むすび居合道の刀一会《JMMA会員》

日本武道本質「むすび」を探求している道場。むすび居合を提唱。武術居合道を通じて平和理念を解きます。もしもしむすび協会会員

どうしたら真剣がもてるか

2020-07-25 22:27:46 | 刀一会technique
刀を持ちたい!
刀を振ってみたい
刀をカッコよく扱いたい
居合を習ってみたい
ちよっと立ち止まり考えましょう。

刀を扱うその気持ちは、あとからでもいいと思います。
当会では
刀は、極論ですがどうでもいいです。
そのわけは

刀は武器だからです。
つまり武器といっても所詮は道具です。
つまり
普段の生活の中で様々な道具を使って生活をしているのか゛
我々人間です。

その道具(シャモジやぺん、茶碗、カバン、包丁、携帯、自転車・・・)
をどう扱っているかという事です。
その扱い方の雑な方は
刀の扱い方も雑になります。

モラルの話をしているわけではありません。
道具、つまりモノの扱い方に対する"意識"の話をしています。

普段扱っている物に対して
キチンと扱う訓練なしでは、刀もやがては
それらのモノと同じ扱い方になっていきます。

モノを扱う意識というのには、
原則9つの意識があります、
私の教えている生徒さんはご存じなんですが
その意識がきちんと稽古されていないと刀はおろか
モノの扱いは"雑"となっています。

そうじゃないという方は素晴らしいと思います。
"雑"というのは、悪いといっている、そのモラル的な意味で使ってはいません。

雑の対義語は、"丁寧"ですもちろん。
武術的に言いますと、重心をとっているという事になります。

刀でも重心をとって持つということを教えていただける先生はいます
私もそれを教える全剣連の先生を知っています。
それはさて置きまして

刀を大切に扱えるというのは、
言葉で大事だとか、丁寧にだとかいってもそれはどういう感覚なのかを
教えない限り「ことば」のみの知識で終わってしまいます。
そこが武術の落とし穴となっています。
そこが教えることが困難なのです。
そこが教える先生が少ないという事なんです。

刀を持って
居合道をして
刀と一体化となって
全ては「意識」、意識の世界を極めていないとダメだよと
当会では教えています。

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