ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

手作り「はろういん」…失敗したけど

2013-10-05 19:07:08 | とんぼ手帖

 

ミシンも出たし、生地もあるし、あとはアタマの中のものが、ほんとに形になるかどうか…

ははは、賭けみたいなもんです。いつも「こんなんかな~」ですから。

 

今回は、ハロウィンのときにお菓子を入れるものを作ろうかと思いまして。

まんま「カボチャお菓子入れ」。

このカボチャの作り方は、昔友人に教わったもの。いろいろ教えてもらっています。

去年はオーバルにアレンジして、クリスマスの籠にしました。

今年は、もともとのカボチャ型で、アレンジしてみようと思い立ちまして…。

 

<用意するもの>  

オレンジ系の生地、90センチ幅で40センチもあれば足ります。

中側になる生地、同じ生地でもいいし、黒、緑、ハロウィンっぽい色などこれも、30~40センチくらい。

今回は試作なので飾りを用意していませんが、うまくいったら、

オレンジ、黒などのリボン、なければお菓子などの金色でもOK。

そのほか、魔女やこうもりのオーナメントとか、ホウキのオーナメントなどあると、雰囲気でます。

手芸綿 適宜

綿詰め用具か、なければ菜ばしで代用します。

型紙用と底に入れる板がわりに厚紙、ダンボールなど。(私は「工作用紙を使っています)

 

<作り方>

お菓子の入る底が、直径10センチで、カボチャの皮の部分にあたるイメージで、

立ち上がりは9センチ、このあたりも全部テキトウです。性格丸見え…。

型紙、見づらくてすみません。底の半径は5センチなので、5+9で半径14センチの円を描き、

中に半径5センチの円を描きます。

更に、放射状に4等分の線をいれ、更に4等分、つまり16等分の線を入れます。

このとき、多少ずれても、カボチャのボディということで、気にしません。

全部線を入れたら、どこか一箇所の線から切り込み、真ん中の円を切り離します。

                

表地になるほうの生地のウラに、外側の円(ドーナッツ型の部分)を置いて写し、カット。 

中側の生地の「表側に、ドーナッツ型の方を置いて外周を写してカットします。

中の円も描き写し、等分線も描き写します。

 

外側の生地と中側の生地を「外表(ここまちがえないように)」にして、きっちり合わせます。

待ち針だけだとズレることがありますので、できれば仕付け糸などで、とめつけます。

真ん中の小さい円と中側に描いた線通りに、ミシンで縫います。

丁寧にするなら、下糸にオレンジ、上糸に黒、一色なら表地のオレンジにあわせた色糸で。

今回は「試作」なので、縫い目がわかるように、裏も表も赤い糸を使いました。 

こんな感じになります。

 

このひとつひとつの「扇型」の部分に、手芸綿を詰めます。

一箇所ずつ一度に入れないで、まず少しずつ、全体にいれます。

 

こんな感じ。ここまで詰めたら、一箇所ずつ根元まできっちり詰めます。

上の綿詰め、菜ばしなどでいれますが、今回のは下が広くて指が入るので、

指で詰め込んでもかまいません。しっかり詰めないとプックリしません。

 

てっぺんの部分は、縫い縮めながら加減しますので、適当に。

 

表側と底。

 

上の部分のはしっこを、ちょっと縫い縮めながら一周します。

このとき、縮めたら一度縫いとめながら、先に進みます。

このとき詰め口の綿の多い少ないを調節しながら…。

 

縫い縮めるとこんなカタチ。ちょっとカボチャっぽくなってきました。

 

ここから「縁布」をつけるのですが、今回はここで失敗しました。

こういうものの縁布は、普通バイヤス布にして、引張り気味にしながらきっちりつけます。

今回はバッグではなく「お菓子入れ」なので、カボチャのヘタとまではいかなくても、

ちょっとゆるめにギャザーでもよってくれたらいいかなと…バイヤスではなく、普通の裁ち方で

縁布を取りました。これもだいたいのおおざっぱで、紐で計ってカットするという暴挙です。

幅は3センチです。

 

縫い始めに、後で折り返す5ミリほどを残して、さっき縫い縮めたところより「下になるように」

ぐるりと縫いとめていきます。曲がってるし…。

 

最後のところは、縫ってきたほうを5ミリ重ねて縫い通します。

 

いい加減でもこんな感じになりました。

 

内側に折り返し、縫い代分を更に内側に折って、待ち針でとめ、まつりつけていきます。

 

