十両の取り組みが終わり、幕内力士の土俵入りがはじまりました。まずは、「西方」
ちなみに相撲の番付は東と西に分かれますが、東の方が格が高いのです。なので、格下の西からの土俵入りとなります。
お気に入りの力士、「勢関」も回ってきました。そして・・・
大人気、「遠藤関」に「嘉風関」いい並びです。
そして、なかなか、横綱に昇進できない「稀勢の里関」 ここ一番のプレッシャーに弱いですよね・・。普通に取ってれば強いんですけどね。結果、今場所も12勝挙げて優勝争いは演じましたが、来年こそは、勝負強さを身に着けてもらいたいです。
そして、「東方」の土俵入り。
こちらには、今場所、幕尻ながら、10勝を挙げ、最後まで、この場所を盛り上げた「石浦関」がいました。小柄ながら、ムッキムキに鍛え上げられた体は、急逝した「千代の富士」の再来を思わせる気風のいい相撲を取っていました。何でも、横綱白鵬がスカウトしてきた逸材だとか。来場所も楽しみです。
そして、先場所、優勝して、この場所、「綱取り」を期待されていた、「豪栄道関」まぁ、結果、残念ながら、横綱にはなれませんでした。それどころか、2桁も勝てませんでしたからね・・。琴奨菊関もそうでしたが、なかなか日本人力士の2場所連続優勝ってのは、難しいんでしょうね・・。
続いて、横綱土俵入りです。まずは、横綱「日馬富士 土俵入り」露払い「大翔丸関」、太刀持ちは、先ほど見かけた、「宝富士関」
「日馬富士関」の土俵入りは、「不知火型」昔は、「不知火型は短命」とか言われてましたが、今や、この日馬富士関も、白鵬関も「不知火型」ですからね。そのジンクスも払拭された感もあります。
続いて、「鶴竜 土俵入り」露払い、「蒼国来関」、太刀持ち、「勢関」
こちらの「鶴竜関」は「雲龍型」こちらは、「大横綱」の土俵入りスタイルって感じです。
昭和で言うと、「大鵬」、「千代の富士」、平成で言うと、「貴乃花」や「朝青龍」がこの型ですよね。ちなみに、こちらの方が「縁起がいい」型らしいです。
「雲龍型」は、「攻守のバランスがいい」、「不知火型」は、「攻めの型」だと昔、教えてもらったことがあるのですが、(間違ってたらすんません)、個人的には、やっぱり、「雲龍型」の方がカッコいいと思うんですよね。
そして最後に、「白鵬 土俵入り」露払い、「石浦関」、太刀持ち、「旭秀鵬関」
平成の大横綱の土俵入りを生で見れただけでも、感動です。
ちなみに、TVでは、あまり良く見ることのできない、綱の結び目が、「雲龍型」と「不知火型」とでは、違っていることが、ここの場所からみて、よくわかりました。
「雲龍型」は綱の結び方は、1輪になっていて、「不知火型」の、結び目は両輪になっています。
こういうことに気づけるのも、生で見ればこそですね。
見事な土俵入りを終え、ふ~と息をつく、白鵬関。
いや~、カッコいいですわ。
横綱土俵入が終わると、幕内の取り組みの前に、土俵を整える作業に移ります。結構、大人数で行うものなんですね。
と、土俵の方を気にしていたら、目の前に、この日の向こう正面の解説にやってこられた、「元・旭天鵬」の「大島親方」が登場です。
親方には、帰り間際に握手していただきました。見た目通りの、とても感じのいい親方でした。
さぁ、幕内の取り組みがはじまります。徐々に観客席も埋まり、声援も多くなり、活気ついてきました。
幕内の取り組みは、やはり、迫力がありますね~。名前と顔が一致する力士ばかりなので、見てて楽しいです。
取り組みが進み、応援している、「勢関」が登場。
この日は、残念ながら負けてしまいましたが、今場所は、わき腹を痛めていたにも関わらず10番勝ちましたからね~、再び、3役も見えてきました。
今年は、連続満員御礼が続いていたのですが、この九州場所で、一旦、途絶えてしまいましたが、この日は、「満員御礼」の垂れ幕が出ました。実際は、空席もあるのですが、予め、予約席とかで、ほとんどの席は完売されてるみたいです。
