’０６年最後のミニツーリング（２）

真備町が近すぎてツーリングとしては不完全燃焼なので、腹ごなしに毎度の道の駅「かもがわ円城」に行き自由解散と決まった。

満腹後にヒートウエアで暖まってバイクで揺られると、眠くなるのではと心配したが、眠くなるのは胃腸に血液が集中して脳へ回る血液量が不足するからだそうで、今回の様に満腹だが実は腹八分の場合は胃腸に無理が掛からないからか眠気は感じなかった。

雲が早く流れていて北部の方（道の駅「かもがわ円城」の方向）では雲が垂れ込めていて俄雨が降っている様に見える。帰宅後の洗車の手間を考えると、南部へ目的地を変えたい気分だが団体行動なので仕方がない。絶対雨に降られると思っていたが、あに図らんや・・・、路面はビショビショに濡れていて対向車は濡れているが私達が走る部分は雨は降っていない。途中、対抗したバイクツーリングの一団は可哀相に寒空の下濡れ鼠だが、我々は雨に降られるまま道の駅「かもがわ円城」に到着した。このメンバーには雨男は居ないと云う事なのだろうか？（雨男などは迷信に過ぎません。念の為・・・）

道の駅では、車で来た気分で買い物する妻を牽制しつつ見張っていたが、白菜だか、ナメコの天ぷらだか、山菜おこわ３パックだか、桜エビだか、和紙細工の箸袋だか、次々に買い込んでしまう妻に降参である。

バイクには荷物が積めない（いや、工夫をしないと積み難い）。左右のサドルバックには雨具や身の回りのモノが入っていて、予備の防寒具として積んでいたキルトダウンとかも着込み、無理矢理積み直して隙間を空け、妻のお買い物を詰め込んだ。（で、当の本人は、リヤトランクとか格好が悪いから嫌だと言い張り、形ばかりの小さなサドルバックで済ませている。出先で荷物を増やす妻こそラゲージラックが必要なのでは・・・。今回も危うく段ボール箱を積んで帰らされる処だった・・・ヤレヤレ）

道の駅「かもがわ円城」での自由解散の後、いつものルートをウチ夫婦２人だけでゆっくり流して帰宅したが、途中やはり自宅方面には低く雲が垂れ込めていて雨が降っている様に見えた。途中で雨に降られたら合羽を着るのかと聞いたが、妻は強気発言で通る頃には晴れると言い張った。現実、路面はビショビショだが雨には遭わずセルフＧＳで燃料補給の後、無事に帰宅した。（今回は、シャッターのリモコンを持ってきていたので入庫が楽勝だった）

さて・・・、雨には遭わなかったモノの、俄雨の直後を走ったバイクは泥跳ねも付き汚れている。「さ、自分のバイクは自分で洗車しよう！」と云うと妻は「チョット、トイレに行ってくるから待っててね！」と自宅に入ってしまう。トイレならトレーラーですれば？前回から落としてないので使用ＯＫだから・・・と止めたのも虚しく自宅内に消えてしまった。

ナイトロッドを洗い終えて、コンプレッサーのエアダスターで水滴を落としながら拭いていたが・・・妻はトイレから戻らない。樹脂部品に専用のクリーナーを付けて磨いた後にも・・・妻はトイレから戻らない。車体の大部分がＷＡＸ不要（と、云うかＷＡＸ出来ないブラックデニム塗装）なのでメッキパーツにのみＷＡＸをサッと塗って洗車を終えても妻はトイレから戻らない。

２階に呼びに行こうかと思ったが、地下から２階に上がるのも面倒なので、途中まで洗車をしておいてやろうと親切心を起こして妻のスポスタを洗車し始めた。サドルバックを外し、シャンプーを付けてジャバジャバ洗ったが・・・妻はトイレから戻らない。仕方がないのでエアダスターで吹かしながらウエスで水滴を拭いていたが・・・妻はトイレから戻らない。塗装部分とメッキパーツにＷＡＸを塗って乾かしていても・・・妻はトイレから戻らない。仕方がないから拭き上げても妻はトイレから戻らない。で、結局２台とも私が洗車する羽目に・・・(/_;)

バイクドーリーに載せて定位置に格納し、２台ともバッテリーの自動充電器をセットした。暫く乗らないだろうから、バイクジャッキで前後サスを浮かせて完了である。後はホコリ除けのシーツを被せればＯＫ。だが・・・少々くどい様だが、妻はトイレから戻らない。

若干の怒りを込めてドスドス階段を２階まで上がったが、妻はこれから降りて洗車をすると言い張る。２時間とは長いトイレである。（何でも、２階に上がってトイレを済ませ、少し横になったら・・・２時間経ったらしい）ヤレヤレである。