ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

奇人変人普通の人

2012-07-12 | 砂時計
息をするのも苦しくなるような、濃厚な空気中の水分である。
日差しはそれなりにきつく、湿気と日差しの強さで朝からうんざり。

そんな中、前を走る一台の自転車に目がとまる。
セミロングの髪の毛。
その髪は、ブラウスの下から出したメッシュのフードに押さえ込まれている。
それもアトランダムな様子で。
変わった洋服よねぇ、と思いながらフードの上に重ねた洋服をよく見ると、タグとサイズタグがむき出しになっている。
これって裏返しに着てる?
といぶかりながら、さらに視線は下へ・・
スカートともキュロットともつかぬボトムの上からはベルト。
ボトムのサイドにあるはずのポケットは、後ろに回っている。
ボトムの中から下へ伸びる足は、この蒸し暑さにもめげず黒いタイツで包まれている。
さらに、さらに下に目をやると靴はサンダル・・
不思議だ・・
そもそも、この人は男性なのか女性なのか?
さすがにこの私でも、追い抜きざまに見るのが関の山。
0,1秒の時間のなかで認めたその顔は女性。
首にはタオルを巻いていた。

よーわからん・・・
変わってるよね、この人・・
と、思いつつビルに写る自分の姿もある意味異様。
袖無しのブラウスを着ていながら、ベージュの日よけロング手袋をはめ、頭にはフルフェイスのおばコップバイザー。
首周りは日焼けを避けるためのストール。
奇人、変人、そして普通の人のボーダーラインは、簡単には引けなくなっている。

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