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むすび居合道の刀一会《JMMA会員》

日本武道本質「むすび」を探求している道場。むすび居合を提唱。武術居合道を通じて平和理念を解きます。もしもしむすび協会会員

準備・構えは恐怖からはじまる

2022-04-02 19:48:52 | 日々一言
武術/武道の構えについて
誤解のないように言うと、
構えは単なる形ではありません。

プロ(師範・高段者・探求者)向きに言うと
むすび意識の領域となります。

それはともかくとして、
単なる形ではないということは、
構えは、対する相手(国やテロ集団等も含め)に備える
これが主目的です。

構えの先にあるものは、
逃げる・戦う(闘う)・説得するとなりますが
相手が攻撃してこない場合は
構えを相手との間合いを考えて、安全なところまで下がって
その構えをとくことになります。

自分がもし、80歳だとしたら
その備えは限られてきます。
自宅はこんもりした林があり、すぐには隣も警察も駆けつけてくれない
そんなところに住んでいたら

寝ている時間
そこへ強盗が2人~3人で入ってきたら

そんなことを考えて
備えておく
これが準備
構えです。
私も田舎に住んでいたことがあるのでわかりますが
木造2階建て
2Fで寝ている場合
祖父は寝床の近くに鍬の柄を置いていました。
田舎だからです(実際の話です)
小さなころは何の目的で使うかわからなかったため
寝ている祖父の頭にその鍬の柄を倒して
祖父に殴られそうになりました。

まぁ昔話はともかくとして
田舎では
警察が来るまでに強盗は逃げてしまいますし
隣近所もあてにはなりません(離れすぎていて)

犬も毒を盛られたり
下調べをしてくるプロの犯罪者には
ドーベルマンを買っていてもまずは永遠に眠らされてしまいます。

さて1Fで侵入者があり目覚めれば
そばにある鍬を構えます。
仕込み杖でもいいですが

2Fに上ってきたら
迷わずに鍬を振り下ろします。
仕込み杖や槍があれば、相手のみぞおちめがけて
体当たりするだけで効果があります。

相手(強盗)が死ぬとか考えては、
死体となるのは自分になるだけです。

もちろん相手を殺してしまえば
普通の人間なら良心の呵責に苛まれるその後となりますが・・・

それはその人がまともな人間だという裏返しです。
そんなことにならないために
どうするか、それが《構え》です。

最悪な状態は、強盗に殺され財産を奪われることです。
その次が強盗を返り討ちにしてしまうことです。
しかし、
強盗を取り逃がしたら
仕返しにくるか
別の人が被害にあうため

心を決めて対峙する覚悟がいることには変わりありません。

自分が殺されてしまうのは、
実は、
自分だけの問題ではありません。
自分の命をこの世に授けてくれた両親や神様に
強盗のために命を落とす羽目になるのは
ある種の罪です。

では、強盗に侵入されないような対策・準備を
二重、三重、五重に張り巡らせておかなくてはということです。
また、お金の問題ではありません。

洗濯干しに、
空手着や柔道着を干しておくのも一手です。
この家には武道家や警察官のいる家かもしれないと思わすことも
できます。
赤色灯を置いておく
数キロ先にも響くサイレンを準備しておく
玄関の扉を鋼鉄製にして(または鉄板を入れる)
外国のように窓には鉄格子をはめておく(外国の生徒さんから聞きました)

日本の窓は鉄格子がない
女性の一人歩きも真夜中でもまずは安心(最近はどうかと思います)
というふうにあくまでも外国から見たらですが

憲法九条では身はまもれません。
ロシアを見ればそれはわかると思います。
寝室も簡単にはいられないように窓にも工夫がいります。
ドアも破られないようなするか
ベッドであれば近くに警棒のようなものを置いておくべきです。
私なら脇差を置いておきます。

これが田舎で高齢の人の場合です。

そんなことまでしなくても
そういう考え方は尊重します。
しかし日本国内でも一家殺害、犯人捕まっていないという例はあります。

それも田舎です。
外国人がこれからたくさん入ってきます。
日本に来てから犯罪を犯すこともあるかもしれませんが

犯罪目的で入国してくる人間が問題となります。
これから過疎化や
都会から田舎暮らしをする田舎に不慣れな人が
真っ先に狙われます。

案外、都会暮らしが安全なのかもしれません。

ということで、構えというのは、
自分も相手も護るという

備え・準備だととらえておきましょう。













恐怖心は結果を知っているため起こる

2022-04-02 07:04:05 | 日々一言
柔道の投げ技
合気道の四方投げ
アスファルト舗装の道路上や
コンクリートを敷き詰められた駐車場で極められたら

恐怖がその投げられるときにフッと湧くのは
その状況下で結果がどうなるか誰でもわかるからです。

では、その結果となる訳は
地球上だから起こることで
宇宙ステーションでは成立しませんし、そもそも
投げ技(地面などにたたきつける)は存在しません。

つまり投げ技は、地球上で
相手を地面に叩きつける
地面にパンチさせています。

武術・武道を成立させている2大事由のひとつ
それが
「重力」です。

高層ビルの屋上から、下を見下ろし
落ちていく自分を想像したとき
恐怖心がフッと湧きませんか?

