サワデーピーマイ(新年おめでとう)と先生方や子どもたちに挨拶、子どもたちは普段の挨拶で返ってくる。新年という感覚がないのかも知れない。
センターに子どもたちが来所し教育を受けるのは、月・火・水曜日の週3日、朝の9時から午後2時過ぎまでが教育活動の時間である。お昼は弁当を持って来るのではなく、センターで食事をとる、日本風にいえば「給食」である。一人の先生と作業員の女性で子ども、職員、付き添いの保護者の分を作っている。約50食である。
調理場のようなものはなく、調理室のような教室で作り、そこで食べる。一度に全員が食事できる広さではないので、軽度の子どもたち10名余りは12時からで、大勢の子どもたちは11時から食事する。自分もこの給食を食べるわけだが、センターでは子どもたちと一緒に食べたことはない、辛くて食べられないのではと、配慮してくれている。
食べる時間の関係で一人のことが多いが、所長や事務の人と一緒のこともある。自分の分は11時以降ならいつでも食べられるように用意してくれている。献立は子どもたちが食べている何種類かの中で、一つ持ってきてくれている、時々は子どもたちと異なることがある。辛くないものをいつも準備してくれている。感謝である。
たまに、一緒のものを少しもらって食べるが、本当に辛い、少し食べただけでもその辛さに耐えられない。みんなと同じ量を食べていたら午後はずっと口の中は火事ではないかと思う。よくアロイ。アロイ(おいしい)と言えたものと感心する。
毎回、別に作ってもらって本当にありがたいと思う。しかし、「給食」の費用は一度も請求されないし、払ったこともない、日本でならありえないが、たぶん大学の経費なんだろう。