時のしずく

COCCOのフォトダイアリー

生きた招き猫シリーズ 番外(犬)編

2015年02月27日 19時52分06秒 | ペット・動物

私の住んでる小金井市で、世界的に有名なものと言ったら・・・スタジオジプリです。ジプリ美術館は三鷹にあるけど、実際にアニメーションを制作しているスタジオは小金井にあるんですよ。これ、私の地元自慢(笑)

最近、スタジオジプリに加えて新たに世界的に注目されて、外国からわざわざ見に来るスポットができたらしいのです。しかも、うちから歩いて5・6分のところに!

それが、この鈴木タバコ店です(笑)そこの柴犬しばちゃんがなんと海外で大人気なんです。ユーチューブに動画がアップされたのがきっかけだそう。

しばちゃんはお客さんがとっても大好きで、お客さんが来ると窓をあけて、「いらっしゃい」ってしてくれます!きゅうりが大好きという変なところも人気です。

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さっき、買い物のついでに鈴木タバコ店に寄ってみましたが、お店の人が介護ボランティアに出るとかで、お店はおやすみでした。・・・そのうちリベンジして、しばちゃんの写真を撮ってきます!


東京のおすすめ散歩道  目白→池袋

2015年02月27日 01時04分02秒 | 散歩

池袋に用事があったので、少し早目に家を出て、JR池袋駅のお隣の駅、目白駅で降りて、一駅分お散歩をしながら池袋に行きました。

目白駅から「目白庭園」や「上り屋敷公園」、「自由学園」をたどって、静かな住宅街の細い遊歩道を歩きます。とても落ち着いた街並みが続くので、ここが賑やかな池袋の近郊なのかと驚きます。

目白庭園は、京都や金沢の古都を偲ばせる佇まいです。庭園内にある赤鳥庵は、この地で創刊された子供のための文芸雑誌「赤い鳥」にちなん名づけられたそう。

自由学園明月館は建築好きなら、絶対はずせない東京都内の名建築です。近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトが設計しました。また、別棟の講堂もライトの弟子だった遠藤新の設計です。

今回は急いでいたし、すでに何回か見学しているので、この日は無料見学のできるショップだけ見ました。でも、この建物は、絶対、中をゆっくり見たい建物です。お茶もできるので、ゆっくりお茶できれば最高!

ここではいろんな講座などが行われているそうです。近所に住んでいたら絶対講座を受けるのにと思いました。金継ぎの講座もあるし、建築の講座もあるんですよ。

以前、講堂で荘村清さんのギターコンサートを聴いたことがあります。素敵な建物の中で、私がギターを聴く原点の荘村さんの演奏を近くで聞けて最高の気分でした。

この散歩道は細い道なのですが、区が遊歩道として整備したのか、散歩道のコースになっている道だけ煉瓦敷になっているので、迷いそうになったら、煉瓦敷の道なりに進めばOKです。

●目白庭園


 








●自由学園

1.講堂(遠藤新 設計)


2.明月館 (フランク・ロイド・ライト 設計)

 

 

 

 


地下鉄構内に音楽が流れる ***サパトス & ダニエル・コフリン***

2015年02月26日 12時07分52秒 | 音楽

最近、2回続けて、大江戸線新宿西口駅構内でヘブンライブを聴きました。ボサノバのユニット、サパトスとギターリスト、ダニエル・コフリンさんのライブです。都会の雑踏の音がライブの音楽に不思議な味付けをしていました♪ 

 

●2015年2月18日 サパトス

映画音楽の「ニューシネマパラダイス」やロバータ・フラックの「優しく歌って」が心に残りました。ギターリストの木村純さんが三四郎さんとスタンダードな曲を演奏するときにはボサノバだけのライブではあまり見られない左手の動きをするので、新鮮です。(技術的に何というのか知らなくってごめん。) それに、相変わらず木村さんはおしゃれでした。

 

 

 

