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戸田智弘のブログ

ライター&個人投資家&主夫

「1ヶ月に10冊以上の本を読む人は2%たらず」

2010年10月24日 | 書くこと
読売新聞の全国世論調査(調査日:2010年9月25,26日、全国の有権者:3000人、有効回収数:1815人・・・)によれば、「一ヶ月に一冊も本を読まなかった人は、半数を超えた」という。

「一ヶ月にどれぐらいの本(週刊誌や雑誌を除く)を読みましたか?」と聞いたところ

1冊         17%
2冊         14%
3冊          8%
4冊          3%
5-9冊         4%
10冊以上       2%
読まなかった    52%

という結果になった。

一ヶ月に10冊以上の本を読む人は2%しかいないのか? 以前に読んだ本、『22歳からの国語力』(川辺秀美著、講談社現代新書)には、5%ぐらいはいると書かれていたのになあ。

21日と22日、就活中の大学生に次のような話をした。

++++++++++++++++++++++
大学生のうちに、20代のうちに「考える力」を身につけよう。

理由は二つある。一つ目の理由は、経営者は「考える力」を持っている社員が欲しいからである。経営者が求める人材は高度化している。定められた範囲の課題をまじめにコツコツとこなしていく人材だけでは不十分で、自ら課題を発見し、その課題を自ら解決していく人材、つまり「考える力」を持っている人材が求められている。
 
 二つ目の理由は、「考える力」がないと仕事は面白くない、面白くないと仕事を続けるのは苦痛以外の何者でもない。面白い仕事と面白くない仕事の違いはは、主体性をどれぐらい発揮できるかであり、それは考える力に比例する。
 
考える力をつけるための一番いい方法は文章を書いてみること。書くことは考えることであるといわれている。

書くためには、読まなければいけない。読書の習慣をつけることが大事である。目安は月に10冊。1年で120冊。10年で1200冊。上位5%に入ることができる。

>読書の方法を知っている人はすべて、自分自身を拡大し、存在できる道を増やし、
人生を有意義で、面白く、最大限に活かす力を持っている。  オルダス・ハクスレー
+++++++++++++++++++++++++

読売新聞の調査は、

月に10冊以上の本を読めば、上位2%に入ることができる。月に5冊以上の本を読めば、上位6%に入ることができる。月に4冊以上の本を読めば上位9%に入ることができる。

ということを言っている。

まあ、読む人は読む、読まない人は読まない、ってことだろうけどねえ。

「考える力」を必要とする仕事につく人と、「考える力」を必要としない人の割合がどれぐらいかということを考えてみる必要がある。大学進学率が50%なのだから、50対50という数字は妥当なところだろう。そして、「考える力」を継続的に身につけていくためには、月にどれぐらいの本を読まないといけないのか、についても考えてみる必要がある。最低でも週に1冊ぐらいは必要な気がする。


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