マハサラカムだより

マハサラカムでの生活、地域の様子の紹介

通学バス

2011-01-11 01:14:30 | 日記
  通学バスといっても普通のバスではなく、ロットゥ(バン)に、児童・生徒を乗せてセンターへ通学させている。どのような所を回ってくるのか、以前からその様子を知りたかった。 所長と昼食をともにしながら、「乗りたい」旨を話す、もともと満員だし何と言われるかと思っていたら、「何で」という顔をしながらOKと、たまたま隣の部屋で添乗する先生が食事をしていたので、所長がそのことを言ってくれる。先生が満員と言われたが、子どもを膝の上に乗せるということで了解を得る。明日と言っていると実現するかどうかわからないので、すぐに乗ることにした。 
   帰路のセンター出発は午後2時30分、車椅子の昇降機もついていて、定員は運転手を含めて9名、そこに普段、児童・生徒15名、運転手と添乗する先生の大人2名の17名乗っている。一人は後ろの荷物置き場に乗る、そこへ大人1名追加だからバンの中はすし詰めである。
  最初は街中からロイエットの方向へ、約1時間の間に10名が下車、今度はコンケーンの方向に向かう、残りの5人を順に降ろして所要1時間30分、センターに戻るのに約30分、全体で2時間かかり、4時30分に大学に戻った。 
   最長時間、乗車している子どもは1時間半、往復で3時間乗っていることになる。往路は朝7時過ぎにセンターを出発するらしい、往路はどうしても待つ時間もあり、センターに着くのは9時半になることもある。
  通学バスに乗るのは、桃山養護学校に勤務していた時以来なので20年ぶりである。バンなので道幅が3~4メートルの道も入り、すべての子どもを家の前まで送迎している、養護学校の時は、停留所を決め、保護者がそこまで送迎していたが、バンの到着を待っている保護者は一人もなく、バンをみて、外に出る家庭が少しあった程度である。
  残りの20数名は、保護者が送迎している。通学バスと保護者送迎をどのように分けているのかはわからないが、満員の状況から、通学バスを希望する保護者は多いのではないかと思った。