<前編>のつづき
ミナとの新居になるはずだった、海辺の屋根のない家。そこにモンローはキャサリンを連れて訪れる。
ほさちちゃんのリアの声で「木馬があるわ…」という台詞が頭に浮かんだのですが、どうやらこちら側には無かったようです(爆)
二人はお互い自慢できない過去を語り合い、殻を取りはずして打ち解ける。
みりおちゃんのブレーディーは、モンローの才能に嫉妬していたのかな。自分が育て上げたのにね。だからこそか。
ブロンソンに上手いこと言ってユニオン設立を認めた辺りから、ああ、やっぱり最後はこの人がブロンソンを唆してモンローを撃ち殺させるのね、と思い込んでいたのですが、違った。(←またか )
髭は予想していたよりも似合ってたよ。あとは貫禄だねえ。
ユニオンの要求を受け入れる形で、ブレーディーはモンローを解雇する。
喜びもつかの間、返した手でユニオンは解散を命じられ、結局キャスト・スタッフたちも解雇されてしまう。
自らを追い落としたスタッフたちを映画を愛する仲間として再び招集し、再起を図るモンロー。その中にボックスレーの顔があるのも微笑ましい。
成功を確信し、モンローはスポンサーを求めてニューヨークへ旅立つ。白い空へ。
暗闇の中に、照明を点けてくれ、とモンローの声が響く。
パッと照明が点く。モンローは一人、映画館の座席に腰かけている。
「ありがとう」
この、スタジオのスタッフをねぎらうような言い方が好きだった
ラストシーン。
紗幕の向こうで、モンローを失った仲間たちが映画を撮っている。
一人の黒衣の女が、ストーブで手袋を燃やしている。
これにはやられた。
『失われた楽園』でも、オープニングのショーがスローモーションで(←ここポイント)再現されていたことを思い出す。
どちらも本当に映像作品に見えてきて、泣ける。
蘭とむの最後の作品がスーツもので良かったと思う(トップに就任してからコスプレものが多かったから)
男役の身体の線を堪能できるし、スタイリッシュな芸が光るしね。何よりスーツでのダンスはカッコイイ!
さてさて、ショーは『TAKARAZUKA∞夢眩』
脚本・演出は齋藤吉正先生。
緞帳のデザインからサイトー節炸裂です。
描かれているのは、「宝」「塚」「夢」「眩」の文字がそれぞれ入った四つの珠。
八犬伝か、と突っ込んだ人は少なくあるまい。
ここで同行者のMちゃんが、いきなり「紫龍の必殺技って何だっけ?」
と聞いてくるから、即「廬山昇龍覇!」と答える私。
そこからアンドロメダ瞬の話になり、「ネビュラチェーン・クロスオープン!」とか言ってたら、とある場面でさお太組長(高翔 みず希)が鎖巻いて出て来たから噴きました(笑)
閑話休題
オープニングの、全身ピンクのお衣装のみりおちゃん。
よく見ると、両手の指先が、な、長ーい!
「 SPIDER~」と歌ってるのを聴いて、あ、クモなのね、と納得。
みりおちゃんは、こーいう昏い煌めき が似合うんだよなあ。トート様はぴったりかもね。
みつるくん、だいもん、キキ(芹香斗亜)の三人がメインのシーン。
何故か歌は昭和の懐メロ 「 V・A・C・A・T・I・O・N~」
三つの大きな貝を釣り上げまして・・・。
パカッと桃が割れると貝が開くと、三人のマーメイドが入ってました。そんなバカな
蘭はなちゃん、べーちゃん(桜咲 彩花)、華雅 りりかちゃんのマーメイドなコスプレが可愛すぎた
サイトー先生ってば、つくづく趣味と実益を兼ねてるよねえ。
銀狼の蘭とむはワイルド。鎖な組長はここで登場します
大人の男の対決!ってなダンスがカッコ良かった。
盲目の花売り娘ちゃんに心奪われました! 悪夢ちゃん的な黒と白のコントラスト+おさげ髪にキュンキュン きたよ。どちらのお嬢さんかしら?
