『もう一度君に、プロポーズ
』
とうとう終わってしまいました。
やっぱり最後まで、涙腺擽られっぱなし‥。
ラストはシンプルで爽やかな、絵に描いたようなハッピーエンドでした
前回のラストシーンで始まり‥
見つめる波留さん、笑顔の食卓、二人の背中を眺める太助さんのカットに、
瞬時にうるうる。 今回もダメそう。
そして、その太助さんとのお別れのあたりから‥早かったですよね。
話の展開も、可南子さんの気持ちの流れも急加速。
「私に出来る事ありませんか」
マンションに戻るという波留さんに「私も一緒に行っていいですか」
悲しい状況ではあるけれど、確実に波留さんを想ってる。
まるで太助さんが後押ししているかのように波留さんに向かって、
自然に温かく、心のままに進んでました。
日記を持ち帰っていいですか?と聞いて「じゃあ、また」って、嬉しかったです。
最後だけあって、ふたりのシーンも満載だし。やっぱりお似合いです、このふたり。
そして嬉しかったと言えば、裕樹君。
志乃ちゃんとの事、自分なりにキチンと整理をつけて別れを切り出しました。
あきらめきれない志乃ちゃんに「何度でも話そう」って。
今までの自分本位の立場から、すごく穏やかな大人に成長したんじゃない!
波留さんへの見方が変わってきたことで、自分も変わりだしてる。
そのことに自分でも気付いてて、
「波留さんのお陰なんです。1個1個、向き合っていこうと思って‥」
う~ん、やっぱり根っこはいいヤツじゃないですか!
ミズシマオートのメンバーに違和感なく溶け込んでるのも、いい感じでした。
それを見つめる桂ちゃんも嬉しそうで。
波留さんも裕樹君も、ふたりの良さを分かってる桂ちゃんだからこそ
ふたりが並んで飲んでる姿は特別な画に見えたでしょうね。
その桂ちゃん自身も仕事に意欲的だし。
「自分の可能性を信じてみたい。」
「学んだこと繋げていきたいじゃないですか、未来に!」
漠然と婚活に励んでた頃とは、ふたまわりくらい成長してますね。
さすがは波留さんの一番弟子です。
みんなそれぞれが前を向いて進もうとしてる。
そんなところもこの作品のいいところかな、なんだか新鮮に感じてしまいます。
それから波留さんと実母・晶子さんとの場面。
まだ見ぬ母に会ってみようと決めた心の内も覗いてみたかったけど、
この親子のやりとり、かなりの感動をいただきました。
太助さんの前で向かい合い、正座するふたり。
少し敬語でぎこちないながらも、優しい口調でした。
竹野内さんってこんなに大きかったっけ? 朝加さんが小さいの?
手放してから30数年ぶりに会う息子に謝る母親、
年月の流れや今までの抱えてきた思いがあえて、そんな対比を感じさせたのかなぁ。
太助さんとの思い出の神社へ歩き出したふたり。
「嘘をつかない、優しいオヤジでした」
「俺、幸せでしたよ」 ここで壊れてしまいました、私。
「奇跡だと思ってました。あんなオヤジに育てられたこと、でも」
「あなたの気持ちを引き継ぎたかったんだと思います。だから‥ありがとうございました」
あぁ~、なんて人なの波留さんって人は。
さすが太助さんが生涯かけて愛し、育て上げた息子ですね。
みんなみんな、受け継がれていってます。
晶子さんも幸せですね。ひとときも忘れることのなかった数十年。
太助さんに託した事、目の前にいる立派に成長した息子。
ありがとう、とまで言ってくれる優し過ぎるほどの会話。
最後の最後だったけど、この親子の距離感も素敵です。
「いつか、オヤジみたいな父親になりたいと思います。」
前に太助さんが言ってた「親になることへの躊躇」
まるで霧が晴れていくかのように、それらを一蹴してくれるひと言でした。
ここで横道なんですが‥
竹野内さん、なんて白いシャツが似合うんだろう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart.gif)
ごく普通のシャツ1枚なのに、こんなに爽やかで清潔感にあふれてる。
それプラス、あの笑顔。
晶子さんに手を差し出すシーン、別の意味でもヤラレてしまいました‥。
太助さんのこと、晶子さんのこと。
ひとつひとつ、納得してクリアしてきた波留さん。
次は可南子さんですよね。
『逢いたい』 答えをみつけた証に、結婚指輪を取りだした波留さん。
「誓いま~す!」の思い出のチャペル。
「小さな幸せに気付ける可南子が俺は好きだ」
「この先もずーっと、俺の妻でいてくれないか」
ついにやりました、2回目のプロポーズ!
ここでもまた壊れる私、号泣です。
少し間をおいて「はい」と照れながらも嬉しそうな可南子さん。
優しく抱きしめる波留さん、今までの想いがこみ上げてきたのかな。
すっごくすっごく、嬉しそうでした。
やっと思い続けてきた大切なものに手が届いた充足感いっぱいでした。
やっぱり最後はこうじゃないとね。
今となっては記憶が戻らなくても気になりません。新しいふたりで進んで行けるんだもん。
ふたりで平凡な幸せを一緒に迎えに行って下さい。
みんなの祝福に包まれているふたりですからね
おまけに6年後の3人家族の映像までいただきました。
微笑ましくて、幸せいっぱいの家族。
きっと太助さんと波留さんの様な親子になっていくんでしょうね!
贅沢を言えば… 本当はSPで観たかったシーンでした。
○年後-ってよく使われるじゃないですか。。
この作品では、「いつか、オヤジみたいな父親に‥」ってあれで十分って気がします。
そして「いってらっしゃい。いってきます。」の日常。
今度は図書館帰りの可南子さんが、太助さんのお墓参りに行って
波留さんとの毎日を報告する場面なんかも見たかったなぁ。
とか、別の妄想まで始まっちゃってます。
(やっぱりあと1話分、ちょっと足りなかった感があるのは私だけ?)
でもこのドラマの登場人物、確実に存在してますよ。今も、これからも。
番組が始まる前に、ドラマの後もどこかにいるような、
そんな風に演じていければ‥とか言われてましたが、まさにその通り。
創る側と観る側の想いが重なり合ってこその、類を見ない最高の作品。
一生の宝物を頂きました。
竹野内さん、和久井さん。そしてすべてのキャスト、スタッフの皆さん。
『もう一度君に、プロポーズ
』
お疲れ様でした。本当にありがとうございました。
1年分以上の涙を、このドラマで流したような気がします。
その流した涙の分だけ、心が浄化されたような気もしています。
家族っていいな‥。 と、私しみじみ感じてます。
「遅すぎることなんてないんだよ、生きてるうちは」
確かそうでしたよね、太助さん!