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見上げれば星の海R

宝塚は花組&月組、歌舞伎は猿之助(二代目亀治郎)
イチオシ俳優は高橋一生
元同人描きによるインドア生活日記

宝塚宙組「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」その1

2013-02-24 21:03:39 | 舞台
9月1日(土)・2日(日),22日(土)・23日(日)は宝塚大劇場にて、
10月20日(土),11月3日(祝・土)・4日(月),17日(土)は東京宝塚劇場にて、計12回観劇。

自分が好きなモノ同士のコラボレーションは、予想を遙かに超えて楽しく、気が狂ったように 観ちゃいました。
この感想も「その10」ぐらい迄の連載になってしまうかもしれませんがお許しを。
なお、ピンクのフォント部分はともちんラヴ視点なので、興味の無い方はすっ飛ばしてお読みください。

「銀河英雄伝説」なんて見たことも聞いたこともないよーという方へ、どんな物語なのか説明しますと・・・
ま、宇宙版『三国志』みたいなもんです。(←ざっくり過ぎ。)
脚本・演出は小池 修一郎先生。
主な配役は以下のとおり

★銀河帝国★
ラインハルト・フォン・ローエングラム(軍略の天才にして若き元帥):凰稀 かなめ
ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ(国を憂う伯爵令嬢):実咲 凛音
パウル・フォン・オーベルシュタイン(冷徹なる義眼の参謀):悠未 ひろ
ジークフリード・キルヒアイス(ラインハルトの幼なじみにして腹心):朝夏 まなと
オスカー・フォン・ロイエンタール(帝国軍双璧の片割れ。金銀妖瞳):蓮水 ゆうや
ウォルフガング・ミッターマイヤー(いま一人の双璧。異名“疾風ウォルフ”):七海 ひろき
アンネローゼ・フォン・グリューネワルト(ラインハルトの姉にして皇帝の寵妃):愛花 ちさき
シュザンナ・フォン・ベーネミュンデ(皇帝のかつての寵妃。アンネローゼを憎む):美風 舞良
フリードリヒ四世(銀河帝国皇帝):寿 つかさ
クラウス・フォン・リヒテンラーデ(国務尚書。皇孫を皇位に着かせる):磯野 千尋


★自由惑星同盟★
ヤン・ウェンリー(戦争を嫌うが卓越した智略で武勲を重ねる):緒月 遠麻
ユリアン・ミンツ(ヤンの養子。家事一切の面倒を見る):伶美 うらら
ジェシカ・エドワーズ(ヤンの友人・故ラップ少佐の婚約者):純矢 ちとせ
フレデリカ・グリーンヒル(ヤンを想う、優秀な副官):すみれ乃 麗
ヨブ・トリューニヒト(国防委員長。次期政権を狙う):星吹 彩翔

★フェザーン自治領(商業都市国家)★
アドリアン・ルビンスキー(自治領主。富と術策によって銀河の制御を目論む):鳳樹いち
ドミニク・サン・ピエール(ルビンスキーの愛人):大海 亜呼


ぬっと闇の底から現れたのは、原作の100倍イケメンなともオーベルシュタイン。
(トート閣下の如くオーケストラピットから上がって来たのです!)
顔面の左半分を覆う白髪と、緑の瞳が光を反射する。
[『シャングリラ』の氷を思わせる、冷やかな美しさ。こちらに背中を向けた時の後ろ姿、均整のとれた身体にまた惚れ惚れする。肩~背中~腰にかけてのラインがセクシー。どうしてそんなに腰の位置が高いの~?!

銀河帝国と自由惑星同盟の成り立ち、現在に至る迄の数百年に渡る攻防、そして両国のそれぞれの英雄の存在を語ってゆく。
このアニメ映像を交えての解説は、原作を知らない層に対する配慮であろう。大まかな舞台設定が頭に入る。
「勝つことしか知らない戦の天才、ラインハルト・フォン・ローエングラム…!」と言った時の、キーン! という金属のような音がカッコイイ。
対局にヤンの映像も現れる。原作ファンのテンションは上がる一方だ

幕が上がる。
レーザー光線が錯綜する高い頂に立つのはテルラインハルト。
白銀の軍服とマントに身を包み、豪奢な金髪に霞むことのない美貌 は、冴え冴えとして怖いほどだ。
彼の周りを取り巻くのは、帝国軍の精鋭たち。

ラインハルトが歌う『銀河の覇者』。
幕僚とのやり取りに、原作ファンはツッコミながら聴いていたんじゃないだろうか。
ああ 友よ キルヒアイス 傍らで私と共にあるのだ
キルヒアイス「永遠(とこしえ)に!」
嘘つきー!
ロイエンタール「忠誠を!」
嘘つけー!

といったように(笑)

両軍は、アスターテ星域で熾烈な戦いを繰り広げていた。
ヤンの友人、ジャン・ロベール・ラップ少佐(as 凪七 瑠海[二役])は、第六艦隊旗艦ペルガモンもろとも銀河に散る。
それを目の当たりにしたヤンは、第二艦隊旗艦パトロクロスにおいて全軍の指揮を執る。
「全艦隊に告げる。
心配するな、私の命令に従えば助かる。
わが部隊は現在のところ負けている。だが要は最後の瞬間に勝っていればいいのだ」
うっきゃ~。ヤン・ウェンリー来たーーっ!!
この台詞が聞けただけで悶絶もの。ええ、そうなんです。私は原作を知った20年前からずっと、
ヤンを愛しているのです。(爆)

勝利を完全にするべく、ラインハルトは命令を下す。
「全艦隊、スピン型、紡錘陣形をとれ」
(初日明けて数日は、“スピン型”とは言っていなかった。“紡錘陣形”が通じなかった人が多かったということかな
中央突破を仕掛ける帝国軍に、同盟軍は左右に分断される。帝国軍はさらに前進する。
その時だ。両手に分かれた同盟軍は逆進する。中央突破を逆手にとって帝国軍の後背に回ろうとしていたのだ。
いち早く気づいたラインハルトは、全速前進を命じ、逆進する同盟軍の右後背に食らい付こうとする。
「こんな陣形は初めて見る・・・」
まるで二匹の蛇が互いに相手の尾から呑み込もうとしているかのようだ。
この一連の映像がカッコ良かったー
スクリーンに映し出された両軍の動きが、ぐるーっ とパノラマのように展開されて、臨場感たっぷり。興奮したわ~

「潮時ではないでしょうか」とキルヒアイスに促され、ラインハルトは撤退を決意する。
帝国軍の大勝利であることに違いはない。
『貴官の勇戦に敬意を表す。再戦の日まで壮健なれ』というラインハルトからの電文に対し、
「恐縮だね」と頭をポリポリ搔くヤンがステキ過ぎた

つーか、ここまででまだ第1場しか終わってないんですけど何じゃこの長文!
先が思いやられる・・・
<その2>へつづく



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