勃ちあがった象の白い涙の物語

ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる

田中直紀

2012-02-19 08:38:52 | 社会
ここしばらくの日本における最大の有名人は、田中直紀防衛大臣であろう。
沖縄の基地問題という、非常に微妙な問題を抱えるこの時期の防衛大臣を務めながら、国会で素っ頓狂な発言を繰り返したり、挙句の果てには、無断で姿をくらましたりと、なかなか話題の提供に事欠かない人である。

この人は、大臣就任当時、マスコミから、あの田中真紀子の夫であるという紹介のされかたしかされなかった人で、つまりは、長い国会議員としての生活を送りながら、これといった政治家としての実績を残していない人である。
おまけに、田中真紀子の夫ということは、義理とはあの田中角栄の息子になるわけであり、少なくともある時期までは、日本の政治家として、田中角栄の縁者であるということは、これほどのコネは無かったわけで、そういう恵まれた環境にいながら、目立ったものがないというのは、はっきり言って、政治家としてはどうかな、と思えるほどの人物であるわけである。

しかしながら、正直、個人的には、この田中大臣を、あまり非難する気にはなれないばかりか、あそこまで攻撃するマスコミや野党の姿勢に疑問すら感じる。
政治的な能力はどうであれ、少なくとも、人間としては、すごくいい人じゃないか、と思えるのだ。

少なくとも、小沢さんのように野心があったり、それがために道義的にどうかな、と思えるようなことをするような人ではないと思う。もし、そうであるならば、仮にも田中角栄の縁者なのである。彼のコネが強力だった時代に、もう少し何かをしたんじゃないか。
それに、何といっても、あの田中真紀子の夫なのである。
それだけで、何か同情と応援をしたくなるじゃないか。


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