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●斉藤和義『虹』
3曲入りマキシシングル。って、今やシングル盤といえばマキシシングルですね。縦長のパッケージに入った8ミリのCDシングル、すっかり見かけなくなりました。
このシングルの目玉は『愛の讃歌』のカバー。ちょっと頼りなげな歌い方は婦女子のハートを鷲掴みにするだけでなく、なぜか男心も震わせます。あと、2曲目の『眩しい雨』は斉藤和義が一番最初に作った曲なんだって。
●ザ50回転ズ『50回転ズのビリビリ!!』
ジャケット写真からは「おちゃらけ系バンド」という雰囲気が漂ってくるけど、聴いてみるとものすごく直球ど真ん中、しかも剛速球。キャッチャーのミットがビリビリしそうです。あ、だから、こういうタイトルにしたのかな?
圧巻は『戦争と政治家』。なんてったってサビが「忘れるなヒロシマを 忘れるなナガサキを」だよ? すげえ。歌詞を読むだけで圧倒されます。こういう内容の歌は一歩間違えると教条臭くなったり独善的に感じられたりすることが多いんですが、作り手に微塵も迷いがない(と感じられる)ので、真っ直ぐな想いがビシバシと響いてくるわけです。この曲で今年の紅白に出てくれないかな。
●PUFFY『オリエンタル・ダイヤモンド/くちびるモーション』
吉井和哉が作詞・作曲した『くちびるモーション』目当てで購入。うん、紛れもなく吉井の世界。盛り上がりそうなサビで大きく盛り上がらないところも吉井らしい。PUFFYの歌い方も適度に気が抜けていて良い感じだけど、吉井の声でも聴いてみたいなぁ。はよセルフカバーしてちょ。
●吉井和哉『Hummingbird in Forest of Space』
で、こちらは吉井のアルバム。安直な表現ですが、洋楽っぽいサウンドです。なんちゅうか、滑走路から空に飛び立っていくような高揚感というかダイナミズムというか、そんな感じが味わえます。って、そんな説明じゃ何のことか分からないっすね。
イエローモンキー時代からの魅力のひとつに「サウンドは絢爛豪華だったり力強かったり凝りまくっていたりするのに、歌われている内容はやたら内省的だったり、みみっちかったり」という点がありますが、このアルバムでもそれは健在。「指相撲」て!
●東京事変『娯楽』
今回は椎名林檎以外のメンバーが作曲した曲ばかり。なので、カバー集に近いような味わいがあります。もちろん、それはそれで大いに結構。
●奥村愛子『ラヴマッチ』
3曲入りマキシシングル。どの曲もいいけど、3曲目の『ゲームのあとで』は大傑作。今年のナンバーワンソング決定と言ってもいいんじゃないでしょうか。さすが奥村愛子。
そんなわけで、この頃は時間があれば奥村愛子ばっかり聴いていたので、その他のCDはどれもあんまりじっくり聴いてなかったりします。なので薄っぺらな感想になっちゃってますね。いつも薄っぺら? ほっとけ。