ブレーキは左足

牛丼の吉野屋が、一日だけの牛丼再開をしたそうだ。
私は、恥ずかしながら（というべきかどうかはわからないが）、吉野屋の牛丼を食べたことはない。
見るからに、甘ったるい味付けのようだし、脂身が多そうなので、食指が動かない。

さて、今日この牛丼を食べるために出かけた人が、クルマをバックさせていて店に飛び込む、という事故をおこした。どうも、アクセルとブレーキを踏み間違えたことによる事故のよう。
このニュースを聞いて、夫が
「そやから、ブレーキは左足で踏まんとあかんねん、て。」とかねてよりの持論をぶちまける。
夫は、マニュアル車しかない時代に免許をとり、そのクセが抜けきらず、オートマ車になった今でも相変わらず左足でブレーキを踏んでいる。
彼いわく、右はアクセル、左はブレーキ、としておけば咄嗟の時にも、間違わずに踏める、というのだ。
かく言う彼は、自動車教習所には通わずに、飛び込みで試験受けたというツワモノ。
当然のことながら、３０を過ぎて教習所で免許をとった私は、右足でアクセル、ブレーキを踏んでいる。
一応、オートマ限定免許ではなく、普通運転免許証なのだが、もうすっかりマニュアル車のやりかたは忘れている。いまさら、左足でブレーキを踏むなんてことは出来そうにもない。
「あ、ブレーキ！」と思った瞬間に、左か右かを迷って事故を起こしそうだ。

それにしても、焦って踏み間違う、というのはどうも高齢者に多いようだ。
私も、ほんの少しだが、高齢者の端っこの方に名前を連ね始めている。
咄嗟の判断で、とんでもないことをしでかさないように、しっかり脳を鍛えなくっちゃ！