・・・ネット検索中・・・
ふむふむ、朝月 希和ちゃんとな。覚えておきましょう。
銀橋には、これまたキラキラな蘭はなちゃんとだいもんが降臨。
歌い出した時、「あれ? 何だかこの曲紅白で聴いた気がする」と思ったの。
観劇後調べました。当たってました。
水樹奈々×T.M.Revolution『Preserved Roses』
レベル高過ぎ。本家に引けをとらない迫力だったよ!
フランス人形とジョーカーが、それこそビスクドールのような肌のみりおちゃんを獲り込むシーン。腐女子にも優しいサイトー先生(笑)
お芝居ではいまいち影が薄かったゆずかれーくん(柚香 光)、ここで面目躍如です。口づけをされたみりおちゃんの無表情さがたまりませんでしたわ
歌いながら銀橋を渡る蘭とむ。宝物を愛でるような眼差しで、舞台上の組子たちを見渡す。
きりやん(霧矢 大夢)のサヨナラ、『Misty Station』でもこんなシーンがあった。こーゆー見せ方は何度観ても泣けるね。
組子は蘭とむの背中を見つめて、群舞をビシィッ!とキメる。
黒燕尾の男役って、神聖な感じがするよね
他者が、決して汚してはいけない領域に立っている。そんな気がする。
儀式を終えたとも言える蘭とむが柔らかい表情になる。
蘭はなちゃんとのラスト・デュエットダンスはしっとりと。
この二人のリフトは毎回安心して観られたなあ、とこれまでのショーを振り返る。
ガッツリハードに踊るのも得意で。そこはかとなくエロいダンスもお手の物で
こちらからの要求も相当高くなっていたと思うんだけど、見事に胸がすくような贅沢な舞を魅せてくれた。
大人の男を体現化できる男役が、また一人宝塚を去った。
寂しくて仕方がない。
夏には、壮くん(雪組トップスター・壮 一帆)までいなくなる。
中性的な男役には物足りなさを覚えてしまう古いファンは、どうやって生きていったらいいんだろう。
ますます日比谷から足が遠のきそうだ
ミナとの新居になるはずだった、海辺の屋根のない家。そこにモンローはキャサリンを連れて訪れる。
ほさちちゃんのリアの声で「木馬があるわ…」という台詞が頭に浮かんだのですが、どうやらこちら側には無かったようです(爆)
二人はお互い自慢できない過去を語り合い、殻を取りはずして打ち解ける。
みりおちゃんのブレーディーは、モンローの才能に嫉妬していたのかな。自分が育て上げたのにね。だからこそか。
ブロンソンに上手いこと言ってユニオン設立を認めた辺りから、ああ、やっぱり最後はこの人がブロンソンを唆してモンローを撃ち殺させるのね、と思い込んでいたのですが、違った。(←またか )
髭は予想していたよりも似合ってたよ。あとは貫禄だねえ。
ユニオンの要求を受け入れる形で、ブレーディーはモンローを解雇する。
喜びもつかの間、返した手でユニオンは解散を命じられ、結局キャスト・スタッフたちも解雇されてしまう。
自らを追い落としたスタッフたちを映画を愛する仲間として再び招集し、再起を図るモンロー。その中にボックスレーの顔があるのも微笑ましい。
成功を確信し、モンローはスポンサーを求めてニューヨークへ旅立つ。白い空へ。
暗闇の中に、照明を点けてくれ、とモンローの声が響く。
パッと照明が点く。モンローは一人、映画館の座席に腰かけている。
「ありがとう」
この、スタジオのスタッフをねぎらうような言い方が好きだった
ラストシーン。
紗幕の向こうで、モンローを失った仲間たちが映画を撮っている。
一人の黒衣の女が、ストーブで手袋を燃やしている。
これにはやられた。
『失われた楽園』でも、オープニングのショーがスローモーションで(←ここポイント)再現されていたことを思い出す。
どちらも本当に映像作品に見えてきて、泣ける。
蘭とむの最後の作品がスーツもので良かったと思う(トップに就任してからコスプレものが多かったから)
男役の身体の線を堪能できるし、スタイリッシュな芸が光るしね。何よりスーツでのダンスはカッコイイ!
