2013/629にアップした記事にボサノバギターリスト伊藤ゴローさんのユニットの動画を追加しました。
最近、2回続けて、大江戸線新宿西口駅構内でヘブンライブを聴きました。ボサノバのユニット、サパトスとギターリスト、ダニエル・コフリンさんのライブです。都会の雑踏の音がライブの音楽に不思議な味付けをしていました♪
●2015年2月18日 サパトス
映画音楽の「ニューシネマパラダイス」やロバータ・フラックの「優しく歌って」が心に残りました。ギターリストの木村純さんが三四郎さんとスタンダードな曲を演奏するときにはボサノバだけのライブではあまり見られない左手の動きをするので、新鮮です。(技術的に何というのか知らなくってごめん。) それに、相変わらず木村さんはおしゃれでした。
●2015年2月25日 ダニエル・コフリン
この日は暗い構内を明るくするような「かがやき」の演奏から始まりました。
「パイレーツ オブ カリビアンのテーマ曲」は今日の衣装に合わせた曲です。たしか昨年末から弾きはじめた曲ですが、だいぶ弾きこんで、今日の演奏はとても良い仕上がりでした。聴きながら、昔ダニエルさんのHPに「ロドリーゴ&ガブリエラの曲を弾いてほしい。」と書き込みをしたことを思い出しました。何だかそれが叶ったような気がして嬉しかったです(映画ではロドリーゴ&ガブリエラがこのテーマ曲を弾いています。)(^^♪
この日は「パッヘルベルのカノン」と最後の「kokaji」がとっても良かったです。冬の地下鉄構内で透明感のある弦の音やボディを叩く音が美しく響きました。都会の雑踏の音が聴こえることで「聖と俗」のような対比が感じられ、よけいにギターの音が綺麗に聴こえた気がします。いつもの背中がゾクゾクする感じが来ました。
【セットリスト】 ※オリジナル曲
1.かがやき※
2.飛行船※
3.Future※
4.ファーストラブ
5.Kanon
6.パイレーツ オブ カリビアンのテーマ曲
7.コーヒールンバ
8.轍※
9.蛍の光
10.kokaji※
【写真】
駅構内が暗いので、ガンちゃんが知恵を働かせて、isoをめちゃくちゃ6400くらいにあげてくれました。そのおかげで、あまりぶれずに済んだけど、粒子がだいぶ荒れてます。本当は三脚立ててisoを下げて撮ったほうが綺麗なんだけど・・・。
シャッタースピードを遅くして、通行人をわざとぶれるように撮ってもみました。今まで撮ったことのない方法なんだけど、結構うまくいきました。この技をもっと磨いたら、良いのが撮れそう!
先週の土曜日は、西荻窪のブラジル料理店コポ・ド・ジアでブラジル音楽のライブを友人と楽しんできました。
ギターリスト伊藤史和さんがバンマスになって、いつものボーカルわだなおみさんと可愛らし~いバイオリニスト五十嵐歩美さんの3人で、かなり難曲に挑むというので、どんな曲が聴けるのかとワクワクでした。(五十嵐歩美さんのバイオリンは初めて。)
確かに、知っていた曲は少なかった。でも、みんな魅力的な曲で、あっと言う間に終わった感じです。インストの曲も半分くらいあって、インスト好きにも満足でした。
特に、素敵だったのはドリバル カイミの「アマゾン リバー」という曲。聴いていたら、静かに船でアマゾン川を進んでいく映像が見えてきました。わださんのスキャットがい~い感じです。わださんが、歌いながら鳥笛(木を擦らせるタイプ)や木の実を擦れせて音を出す楽器などの珍しい楽器を使って、波や風の音や野生動物の声を表現していたのが、うまく効いていました。自然の静けさに癒されている気分・・・♪
わださんが、「昔から聴いていた曲だけど、難しくって歌ったことがなかった。伊藤さんが楽譜に起こしてくれたから、こんな素敵な歌を歌えた。」と言って、楽譜をお客さんに見せてくれたのも印象に残ってます。聴いていて、難曲が難曲と分からなかったのですが、それは3人ともそれだけ技術があるって言うことなんでしょうね。
