おもちゃ、家電、もろもろの修理の足跡と備忘録

色々と忘れるので、趣味のメモ

24時間換気扇のベアリング交換の備忘録

2020-01-19 18:34:59 | 修理
自宅の24時間換気扇(3箇所)がそろそろ15,6年経ち、異音がしてきていたので、ベアリングを交換しました。以前、ベアリングを大陸から取り寄せて変えてみたのですが、かえってうるさくなったりして、どうしたものかとしばらく放置。そろそろ我慢できなくなってきて、NMBのベアリングを取り寄せて変えたので、その備忘録。

ものはこれ(三菱パイプ用ファン V-08PSALD4)です。調べるとすでに生産中止品です。人感センサが入っていて、センスする(赤いLEDが点灯します)と高回転しますが、ある時間をすぎると低速になり、24時間換気をするものです。我が家ではトイレ2箇所と風呂場の隣の洗面所についています。
これを外すには、上蓋を外して、本体の左右のネジ2本を外して、本体ごと手前に引いて抜きます。本体を裏返して、電源ケーブルを2本抜きます。下の写真の左上の白い部分の下に見える二本の口がそれです。ケーブルが刺さっている本体の間のところにマイナスドライバを刺して押し込むとコネクタが緩むので、刺さっている2本の電源ケーブルを手前に抜きます。24時間換気扇用なので、電源は常時給電かと思います。感電しないように気をつけましょう。(私は有資格者ですので良いですが、電気工事士以上の資格が必要かと思いますので、ご注意ください)
本体を電源ケーブルからはずしたら、回転翼(羽根)を外します。何もロックしていないので、表側から羽根に指を突っ込んで手前に強く引くと抜けます。
本体を裏返してモータのところについている3箇所のネジを外します。
上蓋が外れたら、電線を切らないようにモータを裏返して、回転翼側のモータカバーを外します。上の写真の上の方に外したカバーが写っています。上の左側が回転子の保護用カバーです。羽根側についていますが、上記の3本のネジで共締めしてあります。
上記の写真の状態で、回転子(軸)を外すのですが、プラスチックのハズレ止めがついていて、これが外れません。私は、カッターで一箇所切りました。
ハズレ止めを外したら、軸を押すと回転子が抜けます。抜けなかったらベアリングプラーで外します。ハズレ止めの下に1つ目のベアリングがあります。このベアリングは軸が外れると本体からはすぐに外れます。1つ目のベアリングの下に樹脂のワッシャと、金属のワッシャ(金属ワッシャがベアリング側)がそれぞれ一枚ずつ入っています。

2つ目めのベアリングは、回転子側についています。以下の写真は、回転子の内側から見た写真です。下側が羽根がついている方向になります。

この回転子の中にあるベアリング、これが抜けない。ベアリングプラーもベアリングの下の隙間が足りなくてだめ。色々やって最後は仕方ないので、上の図のようにワッシャを入れたボルト・ナット2セットでテコの原理でまずは浮かし、更にワッシャを二枚入れたもの(上の写真の上に寝っ転がっているボルト・ナット参照)を使い、ベアリングプラーの足を使って更に浮かせました。

浮かしたらベアリングプラーの足がなんとか入るようになったので、本来のベアリングプラーの使い方で抜きました。これ↓。

回転子の下で固定している「台」は、回転子が入っていたケースを使っています。これでようやくベアリングが抜けたので、あとは逆の手順で収めます。

回転軸にまつわるワッシャがわからなくならないように備忘録。
 プロペラー回転子ー<<ー(本体)|||▷ー
となっていて、「<<」は波型のスペーサ2枚、||は黒いワッシャ、|は金属の薄いワッシャ、▷は、プラスチックのハズレ止め、です。

ちなみに、私が持っているベアリングプラーは、これです。国内で買うと結構値がはるので、大陸から400円ちょっとで買いましたが、精度は粗々です。
以上、書くと簡単そうなのですが、はじめはおっかなびっくりで分解して何度か開けたり締めたりしました。
カッターナイフで切ったハズレ止めは、切れたままはめ込んであります。力が入るところではないし、引っかかって止まっていれば良いので、そのままにしてあります。

部品:NMB(ミネベア)ミニチュア・小径ボールベアリング R-1350ZZないしは695ZZ(同じものです。1350は、外径13mm、内径5mmで、ZZはシールドカバー付きの意味だそうです)。価格はRAKUTENで一個183円(税込み)+送料300円、でした。

回転子側のベアリングは、ベアリングプラーが無いとまずはずれないと思いますので、気をつけましょう。

最後に免責事項です。本記事は自身の備忘録です。決して改造、修理をすすめるものではありません。特に本件は電気工事士等の資格が必要なものと思います。本記事参照による事故等につきましては、全てご自身の判断、リスク管理のもとでお願いします。


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