[2020年5月16日 更新]
今回から、都立高校の推薦入試の倍率がどう変化したかを見ていただく。
まずは前回記事から読んでもらいたい。
<参考>都立推薦入試の平均受験(受検)倍率
2010年度 3.02倍 → 2020年度 2.55倍
と下降している。
◆日比谷高校は安定
比較的、安定した倍率が出ている。
男子は3倍前後、女子が4倍前後と平均倍率よりやや高い子が多い。
都立トップ校だけに、推薦入試では内申点がオール5の子が多いと説明会で聞いている。もちろんオール5でなくても受かる子はいるが、
男子の倍率が2013年にガクンと下がっている。
推薦入試制度が変わり、集団討論を実施することになったため、
「成績は良いがしゃべるのが苦手な子は推薦出願を避けた」のではないかと推測している。西高校も同様だ。
逆に戸山、青山高校は2012年→2013年で倍率はアップしたので、そちらに流れたのだろう。立川、国立(くにたち)高校もアップしている。
◆2021年度、男子アップは確実
男子は今春2020年の倍率が過去11年で2番目に低かった。2.5倍と都立全体の平均以下である。低すぎ。
日比谷高校の人気が下がる理由は見つからない。来春2022年度の倍率は少なくとも3倍程度には上がるだろう。
女子は今年と同じくらいかやや下がるか。
戸山や西を考えていたが倍率が高いので(倍率が下がるであろう)日比谷を受けるという子は少ない。数値を集計できたわけではなく経験上の感触だ。
ちなみに戸山は新制度となった2013年以降で、今春の推薦入試倍率が最高だった。これは追って記事にするのでお楽しみに。
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