●2015年2月25日 ダニエル・コフリン

この日は暗い構内を明るくするような「かがやき」の演奏から始まりました。

「パイレーツ オブ カリビアンのテーマ曲」は今日の衣装に合わせた曲です。たしか昨年末から弾きはじめた曲ですが、だいぶ弾きこんで、今日の演奏はとても良い仕上がりでした。聴きながら、昔ダニエルさんのHPに「ロドリーゴ&ガブリエラの曲を弾いてほしい。」と書き込みをしたことを思い出しました。何だかそれが叶ったような気がして嬉しかったです(映画ではロドリーゴ&ガブリエラがこのテーマ曲を弾いています。)(^^♪

この日は「パッヘルベルのカノン」と最後の「kokaji」がとっても良かったです。冬の地下鉄構内で透明感のある弦の音やボディを叩く音が美しく響きました。都会の雑踏の音が聴こえることで「聖と俗」のような対比が感じられ、よけいにギターの音が綺麗に聴こえた気がします。いつもの背中がゾクゾクする感じが来ました。

【セットリスト】 ※オリジナル曲

 1.かがやき※

 2.飛行船※

 3.Future※

 4.ファーストラブ

 5.Kanon

 6.パイレーツ オブ カリビアンのテーマ曲

 7.コーヒールンバ

 8.轍※

 9.蛍の光

 10.kokaji※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【写真】

駅構内が暗いので、ガンちゃんが知恵を働かせて、isoをめちゃくちゃ6400くらいにあげてくれました。そのおかげで、あまりぶれずに済んだけど、粒子がだいぶ荒れてます。本当は三脚立ててisoを下げて撮ったほうが綺麗なんだけど・・・。

シャッタースピードを遅くして、通行人をわざとぶれるように撮ってもみました。今まで撮ったことのない方法なんだけど、結構うまくいきました。この技をもっと磨いたら、良いのが撮れそう!

 

 

 

 

 

 


今日の一曲 Amazon River

2015年02月24日 02時53分03秒 | 音楽

先週の土曜日は、西荻窪のブラジル料理店コポ・ド・ジアでブラジル音楽のライブを友人と楽しんできました。

ギターリスト伊藤史和さんがバンマスになって、いつものボーカルわだなおみさんと可愛らし~いバイオリニスト五十嵐歩美さんの3人で、かなり難曲に挑むというので、どんな曲が聴けるのかとワクワクでした。(五十嵐歩美さんのバイオリンは初めて。)

確かに、知っていた曲は少なかった。でも、みんな魅力的な曲で、あっと言う間に終わった感じです。インストの曲も半分くらいあって、インスト好きにも満足でした。

特に、素敵だったのはドリバル カイミの「アマゾン リバー」という曲。聴いていたら、静かに船でアマゾン川を進んでいく映像が見えてきました。わださんのスキャットがい~い感じです。わださんが、歌いながら鳥笛(木を擦らせるタイプ)や木の実を擦れせて音を出す楽器などの珍しい楽器を使って、波や風の音や野生動物の声を表現していたのが、うまく効いていました。自然の静けさに癒されている気分・・・♪

わださんが、「昔から聴いていた曲だけど、難しくって歌ったことがなかった。伊藤さんが楽譜に起こしてくれたから、こんな素敵な歌を歌えた。」と言って、楽譜をお客さんに見せてくれたのも印象に残ってます。聴いていて、難曲が難曲と分からなかったのですが、それは3人ともそれだけ技術があるって言うことなんでしょうね。

ライブが終わってから、みんなで、ジャスとボサノバのノリのちがいとか、ブラジル料理のこととか・・初めてお会いしたバイオリニスト五十嵐歩美さんがもうすぐうちの近所に引っ越してくるなんていう話で盛り上がってしまいました。

今回、一緒にライブに行った友人はこんなブラジル音楽のライブは初めてだったそうですが、こんな雰囲気にびっくりしていました。客と演者がまるで友人のようだったから。・・・それは私も最初の頃感じたことです。ダニエルさんのライブもこんな感じだと楽しいと思うけど・・・無理でしょうね。


怒涛の琳派!第三弾  「THE 琳派展」 -畠山記念館

2015年02月21日 16時16分14秒 | 美術・工芸

2015年 2月14日(土) 

