ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

Adieu Citroen ZX

2007-06-13 | 私のミシュラン
クルマを買い換えることになってからというもの、夫の盛り上がり様といったら子どものクリスマス前のはしゃぐ様にも似ているほどだった。
あれやこれやクルマ屋さんと打ち合わせをしては、あーでもない、こーでもないと言っていた。
新しい(といっても中古なんだけど)クルマに対する期待度はマックス。
その一方で、このZXに対する哀惜の情も同じくらい彼を覆っていた。
ぎりぎりまで宝くじを買い、もし、当たればこのZXは手放すことなく、クーラーを直し、傷んだところを新しくして、もうこれ以上は無理!というところまで乗り続けたかったようだ。
だが、そうそう宝くじなんてものは当たるものでもなく、泣く泣くこの日を迎えた。
ZXの思い出となるものは、フロント部分のへへマークに始まり、後ろのネームも、ハンドルのへへマークもすべて剥いでしまった。
いくら廃車が決まっているとはいえ、クルマ屋さんもびっくりしたことだろう。

今日の日を納車に選んだのは、今日が夫の誕生日だから。
自分へのプレゼントというわけではないが、今まで私たち家族を事故に遭わせることもなく、快適なドライブを提供してくれたZXとの最後の日は、メモリアルデイにしたかったのかもしれない。
左後ろをこすったり、サイドからクルマを当てられたり、タイヤで路石をこすったり、といたぶったのは私ばかり。
一度、私がガソリンを入れるのをけちって、ガス欠というめちゃくちゃ恥ずかしい思いをさせられる、という仕打ちは受けたものの、よく下手っぴな運転にもつきあってくれた。
そんなZXへの敬意をこめて、彼との別れ話は「私のミシュラン」に入れておこう。

それにしても「神戸」ナンバーともこれでお別れかと思うと、私はそれが一番寂しかったりする。

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4 コメント

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おお! (CITROEN)
2007-06-16 20:31:49
kayさん、ようこそ!!
どきどきなんてしないでください。
そんな緊張していただくような場所じゃないですから。

で、「車達」って!!
何台連れていらっしゃるのでしょうか?
ま、そちらだと複数持っているのも普通なのかもしれませんね。
この街でも、多い家だとおじいちゃん、お父さん、お母さん、息子さん、娘さん、と各人一台ずつ持っていたりしますからね~。それだけ不便ってことなのかもしれませんが。

私はよくわからないのですが、夫はちょっとのばたつきもお尻に感じたりするみたいです。
自分の手足と同じ感覚になるほど馴染んでいたみたいで、見送るときは父親の棺桶を見送るのに似た気持ちだったそうです
きっとZXも、そんな夫の気持ち、わかっていたんじゃないかな。
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Unknown (kay)
2007-06-16 06:46:47
CITROENさん、どきどきしながらも お邪魔しちゃいます♪

ご主人様の気持ち、 とっても よく分かります。
我が家でも 車達には名前をつけ 人間のように話しかけたり
なでなでしたりしています。  愛着が沸くんですよね。

向こうも 私たちの気持ちが分かっていると思うんですよ...妄想?でしょうか。
ZXさんも CITORENさん家族に出会えて 大切にしてもらって
とっても 感謝していると思います。

メモリアルデーに。と言うところが なんだか ほほ笑ましいです。
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ドライビングテクニック (CITROEN)
2007-06-13 23:24:35
を磨いて、Rokuさんに会いに行きます!
Rokuさんも、そうおっしゃらず是非こちらへわんこさんと遊びに来てくださいな。
神戸の友人夫婦は、意外に近いね!ってびっくりしていました。
なんせ、道が空いているから・・(笑)

しっかり練習を積んでおきますね!
といっても、きっと狭い道は無理だと思うんですけど
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Unknown (Roku)
2007-06-13 21:26:10
しんべえさん、お誕生日おめでとうございます
そして・・・ZXさん、お疲れ様でした。

新しい相棒で楽しいドライブしてくださいね♪
神戸でお会いできる日を楽しみにしています

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