色内埠頭公園の朝は早い。いや、私はノンビリ寝ていたいのだが、他の車中泊車の皆さんの朝は早い。夜の内は、皆さん声を潜めて静かに生活して居られたが、朝の到来と共に家族同士ですら大声で叫ぶ様に話し始める。早く起きる様に子供達を叱り、サッサと朝ご飯を食べる様に子供達を叱り、早く布団を片付ける様に子供を叱っている。どちらかと云うと、私自身は親陣営と云うよりも子供陣営に居座っているので・・・親御さんの叱り声が気になるのだろうか?(折角の北海道旅行なのに、子供を叱りっ放しなのもドウかとお思うが・・・)
歯抜け状になった色内埠頭公園駐車場では朝食の支度を始める車中泊者も多い様だ。このまま、ここで再び眠る事は難しそうだ。五月蝿いし、暑い。どこか発々でエアコン稼働出来そうな場所に移り朝寝のやり直しをするしか無いのか?で、珍しく朝7時に我が家も出立してしまう。
で、異動先は朝7時から営業開始する海を挟んで対岸の小樽市観光駐車場である。何にしろ、色内埠頭公園駐車場にキャンピングカーを置き去りにして小樽観光に出掛ける訳にもいかないので、有料駐車場に入れておくべきだろう。駐車料金は1日600円だが、入場時に車中泊の有無を聞くと、翌朝7時迄に出立していれば1日料金で車中泊OKとの事。これなら昨夜の内にココで車中泊をさせて貰えば良かったと少し後悔した。発電機でエアコンを動かしたいと云うとじゃあココに停めてと場所指定された。と、云う事は発電機でエアコン駆動で再び朝寝突入のお墨付きを頂いた訳。で、7時過ぎから小樽運河沿いのお店が開くであろう10時前迄朝寝に突入した。(そう云えば、今回の北海道キャラバンでエアコンの必要性を感じたのはココだけだった。ココでも、良い風が吹いているので窓を空けて風を通せばエアコンは不要だったカモ知れない)目覚ましで9時半に起きて、電子レンジで冷凍チキンライスをチンして朝ご飯とした。それから観光地が始動する10時を目処に小樽運河に出かけた。(外に出ると肌寒かったので軽く上着が必要だった)
ガラス細工の店を冷やかしたりしてみたが、特に愉しくも無いし時間も潰せないので・・・野菜不足を補う為にバイキングに行こうと云う話になり(?)小樽運河食堂の中のバイキング「浅草橋ビアホール」にフラッと入ってしまう。(だって、北海道食材限定と書いてあったし・・・)野菜だけを食べる筈だが、何故か野菜以外の料理も皿に乗りたがるのは御愛嬌。
食後は、食後の散歩として歩き回ったが、辻々で人力車の営業に会うのがチョット苦痛。で、満腹を抱えて歩き回るのもアレ(?)なので、市営駐車場のキャンピングカーに戻りチョットだけ昼寝をしてしまう。さて、しかし、夜まで居られる駐車場に甘んじて、このままダラダラ寝てフェリーの乗船を待つのは流石に勿体無いだろうと云う話になり、再び青の洞窟クルーズに行ってみる事にした。今度は出発地が異なる別の会社の船を予約してみた。
今度はグラスボート(底がガラス張り)なので海の底が見える奴に乗ってみた。南米チリの人に何故がブルーかと聞かれて、ウニが海底の海藻を食べたので白砂の海底が透けて見えるので海がブルーになると(TV番組で観た通りを)説明しておいたが、グラスボートなので、そんな説明もして下さった。
海藻にはウニが群がってきて食い尽くし白砂になる。だけど、白砂の上にいるウニは飢えているので身が入らずスカスカなのだそうだ。
今回も神秘的に青かった筈なのにスマホの画像は、それなりにしか青く無かったので再チャレンジしたのにガッカリだが、ま、時間が潰れて良かったと思っておこう。フェリーに乗船すれば風呂に入れるだろうが、青の洞窟クルーズで潮風を浴びたので早く洗い流したいと奥様が云うので、昨日と同じ湯の花手宮殿に行った。駐車場にキャンピングカーを駐車して降りると、駐車場から北東(北北東?)から次々と花火が打ち上がっている。急ぐ用も無いので着替えを握りしめたまま暫し花火見物を愉しんだ。そう云えば、前々回の離道の日にも小樽FTから対岸の花火を眺めた事があった様な気がした。この時期には北海道各所で花火大会があるのだろう。その後、湯の花手宮殿で入浴し、2階で夕食を食べておいた。