恐怖心

2022-04-01 16:57:31 | 日々一言
恐怖心や平常心
武道の世界では良く語られています。

ここでは、恐怖心について少し書いてみます。
恐怖には2つあります。

もともと持ち合わせている動物としての(本能)①恐怖心

人間としてその年代、その時による後天的に芽生えた②恐怖心

当会でレッスンで教えているのは①の恐怖心となります。
②は、人それぞれです。

戦争体験のある方は、近くでビンが割れたり、爆竹音で
恐怖心がフッと現れたり
背後に立つと恐怖がよみがえり泣き出す女性(トラウマ)など
私が実際に指導していて経験したことですが
そんな後天的[①]な恐怖心ではなく

人であれば普遍的、絶対的にある恐怖心。
それを
「先」で教えています。

ある武道の書物を読んでいて
修行の結果得られたものに「恐怖心」がある。
とそういう内容がありました。

詳しくは覚えていませんが
レッスン上で恐怖を体験することは本当に必要です。
そのワークは様々ありますが
本質はひとつとなります。
もちろん恐怖心は人間だけではなく
野生動物にもあります。
ですから、武術レッスンで恐怖心が体感できれば
動物にも応用できます。

家にもワンちゃんがいますが、
そのワンちゃんを一瞬でフリーズさせることができます。
(道場で話している方法ですが)
人間も同じです。
そういう意識の技が武術では伝わってきています。
もちろん意識操作とはいうものの、身体操作です。



居合道質問⇒「大会で固くなる、緊張する」どうしたらいいのか?

2022-03-31 11:36:25 | 日々一言
こんな質問はよく聞くところです。
稽古では良いのですが、審査会や大会になると
思うようにできない、出来が悪い
果ては「緊張」という二文字に悩まされると。

答えとして
A: 平常心です常に。
普段であっても、有事の場合に遭っても常にあるべき心を持っていなさい。

B:  稽古の時から意識を変える。

それでは考えていきましょう。
Aの答えは、初心者にとってはとても分かりづらい、不親切な答えです。
しかし、場馴れした者にとっては「全くその通り」となります。
また、
平常心については、初心者には分かっているようで
分からないので

具体的に「平常心」について相手をみて説く必要があります。
そして、「あるべき心」の中身について詳細に述べる必要があります。

次に
Bの答えです。
稽古の時から意識を変える。
これは正解ですが、
どう意識を変えるのか?  どういった意識で・・ということを
説いていくことが必要です。

当会の答えは次の通りです。
参考にしてください。

大会で固くなったり、緊張したりするのは
その大会での意識が非日常(非常)となっているからです。
つまり
道場での稽古時に
大会や審査のような本番モードに意識がないためです。

つまり普段の稽古を「なんの緊張も持たずに」
また、
「本気で」
「真剣に」
「大会の場面と同じ状況を頭に描いて」
やっていないためです。

とくに「本気」で入門時からやっていかないと
健康志向目的で入門したとしてもです。
武術武道は健康目的としては
はっきり言ってあまりそぐわないものです。

しかし、健康目的で入ってこられる方も少なくないと思います。
そんな方も、いずれは真剣を持つことを考えれば
居合刀をつかっていても真剣と思って稽古をしていくことが肝心です。

普段から本番だと思って、意識していることで
大会も道場稽古も一人稽古も審査会も観客の前でする奉納演武でも
その差異はないことで

つまるところ非常時が常となり
本番と練習という区別はなく
結局どんな場面に遭っても意識は同じところとなり

緊張とか固くなることはなくなります。

普段の稽古と大会も同じ意識でやれるということです。

以上のことが理解できない場合は
あなたの道場の先生に聞いてみたら必ず
教えてくれるはずです。



居合道への道 その1 堺市南区の無双直伝英信流刀一会

2022-03-29 20:26:26 | 日々一言

多治速比売神社で稽古をしています。
無双直伝英信流刀一会

稽古は、
毎週水曜日と土曜日。



居合道は、老若男女問わず
礼にはじまり
目的は様々です。
◎健康志向者むけ
◎体力維持
◎精神鍛錬
◎武道に関心がある
◎姿勢
様々な目的をもってみな稽古をしています。

当ブログでは
難しいことを書いているようですが
稽古は難しくはありません。
というのも、難しいものはこの宇宙にはありません。
そう思うあなたの心があるだけ。

居合道は人の教えるものというより
神(宇宙の真理)の教える
指し示す道しるべのようなものと考えればいいと思います。