♪あなたと結ぶ福祉の輪♪

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子育てサロンほほえみ・親子の触れ合い大切に。

2007年12月20日 | Weblog
鹿児島市の星ヶ峯東・西校区社会福祉協議会が星ヶ峯・五ヶ別府地区の
未就園児の親子を対象に開く。

毎月第4火曜日の午前10時から、星ヶ峯福祉館。保育士などを招き、
親子で触れ合える遊びや捜索を楽しむ。校区の親子が多く、和気あいあい
とした雰囲気だ。

内 真由美さん(27)は1歳9ヶ月の彩乃ちゃんと参加。
「遊び方など家でも参考になる」と話す。

民生委員の冠満良子さんは、「サロンをきっかけに、地元の子どもたち
が長い付き合いをしてくれたら」と話している。

1世帯年間¥1,000

問い合わせ:冠満さん=099(265)9167
      駒路さん=099(265)8941

いっぽいっぽ-まどか10歳-9

2007年12月20日 | Weblog
「こんにちは」教室に入ると、既に生徒たちが席について待っていた。
真剣なまなざしに、思わず緊張してしまう。

 神奈川県立相模原高校での「出生前診断を考える」
という特別授業に、私ともう一人、ダウン症の子を持つ友人が招かれた。
医療現場で働く人や障害者とともに、生きる人から話を聞き、命の尊さを
考えるのが狙いという。

 出生前診断は、妊娠中に、胎児に障害があるかないかを検査することだ。
その是非をめぐり、生徒たちからインタビューを受けた。
最終的に、先生と9人の生徒たちが冊子にまとめ、授業の教材として
使うとのこと。

 私も友人も出生前診断は受けていない。授かった命を生まれる前に
選択すべきではないと強く思っている。
今回のテーマに的確に答えられるかと不安だったが、障害の子どもと
ともに歩み、学んだことを未来を築く若い人たちに、是非聞いて欲しい。
そう思った。

「産む選択は正しかったと思いますか」
「障害のある子を持って苦労したことは」
「障害を今、どのように捉えてますか」・・・。

生徒たちからは様々な質問が出た。

もちろん答えは「産んで良かった」である。
きれいごとを言いたいのではない。無知でいることの怖さを
伝えたかった。まどかと出会う前の私が、もし妊娠中に医師の勧めで
検査を受けていたら、まどかはこの世に誕生していなかったと断言できる。

出産時こそ、ショックに打ちひしがれたが、一緒に暮らしていくうちに、
ダウン症の子のピュアで優しい性格を知った。
まどかは、我が家にとって、なくてはならない、かけがえのない存在だ。

それを考えると、おなかに命が宿った瞬間から、命はその子のものであり、
親や周りが選んではいけないとつくづく思う。
生徒たちが最後に言ってくれた言葉に、とても感激した。

 「出生前診断を機械的に考えていたが、障害のあるわが子を産んで
良かったという言葉を聴いてよかった」

「まずは知ること、共感することが大切だと思いました」

「優しい社会をつくることを僕たちも手伝いたい」

もうすぐ受験で大変なときに、あえてこの問題に取り組もうと
考えてくれた生徒たち。心が温かくなった1日だった。

聴導犬普及へ支援を。

2007年12月20日 | Weblog
聴覚障害者の耳代わりとなり支える聴導犬の啓発普及のため、鹿児島市の
「エンゼル聴導犬協会」(石原みち子代表)は約10年間、講演などの活動
を続けている。スタッフが聴導犬認定の国際資格を持つ同協会は育成も進めるが
、国から指定法人の認定がなく聴導犬として認められていない。認定の前段階となる社会福祉法人設立を目指し、同協会は資金面を含め、多くの人に支援を
呼びかけている。

聴導犬は、盲導犬や介助犬と共に補助県犬と呼ばれる。
チャイムや火災報知器、目覚まし時計、赤ちゃんの泣き声などを聞き分け
飼い主に知らせ、生活を助ける。県には補助犬の給付事業があるが、盲導犬
にしか公的援助の実績はなく、エンゼルの活動は個人の寄付や募金に頼らざる
をえない状況だという。

石原さんは母親が中途難聴者だったことから聴導犬に関心を持った。
1999年、娘2人と米国オレゴン州の聴導犬所で育成のノウハウを学び、
娘2人が米の訓練士資格を取得。帰国後にエンゼルを立ち上げた。

捨て犬や市動物管理事務所で処分を待つ犬を引き取り、
聴導犬として訓練する一方、学校や催しで200回以上の講演を行うなど
普及活動に尽力してきた。しかし聴導犬は盲導犬に比べてあまり
知られていないのが実情だ。

石原さんは「聴覚障害は見た目では健常者と区別が付きにくい。
果たして犬が必要なのかと思われがち」と指摘。自分たちで育てた聴導犬に
活躍の場を与えたいとしている。

だが、聴導犬の公共施設などへの受け入れを義務付け、5年前に施行された
「身体障害者補助犬法」によると、補助犬を認定できるのは、厚生労働省の
指定法人で、指定法人には社会福祉法人格などが必要となる。
さらに社会福祉法人設立には基本財産1000万円以上を持つことが条件だ。

資格認定団体にならなければ、せっかく聴導犬として育成しても、
街中では一般のペット扱いとなる。

聴導犬の働きを知ってもらい、法人設立を目指したいと、石原さんは
2006年末に聴導犬の歌をアニメーションに載せたDVDを制作。
¥1,500円(送料¥100)で販売中だ。

「約4分と短いが、聴導犬が活躍して暮らせる社会づくりのため
応援して欲しい」と理解を求めている。

問い合わせ:同協会=099(256)1554