルズ・マウント(St Michael's Mount)
 ミナーク・シアター(The Minack Theatre)
 セント・アイヴス(St Ives)

 見所沢山。
 私の覚書のようになってしまいました…。
 

迎春

2006-01-01 | 
あけましておめでとうございます。

英国の田舎の静かな元日を過ごしています。

☆2006年が誰にとっても心地よい一年でありますように☆

4ヶ月の謎

2005-11-22 | 
 新しい環境に慣れるまでには、やはり、それなりの時間が必要だなと感じている今日この頃。

 その、「それなりの時間」とは、4ヶ月間のような気がしています。

 「4」という数字には“物事が成り立つ基礎”という意味が含まれているらしく…。
 
 英国暮らしも、そろそろ4ヶ月が過ぎる頃。
 思い返してみると、

 1ヶ月目:新しい環境に慣れることに精一杯。

 2ヶ月目:無意識のうちにストレスを感じていたらしく、私は過食気味でした。
       もちろん、太りました。

 3ヶ月目:ストレスのため、食べすぎで太った!ということに気づいてしまい…

 4ヶ月目:自分のペース、スペースを取り戻す期間。

 不思議なことに、「これはストレスだな」と自覚した途端に食べすぎは改善され、太った分も徐々に削がれてゆきました。ほっ。

 そして、今があるわけです。

 

もぐり

2005-10-20 | 
 今日は大学院の授業(Criminology)をこっそり聴講してきました。

 “こっそり”のはずでしたが、広い講堂でもなければ、生徒は20名ほど。
 これはゼミ(?)です。

 お陰で教授の声、生徒が質問している声もしっかりと聞くことができました。授業内容が濃く充実している、ということはわかったものの、私の語学力ではついていけませんでしたが…。

 授業終了後には、しっかりと配布資料までいただいてきました。

 今回は“こっそり”と聴講したのですが、毎週木曜日の夕方には、一般向けの講座が開かれているようです。しかもその講座は、無料で事前に予約なし。
 なんて恵まれた環境なんでしょう!

1997年

2005-10-19 | 
 テレビで1997年にヒットした歌特集を放映していました。
 私が初めて英国を訪ねたのは、この年の夏だったため、この歌番組で流れた曲をきっかけに、今まで思い出すこともなかった英国の景色が蘇えってきました。

 例えば、ウィル・スミス。映画『MIB(Men In Black)』が英国でも上映されており、毎日使っていたバス停には『MIB』の広告が貼られていたな…とか。

 何かひとつを思い出すと、芋づる式に出てくるものです。

 ダイアナ妃とマザーテレサが他界されたのも97年夏でした。ホストファミリーと一緒に、両者の葬儀をテレビで見たな…。
 そして、滞在していた町(Coventry)の教会には、ダイアナ妃に捧げるための花束を手にした人々が後を絶ちませんでした。花束は山積み。よく見ると、花にはメッセージが添えられていました。

 パパラッチ(paparazzi)という単語を知ったのもこの時でした。

アーティストの部屋

2005-09-17 | 
 友人のAさんと一緒に、モザイクアーティスト(デザイナー)のお宅を訪ねました。
 左の写真はいくつかある部屋の一室。さすが、アーティスト!まるで美術館のよう。

 この部屋だけでなく、廊下部分の壁には森林の写真のような壁紙が全面に施され、パソコンやプリンターは赤のフェラーリ模様(マーク?)一色。そして、庭には、大人が何人も入れそうな鳥かご(鳥の家)があり、何羽もの鳥が自由に空を羽ばたくように飛んでいました。

 生活する空間を心地良く…。
 自分の好きな色や物に囲まれて過ごすことの楽しさを教えていただきました。