好きこそもののじょうずなれ。「これだけは人に負けない。自信がある。」というものを持つことは良いことです。あなたは、自分の中で一番得意で好きなものは何ですか？
例えばスポーツ。一生懸命に部活動などに取り組めるのはとてもいいことです。いろいろな力を身につけることができます。体力、筋力、瞬発力、持久力、運動能力、あきらめない気持ち、そして協調性。プロを目指してがんばるのもいいでしょう。ただ、それだけがんばればいいのかな？
一番うまくいった場合を考えてみましょう。例えばドラフト会議で指名を受けてプロ野球選手になれたとします。夢の達成ですね。すばらしい！・・・でも、引退後はどうしますか？ある資料によると、プロ野球選手の現役期間は平均9年だそうです。平均引退年齢は29歳だそうです。その年齢で引退したとすると、その後はどうしますか？ 野球解説者？コーチ？監督？もしかするとレストラン経営？または会社員？ そうなると、そのときあなたは何ができますか？どういう資格を持っていますか？・・そのときになって後悔するかもしれません。「もっと勉強しておけばよかった。」「資格を取っておけばよかった。」と。つまり、自分の中での「二番目」（←一番じゃないという意味です。）で勝負しなければならないのです。≪ちなみに、プロサッカー選手は（J１J２に限ると）平均現役期間は2～3年。引退は25歳だそうです！≫
スポーツが一番得意な人にとっての勉強。勉強が得意な人にとっての運動。一番好きな教科に対しての二番目の教科。・・一番を生かすために二番目をがんばる！ そして「二番目で勝負」できる人になってください。そうすれば心にゆとりができますし、一番目か二番目のどちらかを趣味にまわすことができますので精神的に豊かな人生へつながります。（と思います。）
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