少年トッパ

<2024年2月16日・17日公開作> 『ボーはおそれている』『WILL』など

週末恒例、名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ! すんません、すごく興味がある作品以外の説明は基本的に割愛させていただきます。

『ボーはおそれている』 <シネマトゥデイ>
『ミッドサマー』で大注目されたアリ・アスターの新作。母親の訃報を受けて帰省する男が主人公のスリラーだそうです。主演はホアキン・フェニックス。ヘンテコな映画であるのは間違いなさそう。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ109シネマズ名古屋/伏見ミリオン座イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『WILL』 <シネマトゥデイ>
東出昌大の狩猟生活を追ったドキュメンタリーだそうです。
※上映館/センチュリーシネマ

『フレディ・マーキュリー The Show Must Go On』 <シネマトゥデイ>
クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーについてのドキュメンタリーだそうです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマイオンシネマ大高

『THE WILD 修羅の拳』 <シネマトゥデイ>
新たな人生を歩もうとする元ボクサーの運命を描いたバイオレンスノワールだそうです。
※上映館/イオンシネマ名古屋茶屋

『風のゆくえ』 <シネマトゥデイ>
養護施設で育った男の苦い青春と再生を描いた人間ドラマだそうです。
※上映館/シネマスコーレ

◎『震える家族』 <シネマトゥデイ>
ある少年を養子として迎え入れたことで恐怖に見舞われる家族を描いたミステリーホラーだそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血』 <シネマトゥデイ>
体験型ゲームをベースにしたドラマの映画版。そのゲームもドラマもまったく知りませんでした。有名なの? 劇団ひとり、剛力彩芽などが出演。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ中川コロナシネマワールドイオンシネマ名古屋茶屋

『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』 <シネマトゥデイ>
高校バレーボールを題材にしたマンガが原作のアニメの劇場版。すごく人気があるみたいですね。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『コーヒーはホワイトで』 <シネマトゥデイ>
喫茶店のメイド店員が研ぎ澄まされた推理力で数々の難事件を解き明かす、という話のようです。イオンシネマの岡崎、豊川、常滑、豊田KiTARAで公開。シネマスコーレでは近日公開みたい。

『シモキタブレイザー』 <シネマトゥデイ>
東京・下北沢を舞台にしたクライムコメディーだそうです。
※上映館/イオンシネマ・ワンダーイオンシネマ名古屋茶屋

『『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -Battle of Pride 2023-【Cinema Edit】』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ

『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2023 / 24/ロイヤル・バレエ「くるみ割り人形」』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ

●リバイバル&特集上映(一部のみ)

『テルマ&ルイーズ』4K
※上映館/センチュリーシネマ

『ナイト・オン・ザ・プラネット』
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ

ビクトル・エリセ特別上映『エルスール』
※上映館/伏見ミリオン座

『軽蔑』60周年4Kレストア版
※上映館/伏見ミリオン座

クイーンのライブ映像『QUEEN ROCK MONTREAL』が22日(木)から4日間限定でIMAX上映されるそうです。名古屋では109シネマズ名古屋イオンシネマ大高

大須シネマ三越映画劇場シアターカフェに関しては、各自でチェックしてくださいませ。刈谷日劇のサイトも要チェック。

先週書き忘れていましたが、テレピアホールで『EVANGELION CROSSING EXPO ―エヴァンゲリオン大博覧会―』が開催中です。4月7日(日)まで。

*     *     *

すんません、先週は結局追記しませんでした。

●観た映画

祝日があったので、今週は調子こいて4本も観ました。

『夜明けのすべて』※超オススメ
ちょっと前に2023年のベストテンを選んだばかりですが、早くも2024年のベスト作品が登場した、という感じ。それほどの傑作だと思います。
PMS(月経前症候群)のため、月に一度、異様なほどの苛立ちに襲われて周囲に当たり散らす女性。そして、もともとは陽気で何事にも意欲的だったのに、突如パニック障害を発症し、気力を失ってしまった男性。ともに20代後半と思しきこの二人の交流を軸に物語は進みます。
素晴らしいのは、この二人が勤める会社の何とも朴訥とした雰囲気。もちろん真面目に仕事をしているんですが、常にどこか脱力感が漂っているとともに、必要以上に他者の事情や領域には踏み込まず、かといって決して無関心ではない、という絶妙な距離感が描かれます。理想的な職場環境と言えるかも。
そんな中で若い二人は、決して恋仲になるわけではなく、いわば「同志」のような関係を築いていきます。最高に愉快なのが、藤沢さん(上白石萌音)が急に山添くん(松村北斗)のアパートを訪れ、散髪すると申し出るシーン。彼女は別に散髪のテクニックを有しているわけではないのに、半ば強引に髪を切るわけです。この時のやり取りには大笑いしました。
そんなこんなで、何度も笑わせてくれ、ほっこりした気持ちにさせてくれる秀作です。ぜひともスクリーンでご覧くださいませ。
……とはいえ、実際に藤沢さんのような人が身近にいたら、どう接するべきか悩みそう。

