おもちゃ、家電、もろもろの修理の足跡と備忘録

色々と忘れるので、趣味のメモ

SyncMaster 740Nの修理

2021-02-01 17:21:20 | 修理
 
 昔、10年ほど前に息子にパソコンを買ってあげた時のPCのディスプレイが、故障したまま放置されていたことがわかって、もう使わないというのだけれど、暇なので修理にTry。(写真をあまり撮らなかった、、、)
 WEBを色々と漁ると、発売が2007年とあるので、すでに10数年経っていて、1280×1024という全くもって今どきではない四角いディスプレイです。
 例によってとりあえず分解してみると、よくある、電解コンデンサの容量抜けのようで、久しぶりに秋月に他の部品を購入しようと思っていたので、目星をつけて部品をOrderしました。1000uFと470uFを2個づつ。
 サクッと(既設のコンデンサの耐熱温度を気にして購入したら、耐圧もでかくなっていたことに気が付かず、でかいのが来たのでちょっと配置に苦労しましたが、、)外して、容量を測ると、ほとんどすべて0.1uFとかおっしゃるので、ダメダメでした。(写真の一番下のコンデンサをよく見るとTopが膨らんでいるのがなんとなくわかるかと思います)

 交換後電源を入れたら、入らずにちょっと焦りましたが、前面の電源ボタンの接触が悪いようで、分解、清掃、接点復活剤塗布で、こちらもOK。電源も入り、無事復活しました。

■修理のポイント:
 分解のポイントは、スタンドとディスプレイは、ネジ2本だけでした。ディスプレイは、ケースの嵌合だけでハマっています。下部中央の嵌合部に隙間があるので、そこからパキパキ一周すれば外れます。正面のボタンからのケーブルがくっついていますでの、気をつけてください。
 ボタンケーブルは、内部のコネクタで刺さっていますのでこれを抜く(私はこのときにケーブルを一本切ってしまい、再接続しました。とても細いコネクタなので注意が必要です。

(写真は、結線を忘れないように取ったもので、照明用<冷陰極管ですかね>の電源コネクタ。800V?ほどかかるらしいので基板を外して電源を入れるときには注意が必要です。)
 あとは、照明用のケーブルが上下2個づつ、計4箇所外すと、開くのでケーブルに気をつけて液晶ボードと、制御ボードを「ひらき」状態にします。基板が2枚見えますので、2枚の間をつなぐケーブルをコネクタで外し、電源側の大きな基板を、ネジ3本外して取り外します。
 基板上で回路を追うと、5V系と13V系があるので、液晶制御ボード側に行く側のでかい電解コンデンサ1000uFと470uFをそれぞれ取り外して、交換します。念の為、制御ボードをケースにネジ止めして、100Vをつないで、5Vと13V系の電源を確認しておくと安心です。
作業的には以上です。組み立てはその逆をやれば良いのです。
 ネジは結局5本だけで止まっている、というすごいディスプレイです。表示もきれいなので、しばらく、在宅勤務のお供?に使おうかと思っています。

 あとで調べたら、修理用の電解コンデンサ、ハンダゴテなどなどセットになったものが以前は売られていたようで、そんなキットがビジネスになるくらいそんなに壊れるのか、とちょっとびっくりします。
 ということで、秋月で購入した電解コンデンサ合計180円で修理完了です。

 最後に、お決まりですが、免責事項です。この記事は本人の修理の備忘録であって、いかなる分解、改造も推奨するものではありません。特にこのディスプレイの内部には高圧がかかる部分がありますので、もし仮に同じようなことにTryされる方がいらっしゃいましても、ご自身の技術力と相談の上、すべての結果に関しての責任はご自身でお取りください。


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