1位 ドリームガールズ
2位 河童のクゥと夏休み
3位 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
4位 舞妓Haaaan!!!
5位 檸檬のころ
6位 キャプテン
7位 机のなかみ
8位 聴かれた女
9位 こま撮りえいが こまねこ
10位 グッド・シェパード
うーん、こんな感じだろうか。外国映画に関しては『ドリームガールズ』がダントツすぎて他の作品がすべて霞んでしまった、という印象。それほどまでに圧倒されてしまったのだ。紅白歌合戦では「歌力(ウタヂカラ)」なる言葉が使われていたけど、『ドリームガールズ』こそまさに歌の力に満ち溢れた作品だったと思う。
日本映画では原恵一監督のアニメ『河童のクゥと夏休み』が文句なしの一番。作り手の志の高さに唸らされ、クゥの可愛さに和まされ、手に汗握る展開にハラハラさせられた。まったくもってお見事!
若松孝二監督の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』は、受け継いではならない愚かさを冷徹な視線で描いた歴史的な一作。前作『十七歳の風景 少年は何を見たのか』がヒドい出来(すんません、はっきり言っちゃいました)だったので実はあんまり期待していなかったんだけど、いやはや、すっかり打ちのめされた。若松監督、やっぱり凄いですわ。
『舞妓Haaaan!!!』は、とにかくひたすら笑える映画。ただ、「くだらなすぎ!」と言われたら返す言葉はないなぁ。まあ、その辺は好みの問題ってことで。
『檸檬のころ』は構成に少々難があるものの、谷村美月の感情表現にはハートを鷲掴みにされっぱなし。『キャプテン』も展開が雑でツッコミどころは多いけど、一途な少年たちの姿に胸が熱くなった。ちばあきお先生も天国で喜んでいるんじゃないかな。
『机のなかみ』と『聴かれた女』は、どっちも「男の浅ましさ」をエグくならない程度のリアルさで描いた秀逸な恋愛モノ。語り口の巧さも共通している。こういう作品との出会いがあるから、マイナーな日本映画を追っかけるのはやめられませんわ。どちらもパンフが作られていなかったのが残念。
『こま撮りえいが こまねこ』は2007年最初に観た映画。もうかなり昔のことのような気がするなぁ。ほんわかした気分になれるので、心が荒んでいる人は観てみて。
『グッド・シェパード』はデニーロ久々の監督作。マット・デイモンが老けメイクに失敗している点は惜しいけど、骨太な社会派娯楽作だった。アンジェリーナ・ジョリーは超キレイ。
この他に候補に残ったのは、観た順に書くと『それでもボクはやってない』『世界最速のインディアン』『ブラックブック』『ブラッド・ダイアモンド』『かぞくのひけつ』『黄色い涙』『レミーのおいしいレストラン』『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』『ヘアスプレー』『クワイエットルームにようこそ』『スマイル 聖夜の奇跡』。以上、あくまで僕の好みなのであしからず。
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