ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

オルゴールの思い出

2008-10-05 | 砂時計
拉致被害者横田めぐみさんのお誕生日だ。
依然、何の進展もないまま、年月だけがむなしく流れゆく。

今日のニュースで、めぐみさんのお母さんが掲げていたオルゴールを見て、あ!っとなる。
めぐみさんの持ち物を整理していて、出てきたそうだ。
水森亜土さんのイラストの描かれたプラスチックのオルゴール。
私も、よく似たオルゴールを持っていた。
あれは確か、小学校2年生か3年生の頃のこと。
お誕生日パーティーのプレゼントに、仲の良かったまきちゃんが贈ってくれたものだった。
ブルーのハート型のオルゴール。
ぶら下げられるようにリボンがついていて、大きなハートの下に小さなハートが付いていて、それを下に引っ張ると「乙女の祈り」が流れ出た。
イラストは水森亜土さんのイラストではなかったとは思うが、何か可愛らしい絵が描かれていたように思う。
嬉しくて、嬉しくて、何度も小さなハートが付いた紐を引っ張っては「乙女の祈り」を聞いていた。
バイエルしか弾けないのに、「乙女の祈り」のピアノピースを買ってもらって、小さな指を広げて一生懸命弾こうとしていた。
そんな子どもの頃の思い出が一気に蘇る。

めぐみさんのご両親も、あれやこれや娘の思い出をオルゴールの音色に重ねておられることだろう。
政府の高官達は自分の地位や権力を保持することばかりに躍起になっていないで、いい加減にこの問題に早い決着をつけてあげてほしい。
自分の家族が被害者のなかにいたなら、悠長なことは言ってられないはず。
どうか被害者のご家族達の立場になってあげてほしい。
それが国民の代表となったものができることの仕事のひとつなのだから。

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2 コメント

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歯がゆいですね (CITROEN)
2008-10-06 21:32:36
いつまでたっても解決の糸口すら見えてこない、この問題。
本当に歯がゆいです。
何度も言うようですが、これは「誘拐」というれっきとした犯罪なのに、平然とのらりくらりと自分の手駒にして我が儘言い放題の某国にもあきれるばかりですし、強い態度に出られない自国の高官たちにも腹が立ちますね。
国会議員は二世、三世議員が目立ち始めていますが、自分が跡を継がせたい、その息子や娘が自由のない国で自由のない生活をさせられている、と思えばじっとしていられないのでは?と思います。
マスコミの矢面にたっておられるご家族のほかにも、驚くほど多くの方々がこの事件に巻き込まれているというのに・・
切に早期解決を願うばかりですね。
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Unknown (EKO)
2008-10-06 15:30:25
本当にあの御家族が素敵なだけに、
進展しないのがお気の毒です。
でも、そんな中でもあの中山恭子氏だけは、本当に凄い人だと思います。
そんな凄い人に見えない、仏様のような雰囲気なのが更に際立っています。
被害者家族からの信頼も厚いようですよね。
「えっ、この人が御主人か」と最近思わされましたが。
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