２０１５ G1 マイルチャンピオンシップ 回顧録

京都１１Ｒで行われた第３２回マイルチャンピオンシップ（３歳上オープン、ＧＩ、芝１６００メートル、１８頭立て、１着賞金＝１億円）は、ライアン・ムーア騎手騎乗の４番人気モーリス（牡４歳、美浦・堀宣行厩舎）が差し切ってＶ。安田記念以来の実戦を克服して、２００７年のダイワメジャー以来となる春秋マイルＧＩ制覇を成し遂げた。タイムは１分３２秒８（良）。

モーリスが、最強マイル王の栄誉を勝ち取りました。ここを勝ったら「平成のタマモクロス」とコメントに書いたようにただただこの勝利に脱帽です。

一頓挫あって、このパフォーマンス。パドックでも、結構入れ込んでいたので、正直、しめしめと思っていたのですが、強かったです。強い馬は、馬場・コースを選ばないですが、（タイキシャトルみたいに）この馬もその域まで達してるのかもしれません。ただ、自分が思っているより、馬場が重かったこともこの馬にとってはプラスでしたね。勝ちタイムが１．３２．８はこのレースにしては、遅い決着。ディープのキレよりパワー系が勝ったって感じ。馬場読みが完全に間違っていました・・。

血統的に、マイルがベストだと思えないのですが、いや、ホント、来年あたりは、宝塚記念、天皇賞・秋も勝ちそうな勢いですね・・。サプライズで、今年の「有馬記念」に電撃参戦した際には、血統的には、一番向いてる気もするし、超コワい１頭になるかも・・。おとなしく香港マイル、カップあたりに行ってもらいたいです。

２着は◎フィエロ。２年連続の銀メダル。勝ち馬が強すぎました・・。このコース、距離ともにベストで、この馬自体もベストパフォーマンスは出していると思うのですが、やはり、勝ち味の遅いというか、シルバーコレクターですね。今後も、京都コースのマイル戦では、軸には最適な馬ですし、来年のマイラーズCで初重賞のタイトルを手にしてもらいたいです。

ただ、▲ダノンシャークがそうであったように、７歳以上になると、その年にG1タイトルは必要になるでしょうね。

３着に×イスラボニータ。やはり、強敵相手に戦ってきた実力は確かなものでした。久々のマイルにも対応してましたね。出遅れ気味にゲートを出たのは残念でしたが、普通に出ていたら、勝ってた可能性もありました。中距離路線からの転戦組では、その路線でも、上位人気で、このレースでも、５番人気以内の馬じゃなきゃ通用しませんね。

△サトノアラジンが４着。予想した馬は、大体掲示板にいるのに、頭ぬけという悲しい結果。この馬も上り３位の足を使ってます。やっぱり、ディープ産駒はこのレースにい向いているのは確実です。タイム差なしの４着。ただ、もうひと押しが足りなかったです。

×ロゴタイプは、やはり、京都では、分が悪いですね。３３秒前半の馬たちの中ではキレ負けします。この馬も、中山東京のマイル～１８００ｍでこそでしょうね。

○、レッドアリオンは、狙いすぎでした。春のマイラーズC勝ちで今年マイル重賞２勝であの人気なら積極的に狙ったのは正解だったと思うのですが、もまれ弱いこの馬には、G1の厳しい流れは向いていないってことなんでしょうね。勉強になりました。まぁ、厩舎の調整失敗でしょうか？、＋１０ｋｇという馬体重の時点で、終わっていた可能性はありますが・・。あと、、目をつぶった前走２桁着。これは、もう、虎の巻に加えてもいいと思います。

ということで、、今回も、的中できず...。状況が悪いと、深みにはまりそうです。以前の虎の巻＋今回の項目を精査して追加したいと思います。

・まず、年齢制限から。年齢は６歳馬で、それまでに、マイルCSで馬券対象になったことがない馬で、その年重賞未連対馬は消し。７歳以上ならその年、G1勝ちしていない馬は消しです。

・４，５歳馬は、このレース、相性がいいので、どこからでもはいれます。

・３歳馬は、G1・２勝以上の馬か、古馬混合戦１６００万クラス以上で、マイル以上のレースをで５５ｋｇ以上背負って勝った馬のみ。（ただし、G1馬以外なら、京都外回りコースでの勝ち鞍は必須）同世代同士より、古馬混合戦での勝利の方が価値がある。

続いて臨戦過程。 

・前走成績で、５着以下の馬で、牡馬５７ｋｇ、牝馬５６ｋｇより斤量が軽かった馬は、消しです（３歳馬はー２ｋｇのアドバンテージあり）。

・前走G1以外の２桁着は消し。ただし、マイル以下ならG1でも消し

・前走重賞以外のレースからの参戦も消し。

・前２走とも２ケタ着馬も×。

・連対馬は、最低３勝は必要。３勝以下の馬は×。あと、前走、１秒以上で負けている馬は、連対できない。

・牝馬の活躍が目立つレースですが、馬券に絡む馬は、Ｇ１馬か、2歳戦以外の牡馬混合のオープン以上ののレースで勝ったことのある重賞勝ち馬（マイル以上の重賞勝ち）

・富士S組で買えるの１８００ｍ以上で実績（勝ちクラか、重賞連対）がある馬じゃないとダメ。

・このレースは、コースは違えど、中山１６００ｍの重賞で、好走した馬が穴をあける。

・京都外回りコースの重賞（マイル以上）2勝以上している馬は、好走する。

・天皇賞・秋から参戦してくる馬は、マイルCSで５番人気以内の馬で、そもそも能力が高い馬。

・時計が掛る馬場なら、欧州系のノーザン系、ミスプロ系、ロベルト系や外国馬（時計のある馬）が強くて、時計が早い馬場なら、サンデー系（タキオン、ディープなど）が強い。あと、ダートっぽい血統で、持続力がある馬が、穴になる。

・10番人気以下の前走からの距離短縮組は消し。

・中距離から転じてきた馬が来るのは、時計が掛かるような、雨が降ったり超荒れ馬場などで外が伸びた時に限る

・やや重までなら、内・先行～差しの馬が有利。外枠なら先行馬。

これで来年もバッチリか？！