W杯サッカー 日本代表！ ベスト８進出ならずも、感動をありがとう！

まずは、サッカー日本代表のメンバーに一言。

「感動をありがとう　」

正直、２か月前のハリル前監督の電撃解任には、驚きました。自分は、あの時点で、このロシア大会は、「３戦全敗」までありえると思っていました。４年前のブラジル大会が終わってから、日本代表は、代表監督の人事で大失態を犯しました。もうこれは、協会の責任で、この大会後に全員辞職は当然だと思います。

この４年、全く、得るもののない状態で、迎えた本大会。そのわずか２か月前という最悪のタイミングで、西野監督は、この日本代表を率いることになりました

そんな悲惨な状態の日本代表が、正直、ここまで、感動的なワールドカップを見せてくれるとは思っても見ませんでした。

今朝、２時半から、眠い目をこすりながら、スタンばって試合を観戦。朝３時からキックオフだったので、今回は１人で観戦でした。

ゲームは、キックオフから押し込まれていましたが、日本代表は、予選リーグから一変、動きが全く違いました。

正直、FIFAランキング３位のベルギー相手に、互角以上の動きでした。戦術も予選リーグ最終戦のポーランド戦みたいな、不甲斐ないものではなく、今、持ち合わせている日本代表の最高のプレーです。ディフェンスも、しっかり、ルカク、エデンアザールの２枚看板を完全に抑え込んでいました。

この代表になって、初めて、ワクワクする試合展開です。前半を０－０で終えて、こりゃ、ひょっとしたらひょっとするぞ・・。と思いながら、後半戦開始を楽しみにしていました。

すると開始わずか、３分、柴崎選手からの絶妙なスルーパスから、原口選手の先制点。まさに値千金、素晴らしい先制点でした。今大会で、この２人は、かなり成長した感じです。

そのわずか４分後、これまた、今大会、勢いに乗った乾選手の無回転ミドルシュートがベルギーゴールに突き刺さりました。もう、これは、まさにワールドクラスの一発です。個人的には、このシュートは、今大会のベストゴールに選ばれてもいいんじゃないかと思います。

格上のベルギーに２点のリード。とは言え、まだまだ怪しいと思っていました。もう１点取れば、試合は決まると思い、応援してましたが、そうは甘くありませんでしたね・・。

後半２４分、ヤン ベルトンゲン選手のヘディングシュートが決まってしまいます。正直、あれは、シュートじゃないよね・・。

再三、このブログでも指摘してた、川島選手の判断ミス。あえて、厳しい言い方をすると、サッカー日本代表の１０人は素晴らしいサッカーをしてくれました。

が、一人、「バレーボール選手」が混ざっていたみたいです・・。

パンチングや、トスや、ブロック・・・。サッカーのキーパーは、キャッチもできますよ。キャッチしてもいいんですよ～。自分は、学生の当時、まずはキャッチング、パンチングは、セービングとしては、最終手段だと思ってプレーしていたので、あんなに弾くキーパーが日本代表とは、未だに納得できませんね・・。よくよく言っても、ハンドボールのキーパーみたいでしたよ。決勝トーナメントでは、控えのキーパーのプレーが見たかったし、そこは残念でしたね・・。

この失点で、川島選手は、もう、アタフタし始めちゃいました・・。わずか５分で同点に追いつかれてしまいました・・。

まぁ、この失点は、ベルギー選手の途中交代から、流れが変わって取られたってのもあります。前半あれほど、素晴らしかったディフェンス陣がほころび始めていました。マークのわずかなミスから、徐々に流れが変わってきてました。

このあたりが、世界との壁なんでしょうね。っていうか、わずか、２か月での急造チームの限界だったのかもしれません。

しっかり４年、作り上げてきたチームは戦術や、控えの投入のタイミングをしっかりテストしてきてますよね。

わずか２か月では、そこまでの経験や実績の蓄積がなく、この大事な場面で、監督の判断がすこし遅れたのかもしれません。

逆にいえば、ここまでこれたのは、戦術や経験ではなく、日本代表の「個」のパフォーマンスだけで、勝ちあがってきたといっても過言ではないかもしれません。

時間ないが故に、選手の能力を信じ、選手間での、信頼や、やりやすさを重視して、この結果にむすびつけていけたのかもしれません。

そこに、経験と実績を積み上げていることができたら、そこに、勝利の栄光が待っていたのかもしれませんね・・。本当にそこが悔やまれます。

甘くなかったです。アディッショナルタイムに決勝点を入れられベスト８の道は閉ざされました・・。

あの瞬間、「ドーハの悲劇」の記憶がが蘇ってきました。そして、TVの電源をOFFにしてました・・。

ベルギーの、あの速攻こそが、まさに、ワールドレベル。一瞬のスキも見逃さない、これが、世界のサッカーです。正直、日本のサッカーはまだ、そのレベルまで達していないです。

ポーランド戦の「鳥かご」で、クレバーさをこの大舞台でもできることを証明できましたが、さらに上に行くには、戦術も大事ですが、やはり「個」の力が大事ですね・・。

若い世代は積極的に海外リーグに、出ていくべきです。そこで揉まれて、さらに、日本のサッカーのレベルを上げていなかければならないと思います。

今回、代表の多くの選手が、代表引退をほのめかしています。まぁ、年齢的に見ても当たり前っちゃ当たり前ですが、今回の代表が残したベスト１６を次の大会では、確実に超えていかなければならいでしょ。

次の２０２２年は、カタール大会。明日から、次のワールドカップへの戦いがはじまります。次こそは、ベスト８、いや、それ以上の成績を残してくれる日本代表の戦いを応援していきましょう！

そして、今一度、今回の日本代表に言いたいです。

いろいろ好き勝手、言わせていただきましたが、本当に、この決勝リーグの一戦は、素晴らしい一戦でした。メチャメチャ感動しました。ありがとう！お疲れ様でした。