桜の花が満開になりました。 ほんとうに美しいです。
あでやかに咲く満開の桜に身を沈めるかのように
人生の幕を閉じられた80歳のお父様の御葬儀が行われました。
3年ほど前から患っていらしたのですが、自らの病を知り
ご自身の葬儀をどのようにするかという事を真剣に考えてこられました
その内容は…
・葬儀は5仏(導師、式衆)で住職にお願いする事
・トミアキホールの式場で葬儀、御斎を行う事
・御斎に呼ぶ方はあらかじめ選んでおく
御遺族の方々はお父様の遺志をしっかりと守り
とてもごりっぱで厳粛なご葬儀が執り行われました。
5人の和尚さん方のお経で多くの方々がお参りされました。
式の最後にはお父さんのお好きだった曲…「花は咲く」
の歌をながさせていただきました。
この歌…いい歌です。
しみじみと聞いていると涙が出てきます。
お父さんに届きましたでしょうか…
御遺族の想いが…
故人はお孫さんをとても可愛がっていました。
手作りのブランコを軒下に作って下さったり
キャッチボールもご一緒にしてくださいました。
将来に向かって努力するお孫さんをいつも応援して下さいました。
常にお母さん(奥様)を思いやり無理をしないように気にかけて、
支えあって生活してこられました。
いいお父さんですね。
今、自分の最後をどのようにするか…
終活という事を考える方が多くなっています。
お父さんはすべて決めて、彼の地へと行かれました。
故人の娘さんは、
「これで良かったのかわかりませんが皆さんの手によって
精一杯の葬儀をすることができました」とおっしゃって下さいました。
お葬式は悲しいのですが、お父さんの御遺志に沿った形でのお別れが
できたという達成感…?を感じられたのかもしれません。
まだお若い方々は「死」について考える事はあまりないかもしれません。
でもこのお父さんのように最後をどうするか…
考えてみるのも良いと思います。
御希望の方にはエンディングノート差し上げておりますので
ご連絡下さいませ。