Weddingドレス Grey's journal☆***

50'sのシネマヒロイン、オードリーをテーマにしたウェディングドレスのお店、Grey'sの日々を綴った日記☆

風を感じて"自転車でマリアージュ"☆*。+

2008-07-16 | Weblog


 昨年7月にパリに行った時に、小さなお店でいくつかのMariageの

プティドールに出会いました。

その中の1つに花婿が自転車に乗って、その前に白いドレスを着た花嫁が

横座りして、前のバスケットにはワンコが乗っかっていて…、という

とってもナチュラルで可愛い”マリアージュ”のプティドールがありました。

 花嫁はベールも風になびかせて、教会に向かう二人なのでしょうか、

ほんとうに嬉しそうな二人と、わんこの声が聞こえてきそうです。


「実はこんな結婚式が私の理想です。」とWeddingBookのF編集長に

お話をしたところ、「やりましょう!なでし子さん。

いろいろな撮影にチャレンジしましょう!」という事になって....、汗

今回の撮影に参加することになりました。

 
 テテは、撮影を控えた前日、いつもお願いしているお店でシャンプーと

トリミングをして頂いたのですが、

皆に「明日、テっちゃん、モデルさんやるんだよね。

きれいにしなくちゃね。頑張ってね。」等々言われたのでしょうか、

帰ってきてもプレッシャーのためか、ベッドには眠らず

前日の夜から「キャリーBag」に入って、ずっとスタンばっていました。

まったく健気な奴です。
 
 
翌日、6月の梅雨時の撮影とは思えぬ程、その日は晴れて、さすが編集長が

「雨の事はまったく考えてないです!」と言い切るだけの事はあるなと思う程の

晴天に恵まれました。何事も気合いですよね。

 
テテは、新作”ムーンスプライト”のマリエの撮影の時にモデルを

つとめたのですが、「プロのワンコモデルでもこうはいかない!」と

カメラマンのYOKOさんに言わしめた程の笑顔で、

自転車のバスケットに6月の花のブーケと一緒に入ってくれました。

“ムーンスプライト”のマリエは、

撮影はミニ丈のフランス製コットンチュールのドレスで行ったのですが、

実はこのミニドレスの下に2段のギャザースカートトレーンを組み合わせて、

エンパイヤスタイルのロングドレスとしても着ることができる、

2WAYタイプのドレスです。

 詳しくは、次回発売のウェディングBookを是非ご覧になって下さい。

“ムーンスプライト”のドレスを含めて、全部で4点のドレスを発表しています。

テテの笑顔を添えて…☆*


                       Grey’s☆なでしこ




    ☆ Wedding Book NO,39


   ‘08  7月22日発売


    “グレイズが心を込めて紡ぐ、ノスタルジックファンタジー“



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Back street stories☆

2008-07-03 | Weblog
 


「こんにちは。少しだけいいですか?」

そんな風に入って来られた方は、日本人よりも日本語が流暢な外国の女性でした。

ひととおりShopの中を見られて、

「すべてハンドメイドなんですか?」とたずねられたので、

「そうです。オーダーでお創りしています。一部アンティークのドレスもありますが、

アンティークドレスは、フランスの約100年位前のものです。」と

説明すると、とても興味深くひとつひとつのドレスを見られて、

「ビューティフル!素晴らしい!」ととっても気に入って頂きました。

 外国の方は、本当に率直に誉めて下さる方が多いので、

嬉しいなと思っていると、

「実は私は、The Japan Timesの記者です。私のコラムを持っていまして、

この根津美術館沿いの道を取材しています。

今、この道がとっても面白いと思っています。

例えば、隣のアダムとイヴ(隣の家の裸像の事です。)は何故一緒にいないのか?

ここは素敵なWeddingドレスShopで、

この店から上の方は、可愛いプリザーブのお花屋さんがあったり、

素敵なインテリアのお店があったりするけど、

ここから下の方に行くと居酒屋さんがあったり、不思議な飲み屋さんがあったり、

とても興味深いのです。

いわゆる、Back street storiesです。」

「少し裏通りにあるお店という事ですね。」と話をすると、

「そうです、そうです。何か面白い話があったら、聞かせて下さい。」

とおっしゃったので、

 「大家さんに伺った話によると、昔ここの家からは、原宿から品川まで汽車が

通っているのが見えた。とおっしゃっていました。

品川の港からは出航する船の汽笛の音が聞こえてきた。」と

「そういう話が実は聞きたかったのよね。」

と記者の方はとても喜んで

「もしかしたら、6月20日発売のジャパンタイムズに、こちらのお店のことを

書かせて頂くかもしれません。」と

おっしゃられたので、

「できましたら、掲載されることになったら、ぜひ掲載紙を頂ければ...。」と

お願いはしてあったのですが、大体、外国の方の取材の場合は、

掲載分を送って頂けない事が多かったので、

あまり期待はしていなかったのですが、

先日、その方が「掲載紙」をもって再び、お店に立ち寄って下さいました。

その際に「ここの道は昔、馬車道だったらしいの。

この辺には『こうがい』を創っている職人さんが住んでいたらしい。

あと、この辺りの奥の方には、忍者が沢山いたらしい。

伊賀とか甲賀とかのね。調べたのよ!」と少し興奮気味にお話して下さいました。


 昔、むかしのお話なので、真偽の程はわかりませんが、

昔、この辺に住んでおられた方がやはり、同じ「もの創り」をされていたと聞いて、

少し親しみを感じたり、この辺りは、たしかに細い道が複雑に入り組んでいて、

忍者がいてもおかしくないような気配が残っている様な気がします。

そういえば、グレイズから西麻布の方に抜ける細い道は、

今も江戸時代からそのままの道だと、誰かに聞いた事があります。



 グレイズにいらっしゃった折りには、そんな、

いにしえの物語も思い出して頂きながら、散策されるのも面白いかもしれません。

 それにしても、日本人よりも日本の事を勉強している、

外国の女性に感心致しました。

そして、律儀に掲載紙を持ってきて下さった事にも感謝です。

「律儀」一 日本人がともすれば忘れそうになっている、

そんな言葉も、こんなBack street storiesと共にお届けいたします。

 The Japan Times は英文ですが、宜しければ、どうぞご覧になって下さい。

☆The Japan Times "Back street stories" KIT NAGAMURA 掲載紙リンク☆*




                        Grey's☆大岡信子・なでし子


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