港区 畠山記念館にて

 

バレンタインデーに女友達と「THE 琳派展」に行ってきました。

畠山記念館は荏原製作所の創立者の畠山一清氏が集めた茶道具のコレクションを中心に展示している小さな博物館です。白金の静かな住宅街にあり、建物も日本庭園もどれも趣味が良くって、都内のお気に入りの場所の一つです。

それに小さくて収蔵品の数は少ないのに国宝をはじめ素晴らしい物が多い博物館!畠山一清氏が素晴らしい数寄者であり、その精神が引き継がれているからでしょう。

この畠山記念館が開館50年を記念して、琳派コレクションの展覧会「THE琳派」を開催しました。

14日は1点1点を約1時間かけてキュートな女性の学芸課長が解説してくれました。解説の時間はものすごい人でごった返していました。前週のTV日曜美術館でこの展覧会が取り上げられた影響もあると思いますが、茶道具や日本画等々を鑑賞するには多すぎです。でも、上野の美術館などで人がごった返すのとは雰囲気が違って、あんまり嫌な感じがしませんでした。

今回の展覧会も私の好きな「下絵・俵屋宗達、書・本阿弥光悦」の作品がありました。重要文化財に指定されている「金銀泥四季草花下絵古今集和歌巻」で、これもまたすばらしかったです。巻物の中段が見られるようになっていたのですが、小さな蕾のついている梅の枝がすっ、すっと伸びている絵に、細く早い筆でさらっと和歌が書かれ、なでしこの花の絵に変わったところで、太い筆跡に変わります。(私に和歌の教養があれば、もっと深く理解できるのに・・・と悔やみますが、しょうがない。)本当に、絵を見ていると音楽が聞こえてくるのです。もし、この巻物を手に取って、巻きながら見ることができるのなら、よけいそう感じると思います。(できるなら、そんなことしてみたい!)

この「下絵・俵屋宗達、書・本阿弥光悦」の作品はいくつか作られていますが、これらの作品群を学芸員の方たちは『若松』と愛称で呼んでいるということでした。これからは、私も学芸員の方のように『若松』と愛称で呼びたい。

展示されていた茶道具の中では、なんてたって、重要文化財に指定されている本阿弥光悦の「赤楽茶碗 銘 『雪峯』」が圧倒的な存在感でした。構台が小さかったらしく、焼いている途中で割れたお椀を金で継いで完品とした本阿弥光悦はすごい感性の持ち主だと思いました。(茶道具は割れを面白さとして見るのがこのころから始まったらしいのですが・・・)

美意識は時代によって変化するのに、この時代を超えて共感できるのはどういうことなんでしょう? 永遠の美と言うのがあると信じても良いのでしょうか?

 

 

●畠山記念館

  

(畠山記念館HPから)

 

●赤楽茶碗 銘 雪峯 本阿弥光悦作

腰から胴にかけて丸く張り、鞠のように円満な姿をしているこの赤楽茶碗は、「光悦七種」の一つに数えられる。全体にやや厚めで、内側に抱え込むような口縁から胴、高台にかけて、太くて大きな火割れがあり、いずれも金粉漆繕いが成されている。「雪峯」の銘は、一方の口縁から胴にかけてなだれるようにかけられた白釉を、山嶺に降り積もる白雪に、また火割れを雪解けの渓流になぞらえて、光悦自ら命銘したといわれる。(畠山記念館HPから)

 

●重要文化財《金銀泥四季草花下絵古今集和歌巻》本阿弥光悦書・俵屋宗達下絵

本阿弥光悦と俵屋宗達が共同制作した金銀泥下絵和歌巻は、京都国立博物館の重要文化財《鶴下絵三十六歌仙和歌巻》などが知られていますが、こちらも極めて質が高い逸品です。

下絵の宗達は、線を描かずに濃淡だけで描く「没骨法(もっこつほう)」で、四季を表現。光悦は古今和歌集から十九首の和歌を選び、絶妙なリズムで文字を配しました (畠山記念館HPから)