ぐるりと回るとこんな風になりました。

上のふよふよ部分が、もっと形よく出てくれるかと思ったのですが。

中途半端になってしまいました。これならちゃんとバイヤスでくるんだほうが、

スッキリするし、仕上がりもきれいになります。よって「試作品」は、ここで失敗…。

 

とはいえ、もったいないので持ち手を作り、仕上げまでいくことにしました。

持ち手は6センチ×25センチ。両方から真ん中に折み、更に半分に折って端ミシン。

 

これを適当に内側に縫いとめて完成です。あー「フチ」がすっきりしない…。

 

底をしっかりさせる底板を作ります。

切り出してある小さい「円」の方で、厚紙で同じ大きさの円を1枚切り出します。

黒地の方で、縫い代1センチつけて布をカット。円周の内側5ミリくらいのところを

細かくぐし縫いして紙を入れた状態で縫い縮めてとめます。

 

これを黒いほうを上にして、底にきっちりはめ込みます。

取れないようにするなら、布用ボンドか両面テープでつけます。これでできあがり。

とりあえず、買っておいたお菓子を入れてみました。こんな風になります。

 

      

 

あわてて後で撮った写真で、両方ボケててすみません。

こんな感じの大きさなのですが、もうひとまわり小さくてもいいですね。

 

直径はだいたい15センチくらいになりました。

 

 

大きさや深さなどをみたかったための「試作」でしたので、

特別凝っていないのですが、例えば持ち手は、オレンジと黒で裏表にするとか。

持ち手の付け根部分に、ハロウィンリボンを結ぶとか…いろいろ考えられますね。

 

カボチャ、のイメージでしたので、わざと周囲のカタチをきっちりしなかったのですが、

こういうバッグにするときは、きちんとしたほうがいいような気もしました。

こんなんかなぁ…で始めると、こういう結果になります。

ちなみに、我が家にはこんな「飾り物」があるので、もう少し平べったく作って、

入れてみようかなと思っています。瀬戸物のカボチャです。失敗を笑われているよーなきがする…。

 

       


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8 コメント

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Unknown ()
2013-10-05 20:34:42
いつもの事ながら
凄い としか言いようがありません

時間の使い方も上手なのですね
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Unknown (陽花)
2013-10-05 21:15:21
すてきなかぼちゃのお菓子入れですね。
こんなに素敵なのに失敗なんですか。

瀬戸物のかぼちゃもかわいいですね。
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Unknown (古布遊び)
2013-10-06 08:35:47
こうした小物をササッと作ってしまうとは!
とんぼさんは本当にすごいなあと感心してしまいます。
作り方をみて、なるほどと思うこと沢山でした。
可愛いかぼちゃ入れが出来ましたね~
私も作ってみたくなりました。
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Unknown (天鼓)
2013-10-06 20:23:04
かわいい形ですね!
この形なら、布屋で見ては考えている和柄プリントも、和服用バッグによさそう。
あのプリント布で手提げとか巾着とかトート型とか…考えてみたのですが、どれも40代後半で持つにはどうも安っぽくなりそうだと思ってました。
上の直径ができあがり20~25cm位に作って綿を少し控えめ、上の布も長くして巾着風に紐で締めて、取っ手は取っ手で付けたらよさそうです。
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Unknown (とんぼ)
2013-10-06 21:22:45
惠様

これは手縫い部分が多いので、
テレビ見ながらのんびりと、です。
でも、早くできても出来上がりがねぇ…だと、
どっと疲れます。
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Unknown (とんぼ)
2013-10-06 21:24:26
陽花様

おもっていたものと違うと、もうがっかりです。
明日、解いてしまおうと思っています。

このカボチャ、何か平たい籠のようなものに入れて、
飾りたいなとおもっているのですが、
その籠がないんです。またガサゴソ探しています。
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Unknown (とんぼ)
2013-10-06 21:29:25
古布遊び様

難しくはないのですが、綿詰めにけっこう時間がかかります。
それに「何でこんなに入るのか」と思うほど、綿を使う…。
古布でおひとついかが??
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Unknown (とんぼ)
2013-10-06 21:29:36
天鼓様

これは元々が「バッグ」なのだそうですよ。
教えてくれた友達が、それをアレンジして、
クリスマスものにしよう…と、かごのような形の
バッグにしていました。
放射状に縫って綿を入れるので、中身はせまくなります。
いろいろアレンジできると思いますので、
作ってみてください。
返信する

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