♪スポットライトは どこかのスターのもの♪

　いやいやいや、良かったんじゃないでしょうか、甲斐バンドのテレビ出演2連発。

　昨日の「さんま＆槇原のナントカ」では『最後の夜汽車』。まあ、この曲を明石家さんまが大好きだってことは有名なので、ほとんどの甲斐ファンにとっては予想通りじゃないかな。
　ギターが田中一郎、ドラムが松藤英男、ベースが佐藤英二、キーボードが前野友常という布陣だったけど、演奏は「当て振り」らしい。かなり昔に録ったものを使ったそうだ（なので当然ギターは大森信和！）。甲斐よしひろのボーカルはどうだったんだろ。不自然には感じなかったから、その場で歌ったのかな？　素人なのでよく分からないけど、かなり良い感じに歌えていたと思う。って、途轍もなく偉そうな言い方ですね。すんません。
　僕が一番ビックリした、というか笑えたのは、歌詞のテロップの文字がものすごく大きかったことだ。いくらファンの多くが老眼になる年代だからって、そこまでデカくせんでも。というか、近いところの文字は読みづらいけど、テレビは離れて見てるから大丈夫だって。気を遣わんといてっ。
　途中、甲斐よしひろがマイクスタンドを蹴って振り回した。よっしゃ、そうでなきゃ。いや、この曲で振り回すのには違和感があるけど、今回は一曲だけだもんね。得意技を披露しておくべき、と判断したんだろう。プロモーション的には、それでオッケー。松藤さんと一郎のツーショットもあったし、満足できる内容だった。

　今日の「ミュージックフェア21」では、まず甲斐よしひろと及川光博とDAIGOの3人で『HERO』。こういう共演の場合、「甲斐さんに全部歌わせろよ」と言いたくなることも過去に何度かあった（先日のスマなんとかなど）けど、今回はそう思わなかった。及川光博とDAIGOも、けっこうサマになっていたもんね。ただ、及川光博に関しては、歌い方のクセを直した方がいいと前々から思っている。何年か前にCDで郷ひろみの『若さのカタルシス』をカバーしていたけど、名曲を台無しにする歌い方だったもん。
　トークでは、なんと甲斐よしひろが藤岡藤巻にダメ出し。DAIGOの「うぃっしゅ」の決めポーズを真似た藤岡藤巻の片方（すんません、どちらか分かりません）に「それ、グワシでしょ」とのたまった。甲斐さん、ホントに楳図かずおネタが好きだよねぇ。そのあと、てっきり藤岡藤巻に対して「キミら、まりちゃんズのくせに」とツッコむかと思ったけど、それはなかった。残念。甲斐バンドとまりちゃんズは同じ1974年にデビューしているから、当時は何らかの交流があったと思うんだけどなぁ。って、もしかして「藤岡藤巻の前身がまりちゃんズ」ってのはテレビじゃNG？
　もう一曲は、予想通り『安奈』。NHKの番組「SONGS」の時とは違って、今回は完全版だ。ホッ。もう飽きるほど聴いているけど、やはり良い曲だなぁ、と素直に思った。まあ、ホントは『HERO』と『安奈』ではなく、1986年の解散直前に出た「夜のヒットスタジオ」の時みたいに『BLUE LETTER』と『漂泊者』だったりしたら超感激モノなんだけどね。『LADY』と『ブライトン・ロック』だったら失神しちゃうかも。『冷血』と『オクトーバー・ムーン』だったら死んでも……って、しつこいですね。
　それにしてもさ、こういう番組、ちゃんとバンドのメンバーの名前も画面に出してほしいよね。もちろん、サポートも含めて。ちなみにギターは田中一郎、ドラムは松藤英男とJAH-RAH、ベースは佐藤英二、キーボードとサックスは前野友常だった。あれ、坂井さんは？

　そういえば「音楽戦士」では斉藤和義が新曲『やぁ無情』を歌ったんだけど、なんと演奏していたのはフラワーカンパニーズ！　しかし、名前は出ず。テレビ局さん、出してあげたってちょーよ。

＜追記＞

　すんません、「ミュージックフェア21」にはベースの坂井紀雄も出ていたようです。ボロいテレビの小さな画面で見ていたので、あんまり隅々まで把握できていませんでした。しかも録画しそびれたので確認できないし……。とにかく、ホントに失敬。ベースが坂井さんってことは、佐藤さんはギターだったんでしょうね。あと、ストリングスも入ってたし、Mac清水氏もいた……のかな？
　書きそびれていたけど、甲斐さんには一瞬でもいいからサングラスを外してほしかったなぁ。