むすび居合道の刀一会《JMMA会員》

日本武道本質「むすび」を探求している道場。むすび居合を提唱。武術居合道を通じて平和理念を解きます。もしもしむすび協会会員

居合道質問⇒「大会で固くなる、緊張する」どうしたらいいのか?

2022-03-31 11:36:25 | 日々一言
こんな質問はよく聞くところです。
稽古では良いのですが、審査会や大会になると
思うようにできない、出来が悪い
果ては「緊張」という二文字に悩まされると。

答えとして
A: 平常心です常に。
普段であっても、有事の場合に遭っても常にあるべき心を持っていなさい。

B:  稽古の時から意識を変える。

それでは考えていきましょう。
Aの答えは、初心者にとってはとても分かりづらい、不親切な答えです。
しかし、場馴れした者にとっては「全くその通り」となります。
また、
平常心については、初心者には分かっているようで
分からないので

具体的に「平常心」について相手をみて説く必要があります。
そして、「あるべき心」の中身について詳細に述べる必要があります。

次に
Bの答えです。
稽古の時から意識を変える。
これは正解ですが、
どう意識を変えるのか?  どういった意識で・・ということを
説いていくことが必要です。

当会の答えは次の通りです。
参考にしてください。

大会で固くなったり、緊張したりするのは
その大会での意識が非日常(非常)となっているからです。
つまり
道場での稽古時に
大会や審査のような本番モードに意識がないためです。

つまり普段の稽古を「なんの緊張も持たずに」
また、
「本気で」
「真剣に」
「大会の場面と同じ状況を頭に描いて」
やっていないためです。

とくに「本気」で入門時からやっていかないと
健康志向目的で入門したとしてもです。
武術武道は健康目的としては
はっきり言ってあまりそぐわないものです。

しかし、健康目的で入ってこられる方も少なくないと思います。
そんな方も、いずれは真剣を持つことを考えれば
居合刀をつかっていても真剣と思って稽古をしていくことが肝心です。

普段から本番だと思って、意識していることで
大会も道場稽古も一人稽古も審査会も観客の前でする奉納演武でも
その差異はないことで

つまるところ非常時が常となり
本番と練習という区別はなく
結局どんな場面に遭っても意識は同じところとなり

緊張とか固くなることはなくなります。

普段の稽古と大会も同じ意識でやれるということです。

以上のことが理解できない場合は
あなたの道場の先生に聞いてみたら必ず
教えてくれるはずです。




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