『一月の声に歓びを刻め』※オススメ
この映画、3つの物語で構成されています。それぞれ濃密で見応えは抜群にあるのですが、その3つの物語に何らかの形で関連性があるのかと思いきや、そうではなかったことには少々拍子抜け。それでも、切実で真摯な想いが込められた作品あることは伝わってきました。
特に、カルーセル麻紀の演技には尋常ではない迫力とリアリティが宿っていて圧倒されました。画づくりの端正さも超一流で、どの構図も隅々まで考え抜かれたものであるように感じました。
肝心の物語ですが、いわば「自らの罪とどう向き合うか」ということが一貫して語られていると思いました。それも、その罪を背負うべきは必ずしも自分ではないのに、自分を責めて苦しむ人たちが描かれます。観ていていたたまれない気持ちになりますが、生きていく上で避けることができない苦悩と向き合ったような手応えを感じました。

『カラーパープル』※オススメ
映画の宣伝文句で、よく「感動大作」ってのを見かけますが、この『カラーパープル』こそ、その言葉に相応しい作品。徹底的に差別され、蹂躙されてきた黒人女性を描くという重苦しい題材ながら、随所でスクリーンから放たれる歌声の力強さ、勇ましさ、情感に心を揺さぶられました。音楽好きの方には特にオススメ。

『レディ加賀』※まずまずオススメ
小芝風花が素晴らしい! これに尽きます。映画の出来栄えとしては、はっきり言っていまひとつな箇所もありました。というか「東京で挫折して地元に戻って町おこしに貢献する」という地方映画フォートマットまんまの展開にはまったく新味がないし、絵に描いたようなコミカル演出にも古臭さが充満しています。
でも、それを補って余りあるのが小芝風花をはじめとする女優陣による見事なタップダンス。専門家の目から見てどれくらいのレベルなのかは分かりませんが、少なくとも僕は魅了されました。
ひとつ残念だったのは、エンドロール終了とともに映画が終わってしまったこと。ほら、この手の娯楽作品の場合、エンドロールが終わったあとに、クスリと笑わせるようなオマケ映像が流れることが多いじゃん。この映画の場合、そこで森崎ウィン演じる詐欺師のその後の様子が描かれる、と予想していたわけです。でも、そうじゃなかったので、すごく物足りなく気分になってしまいました。今からでも撮り足さない?

●読んだ本

『星を編む』凪良ゆう
『夜明けのすべて』瀬尾まいこ

●お気に入りor気になるMUSIC

Cocco『ビアトリス』
ポップしなないで『DOKI』
ヤユヨ『BREAK』

*     *     *

先日、母と一緒にスーパーに行きました。そこで母が、とある雑誌買いたいと言ったのですが、その店で本や雑誌が売られているのは見たことがありません。
それでも念のためレジの人に「雑誌って置いてあります?」と尋ねると、レジの脇に貼ってある店内配置図みたいなものを見て「それなら〇番のコーナーにございます」なんて言うじゃないですか。
ええっ、この店で雑誌が売ってるんだ、と思いながらその〇番のコーナーに行ったんですが、見回しても並んでいるのは調味料などの食品ばかり。その周辺を一通り見ても、雑誌らしきものはまったく見当たりません。
レジに戻って「見つかりませんでした」と言うと、「えっ、そうですか」と怪訝な表情。「出汁は確かに〇番にあるはずですが」「えっ、出汁? ダシ?」「はい、ダシですよね」「いや、雑誌です」。
以上、自分の滑舌がいかに良くないか、という話でした。チャンチャン。

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