小樽港フェリーターミナル到着は20時頃。舞鶴港では、トップ乗船が取れた時間だったが、良く考えて見れば今日は盆休みからの社会復帰を滞りなく終えようと思えば離道の最終日になるのだろう。フェリーターミナルには20時過ぎの時点で既に多くの車が待機していて5列目か6列目だった。場内アナウンスでは、本日は大混雑しているので乗船時間を早めると流れている。とは言いつつ2時間以上あるので、キャンピングカー内で船室内で食べる夜食を作り始めた。大量に買い込んだ冷凍食品は自宅に土産で持って帰る事になるだろうが、せめてもの抵抗で、船内で消費する分は食べておこうと云う事に。
炊飯した炊き込みご飯はラップに包んでオニギリにして、冷凍食品の餃子や唐揚げも調理して弁当の折に詰めて徒歩乗船する奥様に託した。ギャレーの片付けを終えた頃に乗船開始となった。が・・・、我が家のキャンピングカーの前のワンボックスカーの方がDQNで在らせられて・・・。先ずは、同乗者は徒歩乗車と云うルールを無視してリヤをフルフラットにしたベッドに奥さんと子供達が乗っているのを地上誘導員に発見されてしまい、そこで手回り荷物を準備して子供達を連れた奥方様が荷物を運び出すまで乗船が停まってしまった。停車場所から走り出して直ぐの事で、状況が判らない後方の車両からはクラクションも鳴っている。御本人達は全力で急いでいるのだろうけど、運転者の旦那は手を貸さない中で子供達連れの奥方様一人で荷物を仕立てて手に持って子供達を連れて徒歩乗船は酷なのかも知れない。実際の時間は5〜6分だと思うが恐ろしく長い時間が過ぎて、寝間着姿の奥方様とパジャマ姿の子供達と荷物が徒歩で出て行って乗船が再開された。その次は、車両乗船前の乗船券の確認でトラブル発生した。その件のDQN氏は 乗船券を持っていないらしい。(これは想像だが、奥方様が乗船券を持って降りてしまったのでは無いか?)誘導員が沢山集まってきて、車両プレート等で乗船予約の有無を無線で確認中なのだろうか?更に、誘導員の皆さんが2派に割れて・・・後続車を先に乗船させようとする派と、その場でDQN氏の乗船確認を済ませようとする派とで一悶着が発生する。で、再び暫く乗船が止まり、確認が取れたのか後で確認する事になったのかDQN氏の車に引き続き乗船をした。我が家の奥様は、船室に入って暫く待っても私が来ないので心配になって(?)デッキまで見に行ったそうだが、動かず停まっている我が家キャンピングカーの写真を何枚か撮ったのだそうだ。
件のDQN氏のワンボックス車は車両甲板に入り次第、誘導されて乗船口側で列から離れたので、その後がどうなったのかは判らない。尚、我が家は同乗者は徒歩乗船を厳守しているが、車両甲板に着いたキャンピングカーの大部分からは家族連れで降りて来られているので・・・先ほどのDQN氏家族も同乗乗船を認めてあげれば良かったのにと思った次第。結局、乗船開始が予定より30分繰り上がったにも関わらず、30分ほど出航は遅れてしまったそうだ。
我が家は入浴を終えているので、キャンピングカー内で調理して持ち込んんだ夜食を肴に船室で宴会を開いたのは云うまでも無い。今回はポータブル冷蔵庫を船室に持ち込んだので冷たい飲み物と食料の残りは冷蔵保存出来るので安心だ。
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