無事終了の記念撮影

　本当に皆さんのおかげで、無事積み替え作業が終了したことに感謝申し上げます。
　参加していただいた皆さんや子ども達にも足跡化石の様子も見ていただくことができたのでいいお土産になったかと思います。
　今後は、鳥羽竜化石発掘１０年を記念して、このイグアノドンの足跡化石なども含めて有効な活用と皆様の知恵と力を合わせて鳥羽竜記念の町おこしの計画が進むといいなあと考えています。（左の目次をクリックすると記事が順次見えます。）

完成した保存現場

　約一時間半あまりかかりましたが、土嚢の入れ替え、足跡観察、そして積みなおし作業とたくさんの作業はありましたが無事終了。
　何とかこのまま保存がほしいことと、少し足跡化石の周辺の崩れもあったので、今後の確実な保存について再度検討を進めていくことも大切なことを痛感しました。

積み替え作業もばっちりと

　現場の観察会を終えた後今度は新しい土嚢を積み込みました。
　みんなで協力してやっていただいたおかげで、土嚢積み作業は順調にいき、今まで以上に丈夫に積み替えが出来上がりました。

ナチュラルキャストの説明

　このイグアノドンの足跡化石が、凸の形のナチュラルキャストとして出来た歴史について、徳田常務理事より丁寧に説明をしていただきました。

貴重な足跡化石

　この足跡化石の特徴は、形が凹と沈み込んだ形ではなく、凸と自然な形、ナチュラルキャストとして残っていることです。しかも足跡化石の特徴である足の爪痕などもよく見られ、研究者の判定では鳥羽竜と同じ時代の白亜紀後期に生存していたイグアノドンのものではないかと同定していただきました。

子ども達もびっくり

　イグアンドンの足跡化石を見るのははじめての子ども達も多く、徳田常任理事から説明を受けて「こんな近くで恐竜の足跡化石がこんな形で残っているなんてすごいなあ」と感心していました。

姿をあらわした足跡化石

　土嚢を取り除いたら、久しぶりにイグアンドンの足跡化石が姿をあらわしました。一年ぶりなので大丈夫か心配でしたが、何とか形は現存していました。
　持ってきた水で周りを洗ったらきれいな形が見えてきました。

子ども会員は現場で化石採集学習

　夏休みの体験学習に参加した市内の小中学生の子ども会員もお手伝いに参加してくれたので、作業の合間に、現場の海岸で化石採集をしました。
　貝化石やしだの化石がたくさん発見され、作業のお手伝いのお土産になりました。

砂の入れ替え

　砂の入れ替えは人海作戦。古い土嚢からすっぽりと新しいものに入れ替えて縛りなおしをしました。
　たくさん出ていただいたおかげでどんどん作業が進みました。

土嚢の積み替え

　現場では浸食が激しく、土嚢が破れたりしていたので、古いものを取り除き、砂を入れ替えることにしました。