ヤノベケンジ 「となりの晩ごはん」プロジェクト

金沢21世紀美術館友の会zawartによるヤノベケンジ「となりの晩ごはん」プロジェクト 専用ブログ

第23回となりの晩ごはん 素

2005-03-07 19:47:32 | 第23回:藪さん宅

スタッフとしていつも子供都市計画研究所にいる藪さん。毎日来る藪さん相手だからこそヤノベさんも緊張なんかすることなく、素。「話すことないな~」といってひたすら食べます。ここまでリラックスした晩ごはんは遠藤先生のとなりの晩ごはん以来でしょうか?しかし今回の場合はスタッフもとくに内輪でさらにリラックス度高し。そして記録係を合わせても5人という人数の少なさはほんとに一家の食事状態で、ホストもヤノベさんもスタッフも、そして記録係ものびのび。

今日のスタッフの参加者は、研究所でやってきたワークショップやイベントの企画を担当する多田さん。『子供都市ガチャポン』のワークショップや『マフラヴ・プロジェクト』のワークショップを手がけ、藪さんと2人で一緒に仲良く作業する姿がよく見かけたものです。

そして野々瀬くん。彼は多摩美術大学の2年生。3日間手伝いで研究所に来たはずが、そのまま居残って、ずーっと作業してくれたスタッフ。藪さんと一緒に『子供都市ガチャポン』の中身を作ったり、トらびぃを一緒に作ったり。また野々瀬くんと藪さんは同じ学年で同い年の20歳。研究所で成人式をやった、スタッフの中でも若い2人なのです。

第23回となりの晩ごはん 本日のメニューは

2005-03-04 20:19:01 | 第23回:藪さん宅
藪さんちは一軒家で一人で住んでいるそう。ヤノベさんもスタッフも初めての藪さん宅で興味津々で少しだけお宅拝見。玄関を入ってすぐの部屋は藪さんの制作スペース。油絵の2年生の藪さん。学校には描くスペースがないので、家で描いているとのこと。そしてその奥がお茶の間で、すでに晩ごはんが用意されていました。今日の晩ごはんのメニューは
ブイヤベース、じゃがいもとひじきのサラダ、もやしときゅうりをつかったピリ辛サラダ、ガーリックトースト、セロリのステッィク
です。
藪さんはニンニク屋でバイトしているので、ガーリックトーストはニンニク屋仕様。みんなテーブルの上にいっぱいになった料理をみて「おいしそ~」と。

それぞれコップを選んでお茶をついでいきます。ヤノベさんはバンビコップをセレクト。そして5人でカンパーイ!!



第23回となりの晩ごはん ホストはスタッフ

2005-02-08 20:40:04 | 第23回:藪さん宅
第23回となりの晩ごはん

日時:2月17日(木)  美術館出発/20:00
             ホスト宅着/20:15
             ホスト宅発/23:00
             美術館到着/23:15
ホスト:藪いずみさん(金沢美術工芸大学生)
参加者:ヤノベさん、多田さん(IMI)、野々瀬くん(多摩美大生)、新谷
記録係:新谷

23回目のとなりの晩ごはんは、金沢美術工芸大学の学生であり、また子供都市計画研究所のスタッフでもある藪さんち。
藪さんは子供都市計画研究所がオープンしてから、1番目の金沢スタッフ。ほぼ毎日バイト終了後に研究所に訪れ、夜の女という肩書きを持っています。前にも「うちのごはん」とスタッフ間で言っている、研究所スタッフの晩ごはんを作ってくれた一人でもあります。
ヤノベさんも藪さんの晩ごはんを楽しみにしているようで工房に貼ってある、手書きのスケジュールに17「となりのヤブ」とかいて忘れないように!

今日のメンバーはヤノベさんの他に、藪さんと一緒に『子供都市ガチャポン』の中身を作成したりと、スタッフの中で特にずっと作業をしてきた多田さんと野々瀬くんが参加。こじんまりではありますが、アットホームな「となりのヤブ」ごはんになりました。



[shintani]


第21回となりの晩ごはん ~作品探訪

2005-02-08 02:12:14 | 第21回:奥村さん宅
お寺の境内にあるアトリエで作品を制作されているという奥村さん。
「ものを作るものとして、他の人の制作の現場ってすごく興味があるんですよ。」
としきりに奥村さんのアトリエを見たがるヤノベさん。
残念ながらこの時期はお寺の業務が忙しく、制作活動休止期間ということで
アトリエを拝見することはできませんでしたが、お寺のあちこちには奥村さんの作品が並び、
奥村さんの世界観が伝わってくるようでした。
←作品の説明をする奥村さん
←本日の晩ごはんドローイングも作品の棚に飾られました。


楽しい晩ごはんの時間ももう終わり、最後に住職の奥村さんが自ら彫ったという山門の仁王像を見てお別れすることになりました。

「これはいいわ!!」
お寺の玄関を出てすぐのところに置かれた奥村さんの作品を見つけ興味深げに眺めるヤノベさん。

山門を案内するために奥村さんが出てきてくださいました。
そして山門へ・・・。

ご自身で巨大な石を彫って作られただけあって迫力を感じます。
どこと無く愛嬌のある優しい表情をされているのは奥村さんの個性が現れているのでしょうか。

今日はさまざまな文化に触れた優雅な晩ごはんでした。

今日の晩ごはんの模様は2月27日(日)11時~NHKで放送される中部NOWにて紹介されます。
お楽しみに。

第21回となりの晩ごはん ~本日のドローイング

2005-02-07 22:44:14 | 第21回:奥村さん宅
あまりにも会話が続き、なかなかドローイングを書く手が進まないヤノベさん。
「今回も盛りだくさん過ぎて何描いていいか分からんわー」
気づけばもう11時を軽ーくまわっています。

できました。恵方巻きをほおばるジャイアントトらやん。
そしてそのうしろには豆まきする子供とお多福さん。
そして、その先には子供たちに大人気だったのび太くんが豆に打たれてかがんでいます。
今日の思い出がたっぷりつまった素敵なドローイングになりました。

ドローイングを手渡した後もまだまだ会話が尽きません。


(oketani)

第21回となりの晩ごはん ~運命の出会い!?

2005-02-07 21:49:13 | 第21回:奥村さん宅
晩ごはんも一段落して、奥村さんの奥さまが会話に入って来てくださいました。

奥さまは語学が堪能で、お寺で英語を教えていらっしゃるそうです。
「若い頃は大阪万博のホステスとして、海外からやってくるゲストの方々を案内してたんですよ」
奥さまがそういうと、
「初めて大阪万博で働いていた人に会った!!」
驚きを隠しきれないヤノベさん。
自分の制作の原点である大阪万博会場で働いていた女性に、この金沢で出会うとは!!!
不思議な運命を感じます。

当時の写真を見せて欲しいというと照れて嫌がる奥さま。
とてもキュートです。

運命の出会いといえば、奥村さんご夫婦は出会ってから2週間で式を挙げたという驚くべき夫婦なんです。
奥さまが勤めていた英語教室に奥村さんが通いはじめ、そこで出会います。
美大で行われた吉田直哉さんの講演がとても面白かったので、奥様を誘ったことが縁で
親しくなったそうです。

「結婚はギャンブルみたいなもの。私、ギャンブル大好きなの!!」
奥さまのさばさばした語りに一同笑いが止まりません。

また、奥さまはヤン・フート氏がアートフェスティバルIN 鶴来'95のため来沢した際に、
通訳を務め、ヤン・フート氏に良い感性をしていると褒められたのだそう。
スゴイです・・・。

※「アートフェスティバルIN 鶴来'95」
http://www.jafra.nippon-net.ne.jp/publication/letter/letterbn/lbn_06/letter05.html

(oketani)

第21回となりの晩ごはん ~語らい

2005-02-07 20:28:52 | 第21回:奥村さん宅
お寺の住職でありながら、彫刻家として表現活動を続ける奥村さん。
いったいどのような方なのでしょうか?
一同、興味しんしんで住職のお話に耳を傾けます。


奥村さんは京都出身、もともとはお寺ではなく普通の家庭に育ったそうです。
石彫の魅力に惹かれ、金沢美大の彫刻科に入学。
その後、四天王に踏みつけられている「邪鬼」の姿に興味をもち、以後「邪鬼」をテーマに制作を続けていらっしゃいます。
「邪鬼の踏み潰されている姿が、いつも何かに抑圧されながら生きる人間の姿と重なり、それを跳ねのけてやろうって思いがあるんだよ。
それに、邪鬼は既成されていないので、本当に自由に感情豊かに表現できるし。
そこが魅力なんですよ。」
といきいきと邪鬼の魅力についてお話くださります。

奥村さんは卒業後、「邪鬼」のルーツを探るため、単身インドへ渡ったそうです。

ここで奥村さんのインド話が始まりました。
「インドでは最初のころほんとにろくなことがなくて・・・。
騙されたり、物を取られそうになったり、本当にカルチャーショックを受けましたよ。
あまりにもいろんなことが起こりすぎてお釈迦様に文句を言ったこともあるんですよ。
ところがある日、知らないインド人が日常に必要な言葉を教えてくれたんです。
それを使うようになってからはトラブルも無くなり、インドという国が見えてきましたね。
今思っても不思議なことなんですが・・・。」
そんな不思議な出会いを体験した奥村さん。
「一期一会」、人との出会いを大切に考えておられるようです。
今日もヤノベさんとの出会いを楽しみにしてくださっていたそうです。

ヤノベさんと奥村さん。
彫刻家同士の語らいが始まりました。
お二人の会話から、それぞれもの作りに対する姿勢は異なるのですが、
もの作りに対する情熱。表現し続けることへのこだわりの強さを感じました。
そんなお二人にも意外な共通点が・・・。
事前にヤノベさんの作品ファイルを見てくださっていた奥村さん。
「なんだかスターウォーズの世界に通じるものを感じた。」とお話くださりました。
スターウォーズの言葉に「おっ!!」
異常に反応するヤノベさん。
お二人はスターウォーズの大ファンだったのです
「奥村さんはジェダイみたいですよね」というヤノベさんに
「帰れ!!」と怒る奥村さん。
「ジェダイは仮面をはずすとカッコ悪いんだ」(奥村さん)
「???」(ヤノベさん)
実は奥村さん。ジェダイとダースベーダーを勘違いされていたようです。
勘違いに気づきちょっと嬉しそうな奥村さん。
お茶目な一面を垣間見ました。


(oketani)

第21回となりの晩ごはん ~恵方巻き~

2005-02-06 20:49:02 | 第21回:奥村さん宅
お茶の席も終わり、みなに恵方巻きが振舞われます。

「いただきます。」
今年は西南西の方角だそうで、西南西に向かってみんなでパクリ。
本来なら無言で1本食べきらなければいけないのですが、あっという間に食べてしまうのも寂しいので、
お話しながらゆっくりいただくことに。
楽しい会話が始まりました。

漆の器に上品に盛り付けられたお料理。
食べるのがもったいないくらい・・・。
あっ!写真をとる前に恵方巻きを一口かじってしまいました。
お見苦しくてごめんなさい。

===本日の晩ごはんメニュー=============================

お茶菓子・お抹茶・恵方巻き・煮物・漬物・なめこの味噌汁・コーヒー

第21回となりの晩ごはん ~第2部はお茶の席~

2005-02-06 14:17:21 | 第21回:奥村さん宅
茶道をたしなまれている住職さんは、毎年節分のお参りの後に年男、年女を招いて
お茶をふるまわれているそうです。

慣れないお茶の席に緊張する一同。
住職さんからお茶菓子が配られます。
節分にちなんでお豆をかたどったかわいらしい生菓子。
ひとくちパクリ。
なんとも上品で美味しいお味。
豊かな気分になります。

美味しいお抹茶をいただき、落ち着いたところであらためて住職さんからご挨拶。

今日はNHKの取材が入り、なんだか緊張するなぁ・・・。

奥村さんは、名物住職さんとして何度も取材を受けているらしく、NHKの方とは顔見知り。
もう慣れたもので堂々としていらっしゃいます。
さすが住職さん。

(oketani)

第21回 となりの晩ごはん ~まずはお経から!

2005-02-06 13:52:29 | 第21回:奥村さん宅

お寺におじゃますると、年男、年女になった子供たちがお行儀よく正座して並んでいました。
「こんばんわー」
ちょっと戸惑いつつも節分のお参りに参加する『となりの晩ごはん』一同。
住職さんのお経が始まります。

友達同士くすくす笑い、ふざけながらもちゃんと手を合わせてお参りする子供たちの姿が
とてもかわいらしく、微笑ましい光景でした。


お参りも終わり、いよいよ待ちに待った豆まきタイム。
今年、年男、年女となった子供たちが豆をまき始めました。
「痛い、いててて」
子供たちがあまりにも力強く豆をまいたので、豆があちこち飛び交い、ぶつかって痛い目に・・・。
子どもたちの元気さにヤノベさんもビックリ。
小さい子供が泣き出してしまう大騒動になりました。


豆まきの後は袋を渡され、まいたお豆をみんなで拾います。
子供たちは競って豆拾いをはじめます。
ヤノベさんもそれに混ざってしっかり豆を拾います。
豆拾いも落ち着き、拾ったお豆を食べたり、おしゃべりしたり
それぞれに楽しむ子供たち。
そこで子どもたちの注目を集めたのはやはり・・・。

そうです。のび太くんこと金子くん。
「のび太やー!!」「のび太っていくつなの?」「ドラえもん呼んでよー」
「一緒に写真撮ってー」
などなど大人気。
常に子供たちに取り囲まれていました。

ヤノベさんは
「やっぱりのび太を連れてきて正解やったな」とニヤリ。
あまりにも子供たちがのび太くんを呼ぶので、
住職さんは不思議顔。
のび太人気恐るべし!!

(oketani)