前回は、「やるな危険!!神憑りの作法」において、神霊の神憑りは極めて稀という内容であったが
では、その稀な神霊級の神憑りが起こるケースはどのようなものだろうか
「己貴秘伝」は絶版、古本は高価となっており入手困難と思われる
故山蔭基央氏は戦後の日本を憂慮しておられた
僭越ながら一助となるべく
山蔭神道家第79代故山蔭基央氏の著書「己貴秘伝」霞ヶ関書房
心より哀悼の意を表し、敬意を持って引用させていただく
p48 1行~
(ハ)宇宙(環宇)は神霊の渦巻
中略
(3)心霊宇宙には霊朝があるとする。その渦巻く大きな霊の潮流の中から万物が発生すると共に人の死後は、この潮流の中に隠れるというのである。
中略
(ホ)上り霊だまと下り霊だま
この霊朝の中を上り魂と下り霊があって、上り霊は浄化されて幽世の根源世界に上っている霊であり、下り霊は顕世に降りるために用意されている霊であるというのである。
この下り霊の中には、神霊の詔命を録音された霊もあるのであって、これが人間(凝固集合霊)となっている地上魂と結合したとき偉大なる人物が生まれるというのである。
また神聖なる降り霊を鎮魂によって受容した者は偉大なる浄化を受けるというのである。そして、この下り霊に秘められた言葉=思想だけの発言を神憑りして語るのであるとする。この録音をきき終えると共に、その人の神憑りは終わるとされている。
「宇宙(環宇)は神霊の渦巻」というのは、やはりカタカムナの渦巻を思い出してしまう
これまで当ブログ記事において、鎮魂法を行うと「健康増進」はもちろん脳細胞が変化して、感じる力、直観力などが強化され、心身に変化が起こることをお伝えしてきたが
時に、鎮魂をしている者が、「神霊の詔命」を受け「神憑り」が起こる場合があるという
これは、鎮魂を行う者の予期せぬことだが、鎮魂によって神憑りがおこる土壌がすでに完成して、起こるべくして起こった、機が熟したと思われる
別の見方をすれば、この神憑りを起こすために、行者は無意識的に鎮魂行を重ねていたのかもしれない
鎮魂行を行ってゆくと、心身の変化だけでなく、運命も変化してゆく
「原因」か、「結果」か、いずれにしても、鎮魂行を行わなかったら変化は訪れなかった
あなたが普段見慣れた風景に、ある日突然道が出現し、あなたはそこを歩み始める
「神霊の詔命」のようなことが起こらなくても、あなたが見つけたその道は鎮魂行によって導かれた、あなただけの道
ほんの少しでも歩み始めれば、その道は今までとは別の次元のものだとわかり始める
鎮魂法の解説、やり方は「その11」からはじまる
カタカムナとカタカムナ理論の実践
カタカムナ参考書籍
鎮魂法がわかる参考書籍