YOUTH

青春とは人生のある期間ではなく 心の持ちかたを言う
by Samuel Ullman

ニコンカレッジ 岡本洋子の花写真 最終日

2010年03月17日 | 写真
2~3月の岡本洋子先生の「花写真」講座最終日に、前回、雨の新宿御苑で撮った写真の講評をいただきました。

【撮影意図】
ぶら下がった形のツバキ。襞がスカートのようになっているその形に目を奪われました。


【講評】
ツバキとは思えない対象を捉えているが、日の丸構図なので、周囲にもう少し工夫が必要である。

【改善案】
私はカメラの水平を保ったまま撮ったのですが、構図を考えたら少し斜めにして下図のように仕上げれば良かったのだと思います。

 (アップローダーの異常で色がおかしい)


【撮影意図】
たまたま雨滴の向こうに斑入りのツバキがあいていました。滴を覗き込んだらおもしろくないかと思って撮りました。


【講評】
後ろのボケが美しい。しかし滴のピントがいまいちはっきりしない。もっと角度を変えて、滴の向こう側をよく見せる工夫が必要である。

【反省】
この日うまい位置にある滴はこれだけでした。もっと右側に回り込みたかったのですが、それができずに妥協しました。云われてよく見ると、滴が垂れている葉っぱもそんなに美しくありませんでした。対象物を選ぶのは大変なことだと実感しました。


【撮影意図】
広角20ミリで、手前の花と後方の新芽を対比させてみました。

 (アップローダーの異常で色がおかしい)

【講評】
桜の花だけではなく、新芽に注目した点は良い。樹木の間から不必要な明るさが見えており、それが強すぎる。隠す工夫が欲しい。水滴がフィルターに付着している。広角のレンズカバーは小さいので、雨滴には注意すること。

【反省】
背景の窓みたいな部分には気づきませんでした。確かに強いですねぇ。雨の撮影についてはいろいろ対策が必要だと体感致しました。



その他、他の参加者の作品を通して以下のような項目についての注意をいただきました。

○梅や桜等の樹木の花では、太い枝が画面に入ると非常に強く感じてしまう。フレーミングで工夫すること
○メインの白い花が日陰だと全体が青かぶりをしてしまう。光線と陰影を意識すること。
○背景に反射するものが写りこむときには、メインの被写体にかぶらないようにする。また、メインより強くなりすぎないようにする。
○ピントは大切である。手持ちではブレが発生するので難しい。シャッタースピードは1/焦点距離(×1.5 APS-Cでは)を念頭に入れておく。
○背景のボケと被写界深度を上手に利用する。
○雨はss 1/30で映し出すことができる。
○下向きに咲く花はレフ板で光を当てる。
○新緑ではPLの効きに注意する。
○前ボケは不要なものを隠すために利用する。
○背景は大切である。隅々まで注意すること。



次回の岡本先生の「花写真」講座は4月9日に開講です。
この季節になれば生薬の花も咲き始めますので大いに楽しみです。

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