ライブが終わってから、みんなで、ジャスとボサノバのノリのちがいとか、ブラジル料理のこととか・・初めてお会いしたバイオリニスト五十嵐歩美さんがもうすぐうちの近所に引っ越してくるなんていう話で盛り上がってしまいました。
今回、一緒にライブに行った友人はこんなブラジル音楽のライブは初めてだったそうですが、こんな雰囲気にびっくりしていました。客と演者がまるで友人のようだったから。・・・それは私も最初の頃感じたことです。ダニエルさんのライブもこんな感じだと楽しいと思うけど・・・無理でしょうね。
冬のストリートライブはプレイヤーにとってもオーディエンスにとっても寒さとの戦いです。
この日も気温が0℃に近い厳しい寒さの中でしたが、ダニエルさんは予定時間をオーバーして17曲も演奏してくれました。
冬に屋外でギターを演奏することはギターを弾かない私には分からない困難なことがたくさんあると思います。実際、指が凍えているのをカバーしているような動きも見えました。それでも一曲一曲終わるごとに笑顔を見せてくれて・・・ダニエルさんはすごい!
単に聴いていただけの私でさえも後半の30分は震えてしまいましたが、オーディエンスにとってはマイナスのことばかりではありません。
冬は空気が乾燥して、弦の音がクリアーに響きます。ダニエルさんの特徴でもある音色の透明感がいつもより増して最高です!!!震えながらだって聴く価値があります。以前、ダニエルさんに「冬は音が綺麗。」と伝えたら、「そうでしょう!」と嬉しそうに答えてくれたのを思い出します。
それに何より、この日も朝からいろいろとあって、しょぼくれていたのですが、ダニエルさんのギターに慰められました。ダニエルさんのギターは生きていくための必需品です(=^・^=)
・・・ということで、この日のセットリストはこんな↓でした。
Trapや三銃士など、初期のオリジナル曲とkokajiが印象に残りました。激しい調子の曲が厳しい寒さの中で際立って、素敵に感じたのかもしれません。
◆2015年2月10日セットリスト ※オリジナル曲
1.轍※
2.海の見える街
3.コーヒールンバ
4.パイレーツ オブ カリビアン テーマ曲
5.kokaji※
6.trap※
7.Re-rise※
8.Unbreakable※
9.gennji※
10.Kanon
11.三銃士※
12.戦場のメリークリスマス
13.飛行船※
14.Future※
15.かがやき※
16.Time to say good by
17.蛍の光
ガンちゃんは前のカメラに比べて人の表情を撮るのが得意です。でも、やっぱり私にとって人を撮るのは難しい。今回はダニエルさんの表情をとらえようとたくさんシャッターを切ってみました。
我が写真の心の師匠、土門拳は「風貌シリーズ」でその対象者の本質をえぐるような写真を撮っています。そんな土門の写真がポーラスターのようにはるか彼方で煌々と輝いているように感じます。ポーラスターに1mmでも近づけたでしょうか?
・・・ピントの合ってない写真もあって話にならないかなぁ?なんだか、1月に撮った写真のほうが良く見えます。・・・次はもっと心に響く写真を撮りたいです。
ストーブの炎を見ながら、こんな歌を聴いていると昼間あった色々なことを忘れてしまう。
ずっとこの歌が終わらなければいいと思う。
明日なんかなくていい。
ずっと聴いてよう。
ずっと・・・。
『A Volta』 by Roberto Menescal e Ronald Boscli
2014/11/2 新富町 マデイラ
わだなおみ(Vo.) 木村純(Gt.) アンディ鈴木(A.Sax)
『Razao de Viver』 by Emir Deodadato
2015/1/13 大塚ドンファン
木村純(Gt.) 鈴木厚志(Pf.) 川満直哉(Flute ) わだなおみ(Vo.)
わださんに、「あなたも歌を歌ってるの?」と聴かれたことがあります。
「歌ってます。」って答えたかった。