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死んだら何処へ行く?10 高次元と低次元の混入した三色世界

2024-01-14 09:50:22 | やりおる!!山蔭神道

 

本当かどうかは知らないが、「天界でも戦いが行われている、その反映が現世だ」というような内容の話を最近聞くことがある

この「天界」とはざっくりした表現に感じる、「天界」とは現世より上に位置しているから、何となく現世より、高次元的な世界をイメージしてしまう

階層的に上に行くほど高次な、下に行くほど低次な世界に行くような、また各次元は独立して存在し、互いの往来は許されていないようなイメージが、理由は無いが、一般的に信じられている感じがある

だが、山蔭神道の霊界の分類では、現世より上に位置する世界の中で高次元的な世界と低次元的世界の混ざっているところがあるという

 

「神道の生き方」は絶版、現時点で古本は存在するようだが、やはり数は少ないのでいつ入手困難になるかわからない

故山蔭基央氏は戦後の日本を憂慮しておられた

僭越ながら一助となるべく

山蔭神道家第79代故山蔭基央氏の著書「神道の生き方」学研パブリッシング社

心より哀悼の意を表し、敬意を持って引用させていただく

 

 

p300 1行

三色の世界

 

次に案内される世界は、三色の世界である。

それでは大勢の人々が、あたかも空中を流れるかのように移動している。

やがてあるところに案内される。そこは教室のようなところで、非常に清明な雰囲気の人がいて、静かに人生の真理を説いている。神の霊を敬い、神の霊に感応して、全世界の平和と秩序が保たれるように祈る方法を教えておられるのだ。

この世界では、現世のことはひと言も語られない。

じつは現世は、この三色世界が投影されたものであり、それを物質化した世界にすぎない。

だからこそ、心がけ次第で充分に楽しめる極楽世界ともいえる。その中には冥界が混入しているので、ときに地獄の苦しみを味わう者もいるが、向上心を起こして、そこから這い出ることができたものは極楽の世界を知るのだ。

ここで大切なのは、子孫のために感謝や讃美・愛の言葉が湧き上がってくるように、祈りの歌を唱える点である。そして、「ただそれだけで充分だ」ということを、現世に生きるわれわれも知るべきである。

冥界と呼ばれる世界に住む者(霊)たちは、苦しみしか知らない。

だが、そんな彼らも、祈りの心・波動が届くようになれば、次第と心の悩みや苦しみは解消され、一つ上の世界である幽界に進むことができるだろう。

こうしたことを、この世界では上位の霊神から教えてもらうのである。

この世界は上部極楽浄土と呼ぶべき世界で、太古神道では上部霊界と称す。

 

霊界の構造     山蔭基央氏の著書「神道の生き方」p257図 参考

高天原(根源神界)

諸神界


全人類の守護神

    第九層

    第八層

    第七層

    第六層

浄明界 第五層


    第四層

    第三層

    第二層

浄明界 第一層


天仙界・如来界

地域・国の守護神として

活動できる世界

遠祖明神の世界

 

地仙界・菩薩界(聖使命自覚界)

縁者の守護霊となることができるが、

時に子孫のために下ってくることもある。

    第七層

    第六層

    第五層

霊界  第四層

    第三層

    第二層

    第一層


上部極楽世界

(精神的満足界)

 

子孫の守護霊となれるが、不安定である

からいっそうの浄霊供養を要する世界

 

              第五層

    第四層

幽界  第三層

    第二層

    第一層


下部極楽世界

(物質的満足界)

 

子孫に憑依し供養を受けないと

幸せになれない世界

              第三層

冥界  第二層

    第一層


迷妄界・苦悩界

(物心両面不満足)

重病をもたらす悪霊のいる世界

地獄界