さてさて、ショーは『TAKARAZUKA∞夢眩』
脚本・演出は齋藤吉正先生。
緞帳のデザインからサイトー節炸裂です。
描かれているのは、「宝」「塚」「夢」「眩」の文字がそれぞれ入った四つの珠。
八犬伝か、と突っ込んだ人は少なくあるまい。
ここで同行者のMちゃんが、いきなり「紫龍の必殺技って何だっけ?」
と聞いてくるから、即「廬山昇龍覇!」と答える私。
そこからアンドロメダ瞬の話になり、「ネビュラチェーン・クロスオープン!」とか言ってたら、とある場面でさお太組長(高翔 みず希)が鎖巻いて出て来たから噴きました(笑)
閑話休題
オープニングの、全身ピンクのお衣装のみりおちゃん。
よく見ると、両手の指先が、な、長ーい!
「 SPIDER~」と歌ってるのを聴いて、あ、クモなのね、と納得。
みりおちゃんは、こーいう昏い煌めき が似合うんだよなあ。トート様はぴったりかもね。
みつるくん、だいもん、キキ(芹香斗亜)の三人がメインのシーン。
何故か歌は昭和の懐メロ 「 V・A・C・A・T・I・O・N~」
三つの大きな貝を釣り上げまして・・・。
パカッと
蘭はなちゃん、べーちゃん(桜咲 彩花)、華雅 りりかちゃんのマーメイドなコスプレが可愛すぎた
サイトー先生ってば、つくづく趣味と実益を兼ねてるよねえ。
銀狼の蘭とむはワイルド。鎖な組長はここで登場します
大人の男の対決!ってなダンスがカッコ良かった。
盲目の花売り娘ちゃんに心奪われました! 悪夢ちゃん的な黒と白のコントラスト+おさげ髪にキュンキュン きたよ。どちらのお嬢さんかしら?
・・・ネット検索中・・・
ふむふむ、朝月 希和ちゃんとな。覚えておきましょう。
銀橋には、これまたキラキラな蘭はなちゃんとだいもんが降臨。
歌い出した時、「あれ? 何だかこの曲紅白で聴いた気がする」と思ったの。
観劇後調べました。当たってました。
水樹奈々×T.M.Revolution『Preserved Roses』
レベル高過ぎ。本家に引けをとらない迫力だったよ!
フランス人形とジョーカーが、それこそビスクドールのような肌のみりおちゃんを獲り込むシーン。腐女子にも優しいサイトー先生(笑)
お芝居ではいまいち影が薄かったゆずかれーくん(柚香 光)、ここで面目躍如です。口づけをされたみりおちゃんの無表情さがたまりませんでしたわ
歌いながら銀橋を渡る蘭とむ。宝物を愛でるような眼差しで、舞台上の組子たちを見渡す。
きりやん(霧矢 大夢)のサヨナラ、『Misty Station』でもこんなシーンがあった。こーゆー見せ方は何度観ても泣けるね。
組子は蘭とむの背中を見つめて、群舞をビシィッ!とキメる。
黒燕尾の男役って、神聖な感じがするよね
他者が、決して汚してはいけない領域に立っている。そんな気がする。
儀式を終えたとも言える蘭とむが柔らかい表情になる。
蘭はなちゃんとのラスト・デュエットダンスはしっとりと。
この二人のリフトは毎回安心して観られたなあ、とこれまでのショーを振り返る。
ガッツリハードに踊るのも得意で。そこはかとなくエロいダンスもお手の物で
こちらからの要求も相当高くなっていたと思うんだけど、見事に胸がすくような贅沢な舞を魅せてくれた。
大人の男を体現化できる男役が、また一人宝塚を去った。
寂しくて仕方がない。
夏には、壮くん(雪組トップスター・壮 一帆)までいなくなる。
中性的な男役には物足りなさを覚えてしまう古いファンは、どうやって生きていったらいいんだろう。
ますます日比谷から足が遠のきそうだ