お隣、香川県小豆島出身の「琴勇輝関」幕内に上がった頃は、「ホゥッ」の掛け声で人気になったお相撲さんですが、今や、実力もついて、関脇まで、出世しましたからね。今場所は、負け越しましたが、得意の突き押し相撲に磨きをかけて、再び、3役復帰してもらいたいです。
と、このあたりから、ちょっと、会場がざわついてきたんですよね・・・。
相撲とは、別の場所で歓声が上がったと思ったら、ナント、歌舞伎役者の「市川海老蔵」さんと息子の「勧玄くん」そして、「中村獅童」さんが来場され、会場が一気に、ヒートアップ。
正直、相撲そっちのけで、この3ショットをカメラに収めようと、多くの観客がカメラをむけていました。(勿論、自分もその一人だったわけですが・・。しかも、恥ずかしながら、その映像が、しっかり、TV中継に映っておりました・・。)
実は、この日の朝に、海老蔵さんのブログに「人生初相撲に連れて行けたらいいなーと思ってます」と書いてあったので、ひょっとしたら?と思ってはいたのですが、本当に観にいらしたとは。オーラバンバン出てましたが、周りの方は相撲どころじゃなかったかもしれませんね。
と、そちらが気になっている間に、取り組みは、進み、大関戦に突入です。今場所、前半、横綱、大関をバッタバッタと倒した、「遠藤関」と大関「琴奨菊関」のこの日、楽しみな1戦を迎えました。
さすがに人気の好カード。懸賞もグルグル回ってます。
時間一杯! 出ました!「琴バウワー」
いざ、対決!
勢いよく合った2人でしたが!
遠藤関の引き落としが見事に決まり、大関撃破です。
前半戦調子のよかった遠藤関でしたが、千秋楽に負け越しとちょっと残念な結果になってしまいました。足のケガもだいぶ良くなったみたいで、来年は、さらに上を目指していい相撲を取ってもらいたいですね。
そして、「綱取り」の場所の「豪栄道関」が登場。
この日は、「御嶽海関」を圧倒して勝ち星を挙げましたが、結果、9勝と、綱取りどころか、危うくまた、負け越ししそうでしたもんね・・。豪栄道関も、一旦、気持ちが切れるとズルズル行っちゃうタイプだけに、もう少し、踏ん張りがきいてもらいたいものです。
そして、横綱「白鵬関」の取り組み。今日一番、楽しみにしていた1戦です。
相手は、「玉鷲関」時間一杯、待ったなし!少し、息が合いませんでしたが、
あっと言う間に、「突き落とし」で「1001勝目」を挙げました。
熱戦を期待していましたが、格が違いましたね。
ガッチリ、懸賞ゲットです。いや~やっぱり、カッコいいですね。
すべての取り組みが終わり、「弓取り式」です。この弓取り式を行っているのが「聡ノ富士」
このお相撲さんの弓取り式は、カッコいいですよね~。高速で弓を回して、実に美しい弓取り式を行います。これも生で見れてうれしかったです。
そして、「打ち出し」あの、相撲中継の終わりに流れてくるお囃子なんですが、アレ、リアルに叩いてるんですね。それがこちら。この櫓の上で、太鼓をたたいています。これが、かなり響いてカッコよかったなぁ~。
いや~、ホント、来てよかった。大満足の大相撲観戦でした。思わぬところで、「海老蔵&獅童」の歌舞伎俳優さんも見れたし。
また、機会があれば、是非、大相撲観戦、行きたいですね~。今度は、もう少し前で、「溜まり席」とまで言いませんが、「ますA席」くらいでもっと迫力のある取り組みがみてみたいです。
興奮冷めやらぬ中、本日の宿泊地である、「カンデオホテルズ福岡天神」に向かいました。その後、「夜の天神」で、「福岡グルメ」を堪能すべく、繰り出すことになるのですが、それは、また後日。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます