ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

プロフェッショナル

2006-03-14 | 砂時計
出勤前、クローゼットをあちこち開けてうろうろする私に夫が
「あんなに布こうて、ミシンかけてるのに、着る服がないのか?」
ときつい一言が飛んできた。
そうなのだ。
普段着にはなっても、外出着として通用するものはほとんどない。

ここのところ、見たいテレビが少ないな、と思っていたところちょっと楽しみな番組がでてきた。
NHKのプロジェクトXの後番組の「プロフェッショナル 仕事の流儀」である。
予告を見たときに、プロジェクトXの焼き直しなのかなぁ、と期待はしていなかったがいざ、見てみるとこれがなかなか面白い。
何度か見ていて、心に残っている言葉がある。
パティシェ杉野英実さんの言葉
「あたりまえを続けることがとても難しい。
だが、そのあたりまえを続けることで“特別なこと”になる。」

それは、別にプロの世界だけではなくて、あまた大勢いる普通の私みたいな中年のオバサンであっても言えることなのだと思う。
主婦として「あたりまえ」とされることを毎日、毎日続けていくのは本当に大変なことで、だけどそんなあたりまえなことを積み重ねると、栗原はるみさんみたいな「特別な」主婦にもなれたりするわけで。

今日の放送は、ドラゴン桜のモデルになった伝説の英語講師。
「きっかけをつかめば、必ず伸びる。」

ソーイングも、あたりまえのことをきちんとこなさないから満足のいくものにならない。
あたりまえのことをひとつ、ひとつ積み重ねていけばきっといつも着て行きたくなるようなものができるかもしれない。
コツみたいなものをひとつ知るだけで、それまでミシンが「うぃーん」とうなって進まなかったところがタタタタ…と進むようにスムーズにこなせる。
きっかけをつかめば、さらに深く好きになっていく。
もう、どれを着ようか、と悩むことはなくなるかもしれない。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アプリコット)
2006-03-15 23:23:48
ご主人のお言葉、応えますね~!

ネットで拝見している素晴らしい作品を作る方々も、やはり丁寧に丁寧に進められる方が多い気がして、妙に納得しています。

やっつけ仕事ではダメってことですね。

でもCITROENさんの作られる洋服は外出着になんの遜色もありませんよね?

外出着というより、正装ということでしょうか?
返信する
ううっ・・・ (CITROEN)
2006-03-15 23:47:26
アプリコットさん、うれしいお言葉をありがとうございます。。

あんなひどいものでも、そう言っていただけるのは画素数の低いデジカメのおかげでしょうか?(苦笑)

本当に、皆さん凄腕ですよね!

元プロの方もいれば、家庭科はだめだったけど、っていう方もいらしてびっくり!です。

器用、不器用ってことも左右するのかもしれませんが、不器用な私でも、きっと丁寧にワンステップワンステップをあがっていけば、既製品に近づけるのかなぁ、とかすかな希望を抱いています。

正装、、それは夢のまた夢ですね。

がんばります!
返信する

コメントを投稿