少年トッパ

秋ドラ2006

 この秋の連続ドラマで僕が見ているのは3本。僕にしては相当多い方だ。以下、それぞれ2回目まで見た時点での感想を。

『僕の歩く道』 http://www.ktv.co.jp/bokumichi/

 自閉症の青年を主人公にしたドラマ。そりゃ見ないわけにいかんでしょ。
 当然ながら、見ながら思うのは、自分の息子(ご存じない方のために書いておくと、自閉症です)との共通点と相違点である。そういうことならウチの子の方が融通が利く、ああいうのはウチの子にゃ無理かな、なんて考えながら見ているわけである。ちなみにウチの子だって記憶力はなかなかのもので、絵本は何冊も丸暗記している。えへん。僕が威張るこたぁねえか。
 真面目に作られた良心的なドラマだと思うけど、ちょっと生活感が乏しいのが難点かな。大抵のTVドラマがそうなんだけど、住宅展示場みたいな家だもん。そういう部分は『タイヨウのうた』(映画の方)あたりを見習ってほしいなぁ。それに景色もキレイすぎ。まあ、それはいいか。
 それにしても香里奈は美人だね。あんなに容姿端麗で賢くて性格の良い子が近くにいてくれたら、どんなに幸せなことやら。ああ、羨ましい。

『嫌われ松子の一生』 http://www.tbs.co.jp/kiraware-matsuko/

 原作を読んだのは2年ぐらい前だったかな? 松子というキャラクターは好きだけど晩年の描き方には釈然としない、というのが率直な感想だった。映画版では中谷美紀演じる松子は素晴らしかったけど、それ以外のところはほとんど楽しめなかった。そんな僕にとっては、このTVドラマ版の出来は大いに気になるところだ。なので「物語を楽しむ」というよりは「出来不出来を確認する」という不遜な心構えで1回目を見た。
 ……う~ん、つらい。いや、出来が悪いという意味でなく、あの修学旅行での一件を見るのは、まったくもってつらい。切なすぎる。画面の中に手を伸ばして「松子、そこで思い留まれっ」と叫びたくなっちまう。ホントに愚かだもん、松子は。しかし、そういう愚かさは自分も持っているものだ。松子の気持ちが理解できるだけに、その不器用さが愛おしく感じられるのよ。
 内山理名は好演していると思う。しかし、これから先、あの原作通りの物語(多少は改変されるだろうけど)が展開するかと思うと気が重いなぁ。いっそのこと晩年の展開をガラリと変えてくれん? 実はどこかでしたたかに生き延びている、という風に。その方が見てる方にも励みになるって。
 ちなみに原作と大きく違うのは、松子が笙の叔母ではなく、明日香(笙の恋人)の叔母という設定になっていること。これが良い方向に作用するかどうかは現時点では何とも言えないけどね。
 『In The Mood』をテーマ曲にしたのは、同じくビッグバンドによるアッパーな曲を主題歌にした映画版からの影響かな? この点に関しては、ちょいと後追いっぽい感じがしたなぁ。というか、ビッグバンドによるアッパーな曲を使うんなら、奥村愛子の『いっさいがっさい』や『蝶』を起用すれば良かったのに。松子のキャラにピッタリ合ってるんじゃない?

『セーラー服と機関銃』 http://www.tbs.co.jp/kikanjyu2006/

 今さら言うまでもなく、最近の長澤まさみの躍進は凄まじい。3年前に『ロボコン』を観てゾッコンになり、「このまま真っ直ぐに成長してくれ」と願ってきた僕としてはうれしい限りである。まったくもって理想的な成長ぶりじゃないだろうか。ただ、ここまで売れっ子になると淋しい気もするなぁ。
 それはともかく、このドラマのことを最初に聞いた時は「なんで今さら?」と思ったもんだ。安直なリメイク作にウチのまさみを出すんじゃねえ、おら。下手なもん作りやがったらタダじゃおかねえぞ、こんにゃろ。そう凄みながら第1回目を見たわけである(一部フィクション)。
 で、感想。まあまあ面白い。でも、すごく面白いわけでもない。そういう感じ。ただ、このドラマでのまさみの髪型は今ひとつかな。どういう髪型でも似合うんだけど、できれば前髪は分けずに揃えててほしいなぁ。すんません、勝手な要望です。

 あと、NHKの朝ドラ『芋たこなんきん』も見ている。なんてったって藤山直美主演だもんね。ドラマとしては今ひとつ起伏に欠けるけど、のんびりと見ていられるからそれはそれでオッケー。しかし、これに比べると前の『純情きらり』は相当ジェットコースター的展開だったなぁ。なかなか気が休まらなかったもん。

 堀北真希主演の『鉄板少女アカネ!!』、上野樹里主演の『のだめカンタービレ』、それに加藤ローサが出ている『役者魂』も気になったけど、それぞれチラッと見ただけ。誰か代わりに彼女たちが頑張ってるどうか見届けといてくださいませ。

 ついでに、もうひとつテレビの話題。ミュージックステーションでの吉井和哉とザ・クロマニヨンズは実に良かった! 甲本ヒロトが「ちんちんバンドです」と言ったのを受けて吉井が「ソロチンガーです」とのたまうとこなんて最高。これなら日本のロックも大丈夫っすわ。って、どんな基準だ?

コメント一覧

トッパ
●くるぶ氏

わお、そりゃスゴい! ぜひ出てほしいなぁ。っ
つーか、くるぶ氏もついでに出させてもらうべし!

●SKDさん

同感! って、ドラマを見てませんが(笑)。
SKD
え?あのpianomanさんが?
雰囲気ぴったり~(^^)
くるぶし
『のだめカンタービレ』から例のpianomanに、
ドラマ出演だかなんだかのお願いが来たとか来ないとか。。。
トッパ
実は最初の数分間だけ見たんですよ。で、ノレな
かったわけです。
でも上野樹里は好きなので、また今度チラッと見て
みます。
SKD
ウチの娘達には『のだめカンタービレ』好評よ?
二人が観てるから、な~んとなく私も観てます。
ドラマは置いといて、音楽聴くだけでも良いんじゃない?(^^)
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