トホホなおやじのから元気

母介護のため退職するも
家内の反対で地元に再就職
でも介護に会社の理解は得られず、
2016年介護離職した65歳

近しい

2014-02-01 23:40:04 | 社会
最近、テレビで「近しい」と言う言葉を耳にするようになりました。

自分はこれまで、「近い」は使いますが、「近しい」は聞いたことも使ったこともありませんでした。

文脈から「親しい」と同義の感じはしましたが、ではなぜ「親しい」を使わないのでしょうか。

方言だろうと思って辞書を引きましたが、ナント記載されていました。

「近しい」とは心理的に近い状態だそうです。

用法を見て、びっくりしました。

He is a close friend of mine.
「親しい彼とは、近しい仲である。」

そんな言い方をするんだぁ。



ってことは、こんな日本語も想定されます。

「親しい彼だが、近しい仲ではない。」

さしずめ、英訳するとこんな感じでしょうか(笑)。

He is my friend, but not so close.

でも、これを和訳しろと言われたら、

「彼は友人だが、それほど親しいわけではない。」

と答えてしまうだろうな。


そう考えると、用法にあった「親しい彼とは、近しい仲である。」は、「友人である彼とは、近しい仲である。」のほうが、
良いような気がします。
でも、普通は、「彼は親友だ」でしょう(笑)。


というわけで、いまだ「近しい」とは近しくなれていません(笑)。

「親しい」でいいじゃん。
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昼飯 | トップ | 16.8℃ »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ニュアンス (ha-chansan)
2014-02-02 09:41:50
でも、やっぱり、親しいと近しいは、違うような気がする。
何がどう違うか説明しろと言われると、難しい気がするけど、ニュアンスが違うかなぁ。
近しいという言葉に、私が特に違和感がないのは、年齢的なものかもしれません。
文章に出てくることが多いように思います。
親しいも近しいもほぼ同じ意味のようですが、やっぱりニュアンスが違うかな。
その時に、使いたいほうを使えばいいじゃん。
返信する
はーちゃんへ (とほ)
2014-02-03 07:34:41
>でも、やっぱり、親しいと近しいは、違うような気がする。
>何がどう違うか説明しろと言われると、難しい気がするけど、ニュアンスが違うかなぁ。

そうなんですか・・・
近しいは、人生で一度も使ったことがないので、ニュアンスわかりません。
σ(・・)周辺で使われるのもつい最近まで聞いたことなかったです。

>近しいという言葉に、私が特に違和感がないのは、年齢的なものかもしれません。

え?!はーちゃんは使っているわけね。
最近の言葉と思っていました。

>文章に出てくることが多いように思います。

なるほど。
本を読まないσ(・・)は知らないはずだ(苦笑)。

>親しいも近しいもほぼ同じ意味のようですが、やっぱりニュアンスが違うかな。

本の中で世界が広がっているから、そのニュアンスの違いが感じられるのでしょうね。

>その時に、使いたいほうを使えばいいじゃん。

ニュアンスをわかってないから、どんなときに使ったらよいかわかりません。
全部、親しいですませてしまうことでしょう。
返信する
田舎には 古典的言語が残留する (ジョルジュ)
2014-02-03 18:41:55
という証左のような現象でしょうか?
私は 耳にし、口にしたこともあります。

「近しい友人」的な使い方より、「近しい親戚」的な用法の方が多かったような気がしています。

それから「近しく思う」という使い方で 
主に亭主との間で 時折 口にしていました。
「あの人、私たちの事を 近しく思ってくれているのね?」
という、「近しい友人」的使い方です。
矛盾がありますが(汗)、亭主と私は 同郷なので、 別段 変わってる言葉だ、とは思わずにいました。

そうか、希少価値のある言葉なんだ!
(希少価値のある言語選択者なんだ!)

でも あまり耳にしないし、
本でも新聞でも あまり目にしない言葉ですね。
返信する
ジョルジュさんへ (とほ)
2014-02-05 00:19:23
>田舎には 古典的言語が残留するという証左のような現象でしょうか?
>私は 耳にし、口にしたこともあります。

ということは、昔からあった言葉なんですね。
こちらも田舎ですが、「近しい」を使う人はいませんでした。

>「近しい友人」的な使い方より、「近しい親戚」的な用法の方が多かったような気がしています。

うーん。違いがわかりません(笑)。
もともと親しいはずの人達がさらに親しいときに用いる修飾語のようなものでしょうか。


>矛盾がありますが(汗)、亭主と私は 同郷なので、 別段 変わってる言葉だ、とは思わずにいました。

同郷だと、言葉のニュアンスも一致しているから、よく理解されますよね。
トホ家もかみさんと私は同郷です。標準語と思っていた言葉が方言で二人でびっくりしたこともありました。


>そうか、希少価値のある言葉なんだ!
>(希少価値のある言語選択者なんだ!)

北部九州で使うと、送り仮名間違えたと思われますヨ(笑)

>でも あまり耳にしないし、
>本でも新聞でも あまり目にしない言葉ですね。

TVで女性アナが使うのを何度か聞きました。
私は増えている傾向のように感じます。
返信する
そうか~ (豆柴)
2014-02-06 03:45:31
よく耳にするし使う言葉なのに、なぜ?
って思ったけど、本の中でよく目にする言葉だったんですね。
「近しい間柄」ってよく出てくるような気がします。
でも確かに普段の生活では「親しい」を選択して使いますね。
「近しい」は「親しい」より、親密な感じがします。
返信する
豆柴さんへ (とほ)
2014-02-07 00:23:06
>よく耳にするし使う言葉なのに、なぜ?
>って思ったけど、本の中でよく目にする言葉だったんですね。

豆柴さんも読書家でしたか。
私は最近、1年2冊、しかも実用書くらいしか読まないので
近しいって言葉には遭遇してきませんでした。

>「近しい間柄」ってよく出てくるような気がします。
でも確かに普段の生活では「親しい」を選択して使いますね。

どうも、物理的距離を想像してしまいます。
近しいというと、親しいよりも、似たってニュアンスを感じますが、
そういうわけでもないのですよねぇ。

>「近しい」は「親しい」より、親密な感じがします。

親よりも親密な関係って・・・
親子って、親しいとも違う関係なのでしょうね。
兄弟ように近しい、と親子のように近しいって、
どっちがより近しいのかな(笑)。
返信する

コメントを投稿

社会」カテゴリの最新記事