「メジャーの打法」~ブログ編

野球、ゴルフを中心とするスポーツ動作論
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マーク・クルーン

2005年07月25日 | 野球全般
 球速の日本記録樹立で、クルーン投手(横浜)が一躍「時の人」となりました。スピード・ガンの数字が表示されるたびにスタンドは大騒ぎのようです。
 メジャーでは最近スピード記録の話題は出ませんが、三振を要求するスタンドの拍手歓声は賑やかですね。打者をキリキリ舞いさせる剛速球は、アッパー・デッキへの豪快なホームランと共に野球の華と言えるでしょう。

 「史上最高の選手をファンが選ぶ」という企画があって、ルース、ゲーリック、アーロンらの強打者が上位に名を連ねたのですが、投手の1位はN・ライアンでした。私が1票入れるとすればやはりライアンでしょう。

 トム・シーバーにまつわる小話をひとつ。
 目の不自由な人がネット裏に陣取っていました。隣の観客が「あんたに野球の面白さがわかるのかい?」と問いかけたところ、答えて曰く、

 「俺はシーバーの速球の唸る音を聴いているのさ」

 
 間もなく夏の甲子園が始まります。尾崎行雄、江川卓、松坂大輔らを彷彿とさせる怪物君がそろそろ現れてもいい頃ですね。



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