マハサラカムだより

マハサラカムでの生活、地域の様子の紹介

学校訪問

2011-01-06 01:34:12 | 日記

 コンケーンで その1

 

大阪在住の方がコンケーンの貧しい家庭の生徒に奨学金を給付しているNPOがあり、一日だけだがその活動の場に参加させてもらう機会があった。

 最初に訪問したのは、当該の生徒たちが通っている学校、当初は小学校かなと思ったが、結構大きな子もいる。聞くともともとは小学校として設置されたが、14年前に中学校3年までが義務教育になった時に、貧しい家庭の子のために新たな中学校に入学しなくても、そのまま3年間延長して在籍できるようにした学校と説明を受けた。小学校を卒業して、中学校に入学してもよいし、そのまま在籍してもよいようである。そのような学校はプラトン(小学校)でもマタヨン(中・高等学校)でもなくカヤオカ(義務教育学校)ということを教えてもらった。(写真は小学校2年生の授業)

 現在326名が在籍し、内訳は小学生147名、中学生109名、そして教員17名ということで、先生が足りないということを校長が話されていた。

 学校名はロンリアンバーンノーンタカイ・ノーンメックという、ノーンタカイ村とノーンメック村の2つの村で設置している学校である。

 学校に着くと子どもたちはすでに整列している。すぐに前に並ばされ我々5(内一人はフィリピン人の女性)一人ずつ挨拶をすることに、子どもたちの前で話をするのは本当に久しぶりである、ただ日本語ではなくタイ語で話さなくてはならないのが辛いなと思いながら、簡単な挨拶を考えて、「皆さん元気ですか」とか質問するとちゃんと大きな声で応えてくれたので通じていたと安心した。

 前から見ていて中学生男子の態度が大変気になった。これは生徒指導大変だなと思っていると、後の校長との懇談で、子どもたちが学校から勝手に出て行かないように保護者がボランティアをしているという話を聞いた。このような農村地帯でも問題行動はあるのかという思いと貧しさからきているのかも知れないという感想をもった。