週末恒例、名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ!
☆『オッペンハイマー』 <シネマトゥデイ>
クリストファー・ノーランの新作。「原爆の父」と呼ばれた物理学者、J・ロバート・オッペンハイマーの人生を描いた人間ドラマだそうです。アカデミー賞では最優秀作品賞に選ばれました。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/伏見ミリオン座/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
☆『あの夏のルカ』 <シネマトゥデイ>
劇場未公開だったピクサーアニメ。水に濡れると姿を変える「シー・モンスター」の少年が主人公のようです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『映画○月○日、区長になる女。』 <シネマトゥデイ>
2022年の杉並区長選挙をテーマにしたドキュメンタリーだそうです。
※上映館/ナゴヤキネマ・ノイ
◎『RHEINGOLD ラインゴールド』 <シネマトゥデイ>
ドイツのラッパー、Xatar(カター)の半生を描いた人間ドラマだそうです。すさまじく波乱万丈だったみたい。
※上映館/センチュリーシネマ
◎『FEAST -狂宴-』 <シネマトゥデイ>
交通事故の加害者家族と被害者遺族との奇妙な共同生活の行方を描いた人間ドラマだそうです。監督は『ローサは密告された』などのブリランテ・メンドーサ。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
◎『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』 <シネマトゥデイ>
シリーズ第4弾。今回は、瞬く間に全てを凍らせるゴーストが登場するみたい。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『美と殺戮のすべて』 <シネマトゥデイ>
医療用鎮静剤の製薬会社に対する批判活動を続けてきた写真家、ナン・ゴールディンの軌跡を辿ったドキュメンタリーだそうです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
◎『マイ・ファミリー~自閉症の僕のひとり立ち』 <シネマトゥデイ>
オランダに住む自閉症の男性と、彼の両親を追ったドキュメンタリーだそうです。
※上映館/シネマスコーレ
◎『ラブリセット 30日後、離婚します』 <シネマトゥデイ>
韓国映画。離婚を30日後に控えた夫婦が交二人そろって記憶喪失になって……というコメディーだそうです。面白そう。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『パリ・ブレスト ~夢をかなえたスイーツ~』 <シネマトゥデイ>
実在のパティシエの自伝が原作のヒューマンドラマだそうです。
※上映館/伏見ミリオン座
○『エリック・クラプトン:ライヴ・イン・サンディエゴ~伝説の一夜』 <シネマトゥデイ>
※上映館/109シネマズ名古屋
『オリガ・スミルノワのジゼル in cinema』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
『BTOB TIME:Be Together THE MOVIE』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
●リバイバル&特集上映(一部のみ)
『響け!ユーフォニアム』〈久美子2年生編〉
『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
『ラストサムライ』35mmフィルム上映
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
『バッド・ルーテナント』
※上映館/シネマスコーレ
『秒速5センチメートル』
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/センチュリーシネマ/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高
『呪術廻戦』「渋谷事変」セレクション上映(第41~44話)
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋
<MOOSIC LAB>
※上映館/シネマスコーレ
<ギャングスター映画祭>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/中川コロナシネマワールド
大須シネマ、三越映画劇場、シアターカフェに関しては、各自でチェックしてくださいませ。刈谷日劇のサイトも要チェック。
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●観た映画
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』※オススメ
まず、再現度の高さにビックリ。主人公ふたりを含む女子5人組がくだらない会話を交わしながらワチャワチャ騒ぐ様子は、原作を読んでいた時に思い描いていたイメージそのまま。
成功の要因は、幾田りら&あのという二人を声優に起用したことでしょうね。ものすごく会話のテンポが良く、それでいて、不穏だったり刺々しかったりする口調は真に迫っていて、ざわざわと落ち着かない気持ちにさせてくれました。
物語自体は、ほぼ原作通り。これほど情報量が多くて絵も緻密な原作をアニメ化するんだろうかと心配していたんですが、それは杞憂でした。青春ドラマとしてもSFとしても高い完成度の作品だと思います。
ところで、5人組のひとりであるキホの声って、『SPY×FAMILY』のアーニャと『葬送のフリーレン』のフリーレンと同じ人なんですね。すごい落差、素晴らしい技術。種﨑敦美というお名前、憶えておきます。
『四月になれば彼女は』
結婚を間近に控えた青年精神科医と女性の獣医、そして精神科医のかつての恋人をめぐる物語。長澤まさみ演じる獣医が序盤で失踪を遂げ、その理由や行き先を解明していくという、いわばミステリー風の趣向でドラマが進みます。
感嘆させられるのは、景色の美しさ。かつての恋人=森七菜は海外の絶景をめぐって写真を撮影しており、その姿が何度も登場するわけです。このシーンは本当に風光明媚。目の保養になります。
ついでに書くと、佐藤健、長澤まさみ、森七菜に加えて、仲野太賀、中島歩、竹野内豊、そして今をときめく河合優実と、人気も演技力もある役者さんたちが続々と登場するので、そういう意味でも目の保養になります。
<以下。少しネタバレ>というわけで見応えがある箇所もたくさんあるんですが、終盤で明かされる長澤まさみ失踪の真相については……うーん。いや、ありきたりな倫理観を持ち出す気はないけど、彼女の行いはストーカーまがいの行為であって、しかも人の手紙を勝手に読むわ、勤務先に何も連絡せずに仕事を辞めるわ、社会人として問題がありすぎるんじゃないでしょうか。こんなことを思うのは無粋?
『ペナルティループ』※まずまずオススメ
近年やたらと増えてきたタイムループもの。主人公が望むか望まないかはともかく、同じ1日を何度も何度も繰り返す、という話です。もちろん、1日じゃない場合もあるけど、映画やTVドラマでは大体1日ですよね。その方が話を作りやすいからでしょう。
で、この作品の場合は、主人公が自らループを望んだ、という趣向。恋人の命を奪った人物を殺すために、何度も何度も同じ1日を繰り返し、せっせと殺害して死体を始末する、というルーティンを続けるわけです。
面白いのは、殺す側だけでなく殺される側も「昨日も同じ目に遭った!」と気付くこと。なので徐々に駆け引きが始まり、やがては会話を交わすようになり、ついには妙に心が通じ合ったり……という、ちょっとした友情ドラマのような雰囲気になっていきます。
殺す男を演じるのは若葉竜也で、殺される男は伊勢谷友介。どちらもハマり役だったと思います。
惜しいのは、主人公の恋人を変にミステリアスな存在にしてしまったこと。しかも、彼女の正体が明確に明かされるわけではないので、観たあと妙にモヤモヤした気分になります。そこはまあ、平凡な女性という設定にした方が良かったんじゃないかな。
●読んだ本
『射精責任』ガブリエル・ブレア
●お気に入りor気になるMUSIC
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大ショック。偽サイトに引っかかってクレジットカードが使えなくなってしまいました。自分はそんな目に遭うほど愚かじゃない、と思っていたんですが……嗚呼。幸いにも、不正に金を引き出されたりしたことはないみたい。
と思ってたら、僕の友人も同じ時期に偽サイトに騙されてIDとパスワードを入力してしまい、やはりクレジットカードが使えなくなったそうです。最近、こういうケースが増えているみたいですね。みなさんも気を付けて!
それにしても困るのは、映画のチケットをネットで買えないこと。新しいカードが届くまで2~3週間かかるとのことなので、それまでは不便な日々が続きそうです。