都立に入る!

3年連続で倍率の下がっている都立高校

[2020年12月8日 更新]
都立高校の受験倍率や実倍率は毎年ちがう。
しかし時には「上昇傾向」や「下降傾向」が見られる。

ただし、上昇傾向 = 人気アップ とは限らない。
募集人員が減ったため、受験者数は変わらないが見かけの倍率が上がることもある。
<例 広尾高校女子>
2019年度 一般入試受験者152 / 定員89 
→受験倍率1.71

2020年度 一般入試受験者151 / 定員74 
→受験倍率2.04

とは言え倍率は、その高校の人気を測る"ものさし"になる。
今日は3年連続で倍率が上向かなかった、つまり倍率ダウンかそのままだった都立高校を集めた。
旧1~6学区の順で並べている。

男子
八潮 1.22→1.00→1.00→1.00
大森 1.49→1.00→1.00→1.00
駒場 1.64→1.58→1.48→1.26
深沢 1.24→1.17→1.06→1.00
豊多摩 1.98→1.83→1.79→1.67
光丘 1.22→1.00→1.00→1.00
北園 2.20→2.05→1.50→1.31
文京 2.11→1.93→1.62→1.38
向丘 1.92→1.85→1.79→1.45
淵江 1.35→1.19→1.14→1.11
葛飾野 1.39→1.29→1.13→1.00
葛西南 1.27→1.13→1.03→1.00

女子
八潮 1.04→1.00→1.00→1.00
大森 1.22→1.00→1.00→1.00
深沢 1.47→1.15→1.00→1.00
光丘 1.14→1.00→1.00→1.00
練馬 1.20→1.13→1.05→1.00
田柄 1.27→1.26→1.00→1.00
淵江 1.27→1.11→1.07→1.04
篠崎 1.52→1.52→1.47→1.16

学力下位校が多いのはすぐわかる。
男子は北園、文京など中上位校の「高すぎる倍率」が並水準に下がっている。
残念ながらこの2校、2021年度で上がるだろうね。1.3倍台はお買い得すぎる。
駒場も同様。

◆4年連続下降は6校
男子
深沢 1.39→1.24→1.17→1.06→1.00
淵江 1.38→1.35→1.19→1.14→1.11
葛西南 1.39→1.27→1.13→1.03→1.00

女子
八潮1.10→1.04→1.00→1.00→1.00
大森1.22→1.49→1.00→1.00→1.00
淵江1.53→1.27→1.11→1.07→1.04
篠崎 1.54→1.52→1.52→1.47→1.16

さすがに上位校はない。淵江高校の凋落っぷりは目を見張る。
5年連続で倍率ダウン、さすがにないだろうと思ったがあった
田柄高校の女子である。

2013年度から7年連続。
1.86→1.61→1.59→1.58→1.27→1.26→1.00→1.00
ちなみに、2012年度は1.49倍だった。

倍率はあくまで目安。もともと高すぎたため「落ち着いてきた」と見ることもできる。
特に上位校は、志望校の倍率が下がっても入りやすくなることはない。
逆に、入りにくくなることはある。

そんな倍率をはねのけられるほど、入試当日に点を取れるようになることがキミたち受験生のすべきことだからね。

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